「スクウェア・エニックス オープンカンファレンス2012」のスケジュールが確定

9月12日より受付開始、吉田直樹氏が「FFXIV」について語るプログラムを追加


11月23日、24日開催予定

参加費:無料



 株式会社スクウェア・エニックスは、ゲーム開発者向けカンファレンス「スクウェア・エニックス オープンカンファレンス2012」を11月23日と24日の両日にかけて実施する。参加費は無料だが、事前に公式サイトで申し込む必要がある。申し込み開始は9月12日12時を予定している。

昨年のオープンカンファレンスの模様。今回の会場等の詳細は近日発表予定

 「スクウェア・エニックス オープンカンファレンス2012」は、同社の技術情報の共有と人材募集を目的に行なわれるオープンカンファレンス。昨年に続いて2回目となるが、今回はE3 2012で正式発表された「Agni's Philosophy - FINAL FANTASY REALTIME TECH DEMO」の技術解説をメインに、プロジェクトマネジメントや同社の次世代ゲームエンジン「Luminous Studio」の次世代ゲームAIアーキテクチャなどが語られる。

 とりわけ今年注目されるのは、本イベントを主導しているスクウェア・エニックスCTO橋本善久氏がテクニカルディレクターを務める「ファイナルファンタジーXIV」に関するプログラムが追加されたことだ。8月31日と9月1日の両日に実施された「ファイナルファンタジー25周年記念イベント」の「FFXIV」のイベントでも橋本氏が登壇し、自らが率いるテクノロジー推進部のバックアップにより、「FFXIV」のグラフィックスがいかに美しく、いかに軽くなったかが力説された。

 今回は、「FFXIV」に関して2つのプログラムが予定されている。ひとつは「FFXIV」プロデューサー/ディレクター吉田直樹氏による「新生FINAL FANTASY XIV:ゲームを作り直すということ」。もうひとつは「FFXIV」で、吉田氏や橋本氏が「これは凄い」と太鼓判を押す「サーバーサイド経路探索システム」の解説の2つ。同業者を相手に、どのようなプロフェッショナルな話が飛び出すのか注目されるところだ。

 「スクウェア・エニックス オープンカンファレンス2012」の申し込み開始は9月12日12時を予定。前回は、“ほぼ瞬殺”状態で、今回も同様の結果になることが予想される。参加希望者は忘れずに応募したいところだ。


【プログラム】

■11月23日

午前の部
・「Agni's Philosophy」リアルタイムデモ実演解説(30分)
・「Agni's Philosophy」コンセプトワークについて(1時間)

午後の部
・「Agni's Philosophy」プリレンダーCGアセット制作解説(2時間)
・「Agni's Philosophy」リアルタイムワークフロー実演解説(2時間半)
・「Agni's Philosophy」ランタイム&パイプラインの構築と最適化(30分)

■11月24日

午前の部
・「Agni's Philosophy」リアルタイムグラフィックス技術解説(2時間)

午後の部
・「FFXIV」新生FINAL FANTASY XIV:ゲームを作り直すということ(1時間)
・「マネジメント」ゲーム開発プロジェクトマネジメント講座2012(1時間半)
・「FFXIV」サーバーサイド経路探索システム(1時間)
・「Luminous Studio」次世代ゲームAIアーキテクチャ2012(1時間半)

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(2012年 9月 10日)

[Reported by 中村聖司]