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「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン×プレコミュ プレミアム体験会」が開催
覚者の命運を握る人物などゲームの新情報を公開。Raychellさんがテーマソングを熱唱!
(2013/2/10 20:17)
プレコミュは2月10日、東京のSSJ品川で、カプコンが4月25日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用オープンワールドアクション「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」(ダークアリズン)の体験会「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン×プレコミュ プレミアム体験会」を開催した。
この体験会には、開発陣より小林裕幸エグゼクティブプロデューサー、松川美苗プロデューサー、木下研人ディレクターが参加。ゲストとして、タイアップアーティストのRaychellさんが登場した。
体験会では、まず「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」をプレイし、そのあと開発陣によるプレゼンテーションが行なわれた。
先の展開に手応えを感じた体験プレイ
体験プレイでは、ストライダーを使って黒呪島での冒険を約1時間ほど体験することができた。その範囲内では、キャラクターの操作感覚に大きな変化は感じなかった。「ドラゴンズドグマ」を経験したことのある人なら最初からすんなりプレイできるだろう。
今回はプレイ時間が限られていたため、魔物や障害物に邪魔され倒れていくポーンを置き去りにしながら、より深い場所を目指して進んでみたが、操作したキャラクターのレベルが75だったためか、序盤に戦った魔物は、弱点となるギフト系の魔法が付加された状態だと容易に倒せる強さだった。ところが、先に進めば進むほど魔物たちの攻撃は苛烈さを極め、雑魚の攻撃を2、3回受けただけで(気づかないうちに)瀕死の状態になるほど気の抜けない戦いとなった。
「初めてプレイする人たちはどうなるんだ?」と思いながらプレイしていたが、続けて行なわれたプレゼンテーションで木下氏が、「『ドラゴンズドグマ』のユーザーさんにも楽しんでいただくために、手応えのある難易度になっていますが、新たに始める人たちも遊べるような調整をしています」と説明したことで、その不安は解消された。
今回の体験会では「ダークアリズン」のほんの一部を体験しただけだが、先の展開に期待がもてる内容だったと思う。途中で中断している「ドラゴンズドグマ」だが、これから「ダークアリズン」の発売に向けて、さらにやり込んでおこうと思う。
覚者の命運を握る人物など新情報も紹介されたプレゼンテーション
プレゼンテーションでは、木下氏が実機をプレイしながら黒呪島の様子を紹介していった。それによると、冒険の舞台となる黒呪島は、広大な地下世界を深く深く潜りながら攻略していくことになるため、途中に点々と壊れたリムストーンが設置されている。壊れたリムストーンは、冒険中に獲得したリムを捧げることで復活させることができるため、これを足がかりにより奥を目指して攻略していく流れになるという。どの壊れたリムストーンを復活させるかも、攻略のポイントになりそうだ。
また、新キャラクターとして「バロック」と「オルガ」の2人が紹介された。バロックは、黒呪島に挑み命を落としていく覚者の中で唯一生き残っている人物で、竜強化までされた武器・防具をさらに強化する「武具の上位アップグレード」ができる。一方オルガは、黒呪島で入手できる呪われた暗黒の品「黒呪アイテム」を「解呪」する力を持つ。「黒呪アイテム」を解呪することで、より強力な装備やスキル、アビリティが手に入るようだ。
さらに、「ドラゴンズドグマ」ではカスタムスキルは「Lv.2」が最高だったが、それが「ダークアリズン」ではLv.2を超える強化版「EXスキル」が使えるという。EXスキルでは、攻撃回数が増加したり、攻撃力が強化されるなどより強力な攻撃を繰り出すことができるようになる。そのほか、「EXスキル」の詳細については、今後改めて公開されるという。
ゲームの新情報に続き、松川氏より「ダークアリズン」のオリジナル・サウンドトラックなど、ゲーム以外の関連情報が紹介された。
「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン オリジナル・サウンドトラック」
2枚組で、ゲームの発売日前日となる4月24日に発売。「ドラゴンズドグマ」のベストセレクション、サウンドトラック未収録曲、ボーナストラックなどが収録されている。全53曲収録されており、価格は2,800円。
映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」とのコラボ装備が登場
現在公開中の映画「ベルセルク 黄金時代篇III 降臨」とのコラボ装備が登場する。収録されるのは「ドラゴンズドグマ」で好評を博した「ガッツ」と「グリフィス」の武器、防具だが、前作ですでに持っている人はそのデータを引き継ぐことができるという。
Bizarreとのコラボアクセサリーを発売
映画「ベルセルク」に続き、これも前作から続くコラボレーション。「レッドドラゴンリング」や「ハイドラペンダント」など、「ドラゴンズドグマ」に登場する魔物をモチーフにしたシルバーアクセサリーとなっている。
最後に、「ダークアリズン」のテーマソング「Coils of Light」を担当するRaychellさんが登場した。Raychellさんは、以前から「ドラゴンズドグマ」のことを知っていたようで、テーマソングを担当することが決まった時、とても嬉しかったという。レコーディングでは、休憩なしで3、4時間くらい歌い続けていたようだ。
また、この体験会が始まる前には実際にゲームを体験したようで、その感想として「『デス』が怖かったです」と述べた。そんなRaychellさんのポーンが、「ダークアリズン」で配信されることが決定した。
そして最後に、木下氏、松川氏、小林氏の3名より以下のようなコメントが寄せられた。
木下氏
「ユーザーの皆さんが応援してくれたおかげで、『ダークアリズン』を作ることができました。この作品で、『ドラゴンズドグマ』の世界をもっと広げていきたいと思います」
松川氏
「オリジナル作品として発売した『ドラゴンズドグマ』ですが、こうしてオリジナル作品が続いていくことができるのは、ユーザーの皆様のおかげです。今後も『ダークアリズン』の情報を出していきますので、どうぞよろしくお願いいたします」
小林氏
「『ドラゴンズドグマ』という作品を発表してから約2年になりますが、その2作目がまもなく発売を迎えようとしています。最近、日本のゲームは元気がないと言われていますが、カプコンのオリジナル作品として『ダークアリズン』を世界に向けて発信していきます」
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