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「マビノギ英雄伝」、新キャラクター「ベラ」先行体験レポート

スピーディーで華麗な女剣士の“剣の舞”に注目!

12月18日実装予定

 ネクソンは、MOアクションRPG「マビノギ英雄伝」において、12月18日に新キャラクター「ベラ」を実装する。ベラは2本の剣(デュアルソード)で素早く攻撃を繰り出す攻撃重視のキャラクターで、派手で爽快感のあるアクションで戦う。カウンターなども扱い、同じく2本の剣を使うリシタとはまたひと味違ったプレイ感触をもたらしている。

 今回は実装に先がけてベラを体験することができた。多彩な攻撃スキルに加え、回避やカウンター系の技も持っており、ベラは人気を得そうだと感じた。スクリーンショットと共に、紹介していきたい。

デュアルソードを振るい、敵を切り刻む女剣士「ベラ」登場

ベラは目や髪型の組み合わせでセクシーな雰囲気が出せる
素早く剣を振るい敵を切り刻む。爽快感のあるキャラクターだ

 ベラは「マビノギ英雄伝」においてフィオナ、イヴィに続く、3人目の女性プレーヤーキャラクターだ。ベラは、落ち着いた雰囲気のフィオナ、かわいらしく幼い感じのイヴィとは異なる、セクシーな雰囲気を持ったキャラクターとなっている。

 衣装は露出度が高めで、アーマーを着ていても腕や太ももなど体の一部が出ており、ボディラインがわかりやすい。高速で動き回り、2本の剣で敵を切り裂くというベラの戦いに合った、“動きやすさ”を追求している服装だと感じた。“インナー”を工夫することで、露出度をさらに高くも、抑え気味にもできるところも面白い。

 目鼻立ちはきつめで、アイラインを調節すると妖艶な雰囲気も出せる。逆に幼さを感じさせる方向で作ることも可能だ。髪型と目の色で大きくイメージを変えることができる。体型や身長も変えられるので、同じベラというキャラクターでも、かなり幅のあるキャラクターメイキングができると感じた。

 「マビノギ英雄伝」は、手軽な操作で多彩な技が繰り出せるところがセールスポイントの1つだ。数回攻撃ボタンを押し、スマッシュボタンに繋げるだけで派手な技を繰り出せる。剣の軌跡が画面いっぱいに広がり、周りの敵が血しぶきを上げながら倒れていく……といったように、ベラの2刀流での剣のさばきはとても魅力的で、迫力と爽快感をたっぷり感じることのできる戦い方ができる。

 そんな華麗で派手な攻撃ができる一方で、防御力は低めに設定されており、テクニカルな攻撃を求められるキャラクターでもあるという。回避スキル、カウンタースキルを持っていて、敵から飛び退くと同時に攻撃を食らわせる「スリップアウェイ」は、移動してない状態から回避ボタン2回で発動し、“かまいたち”のような斬撃のエフェクトが出しながら後ろに飛び退く。決まるとかなりカッコイイ技だ。

 また、ベラらしい技としては「ソードブライト」というスキルがある。敵を連続攻撃すると発動し、剣の周りに竜巻が起きているようなエフェクトが出る。この状態でさらに敵を攻撃すると威力が増す。ソードブライトは敵から攻撃を受けると解除されてしまうので、いかに敵から反撃されずに、こちらの攻撃を当てるかがテーマになる。このスキルも“攻撃重視”のベラを象徴するスキルと言えるだろう。

セクシーな服が多いキャラクターだが、組み合わせで全く違った感じとなる。
高速で剣を振るい敵を切り刻む。剣の周りには気流のようなエフェクトが生まれる
スキル画面と、敵から飛び退きながら斬撃を浴びせる「スリップアウェイ」

「タイフーンスラッシュ」、「テンペスト」、剣の軌跡が美しい、様々なベラの大技

足を止め、剣を振り回す乱舞技「テンペスト」
タイミングが難しいが決まると爽快なカウンター技「クロスストライク」

 さらにもっと詳しくベラのスキルを紹介していきたい。“大技”といえるのが「タイフーンスラッシュ」だ。周りに大きく広がる斬撃を繰り出す技で、ショートカットを使うことで発動させられるほか、通常攻撃1回、スマッシュ2回でも発動できる。周囲の敵を巻き込んで攻撃できるので、多くの敵がいるところで狙っていきたい技だ。

 「メナシングゲイル」は通常攻撃4回の後、スマッシュ攻撃2回で繰り出せる追加攻撃。ここからさらに「デッドリーゲイル」に技を繋げることができる。これらの技は単純に連打しているだけでも偶発的に出ることも多い。スキルを使うためには「SP」が必要となるが、ベラの場合はSPをこまめに回復させながらガンガンスキルを使って戦うのが良いと感じた。

 最も派手な技と言えるのが、「テンペスト」。敵に接近し斬撃の嵐を喰らわせる強力な技で、ボスのような体力が大きな敵に特に有効だ。乱舞攻撃はとても派手で見応えがある。ここぞと言うときに使う技だが、SP消費が大きいため使うときには注意したい。レベル52で習得できる、“奥義”とも言える技である。

 そして、ベラの戦い方を最も色濃く打ち出していると言えるのが、「クロスストライク」というスキルだ。敵の攻撃時に、回避ボタンを押しっぱなしで待ちかまえ、攻撃の瞬間こちらも攻撃ボタンを押すことでカウンター攻撃を当てる事ができる。敵の攻撃を瞬時にかわし、すれ違いざま斬撃を加えるベラの姿はとてもカッコイイ。さらに「クロスダブルストライク」という追加攻撃も用意されている。

 ただこのカウンターは、特に大型ボスに1対1で挑む場合には若干敵の行動が読みにくいため、イマイチ使いにくいと感じた。少しベラの話からずれてしまうが、「マビノギ英雄伝」の場合、大型ボスは敵の攻撃が来るのか来ないのかがわかりにくいところがある。途中まで同じモーションで技を出さなかったりする。

 難易度が下がってしまうかもしれないが、この駆け引きに関しては、攻撃時の準備モーションをしっかりと際立たせるなどして、もっとわかりやすくした方が楽しいのではないかと思う。せっかくカウンターを使えるというキャラクターの特性があるのに、結局読み合いよりも力押しになってしまっている部分があるように感じる。一方、ザコモンスターの場合はモーションもシンプルなため、カウンターに慣れてくると積極的に使えると感じた。

 ベラはとても魅力的なキャラクターだ。“風”を意のままに操っているかのような、剣が巻き起こす衝撃波で、敵をズバズバと切り刻む感触が楽しい。初心者でもボタン連打でかっこよく戦える。戦っていて楽しく、一方でいかに攻撃を食らわず華麗に戦うことでどこまで敵に大ダメージを与えられるか、テクニカルにこだわれる部分も持っている。キャラクターの“幅”が増えるところも楽しい。注目して欲しいキャラクターだ。

コンボから繋げて出すことができる「タイフーンスラッシュ」。周りの敵を吸い寄せ切り刻める
スキルは習得していくことでバリエーションが広がり、より多彩な攻撃ができるようになる。ベラのスキルは剣の軌跡が派手で美しい
大技「テンペスト」。2本の剣で敵ボスに何度も斬りつける
敵の攻撃を待ち受け、カウンターを喰らわせる「クロスストライク」。攻撃前の溜め時間も短く、敵の攻撃を見切らなければ成功しない
もちろんベラもダークナイトとパラディンに変身することができる

(勝田哲也)