ニュース
「カオス ヒーローズ オンライン」ネットカフェ交流会イベントレポート
新ヒーローを2体発表。遠藤プロデューサーも参戦し、交流を深める
(2013/4/30 00:00)
セガは、Windows用対戦型戦略ゲーム(AOS)「カオス ヒーローズ オンライン」のネットカフェ交流イベント「生ぐだ出張版 ネットカフェ交流会」を開催した。
このイベントは正式サービス開始後初のオフラインイベントで、当日集まったユーザーで即興チームによる対戦イベントや、新ヒーローの情報発表が行なわれた。
交流会では会場に集まった約25人のユーザーで5つのチームが作られ、対戦を行なっていった。組み合わせは当日抽選で選ばれ、チームメンバーはほぼ初対面という状況。この対戦の模様はニコニコ生放送にて配信されており、実況はプロデューサー遠藤峻亮氏が、解説はゲーム実況者のOpaya氏が務めた。
グロテスクなヒーロー「コープス」とキュートな女性ヒーロー「ティアラ」との実装を発表
遠藤氏からは重大発表として、新ヒーロー2体の発表が行なわれた。
1体目は「不死軍勢」の「コープス」。パックリとした巨大な口から伸びる長い舌と、異常なまでに膨れたお腹を持ったヒーローで、グロテスクなヒーローが揃っている「不死軍勢」の中でもずば抜けて不気味な見た目だ。スクリーンショットから、右手に持った鎌を振り回したり、敵ヒーローを丸呑みするスキルが確認できた。
遠藤氏によると「癖の強いヒーローですが、慣れたプレーヤーが操作するとかなり強いヒーローだと思います」と話していた。またボイスも非常に特徴的ということなので、そちらもぜひ楽しみにして欲しいという。
2体目は「神聖連合」の「ティリア」。シルクハットを被った可愛らしい女性ヒーローで、右手には羽のついた銃を持っている。このヒーローの実装が紹介された時、会場からはその可愛さからか大きな歓声が上がっていた。遠藤氏は「すごくキュートなキャラクターで、ボイスもかなり可愛いので実装を楽しみにしていてください」と話した。
この2体の価格はゲーム内マネーで15000ゴールド位を予定しているという。気になる実装時期はゴールデンウィーク後の5月上旬とのことだ。
両チームとも高い連携力を見せた交流試合決勝戦
交流戦は参加者を5つのチームに分けてトーナメント形式で行なわれた。
決勝戦に進出した2チームは両チームとも実力者揃いだった。「神聖連合」を使っていたチームは攻城能力の高さを生かして序盤からタワーを破壊していく展開を見せると、スタンでヒーローを動けなくしたところを別のヒーローが攻撃力の高いスキルを使うという連携精度も高さを見せ、キルを重ねていった。
そのまま「不死軍勢」にプレッシャーを与えて動きを牽制している間に、「神聖連合」は中立モンスターを順調に倒し、経験値を稼ぎ装備を充実させていった。装備やステータス面で差を付けられてしまった「不死軍勢」も複数人で行動し逆転を狙っていくが、連携と立ち回りで「神聖連合」に押し返されてしまう。
「神聖連合」はそのままの勢いで「不死軍勢」の本陣まで攻め込んでいき、そのまま本陣が陥落。交流戦の優勝は「神聖連合」を使っていたチームが勝利した。
試合の流れを見ていると、正式サービス開始から2週間が経過し、セオリーや戦略が構築されてきているように感じた。3月に行なわれた先行体験会を観戦した時は、対戦でも制限時間一杯まで両チームとも殆ど倒されないという決定打に欠ける展開が見られたが、今回観戦した際はスキルのタイミングやプレーヤー同士の連携で、スピーディな試合展開が見られた。
またマップ中央の「ジャングル」というエリアを積極的に使ってレベリングしていたり、アイテムの購入順序を確立していたりとセオリーや戦術面でもノウハウが蓄積されているように感じた。
会場には初心者のプレーヤーも訪れていたが、上級プレーヤーが戦い方のレクチャーを行なっているシーンも見られたので、この様な上級プレーヤーが増えていくと、日本のプレーヤーの実力も上がっていきそうだ。
遠藤氏はイベントの最後に今日を振り返って「昨日までは参加者が集まってくれるか不安でしたが、今日蓋を開けてみて多くのユーザーが来場してくれてホッとしました」と話していた。また会場のユーザー同士の盛り上がりを見て「来場した初対面のユーザー同士が一緒に作戦を練っていたり、友達になっているのを見て改めてオンラインゲーム、AOSというジャンルは良いなと思いました」と述べ、次のイベントについても「東京を含め全国でこういったオフラインイベントをやりたいですね」と話していた。