タミヤ、RCカー「NISSAN シルビア(S13)」を8月11日発売
往年のベストヒットカーを、タミヤの高い技術で再現!
株式会社タミヤは、ラジオコントロールカーの「NISSAN シルビア(S13)」を8月11日に発売する。スケールは1/10で、全長41.9cm、全幅17.0cm、全高11.6cmで価格は14,490円。なお、走行させるためには送信機やバッテリーなどがセットになった「ファインスペック2.4G 電動RCドライブセット」(14,490円)が別途必要となる。
実車同様の後輪駆動の「M-06シャーシ」。バッテリーを中心に、左右に機器を配置することで、走行時のバランスを重視している |
シルビアは、日産自動車で生産されていた2ドアの自動車で、1965年から2002年まで、7代のモデルが存在する。比較的低価格でスポーツカーの雰囲気が味わえる「スペシャリティカー」として製造されたが、近年のモデルはチューニングカーとしても人気が高いという。今回のモデルとなる「シルビア(S13)」は、1988年~1993年に販売され、シルビアの中で最も販売台数が多い。スポーツ走行に適した設計だったため、様々な改造パーツが開発され“走り”を求めるユーザーにも支持された。ちなみに、シルビアとはギリシャ神話の乙女の名前からつけられているという。
RCカーの「NISSAN シルビア(S13)」のボディは、当時のシルビアの持つ、柔らかな曲面で構成されたフォルムを、ポリカーボネートで丁寧に再現している。車体のシルエットだけでなく、ドアミラーやリヤスポイラー等の細部もきちんと再現。また、“4灯式プロジェクタータイプ”のヘッドライト部分は内部をポリカーボネートの別パーツで構成することで、特徴的なマスクも実車そのままとなっている。なお、製品は組み立て式なため、塗装をすることで、より実車に近い雰囲気に仕上げられる。
シャーシは実車同様の後輪駆動の「M-06シャーシ」を採用している。走行用バッテリーを縦置きにして、その左右にサーボ(ステアリングやモーター出力を制御する機械)、受信機などをバッテリーの左右に配置してバランスを生み出し、さらにほぼタイヤの高さ内に搭載することで低重心化も実現している。サスペンションは、上下1対のアームでタイヤを支持する、「4輪ダブルウィッシュボーン」、後輪にグリップ力に優れたタイヤを使うなど、タミヤならではの高い技術が盛り込まれているのだ。
シルビアは人気の高い車であり、スクエニの車がロボットに変形する業務用タイトル「超速変形ジャイロゼッター」にも登場する。プレイステーション 3用リアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ5 SpecII(GT5 SpecII)」や、Xbox 360用レーシングシミュレーター「Forza Motorsport 4」でも乗ることができる。ドライビングゲームファンにも注目のRCカーである。
【NISSAN シルビア(S13)】 | |
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ボディは細部まで細かく再現されているが、写真のように仕上げるには塗装が必要だ。シャーシはタミヤならではの技術の蓄積を感じさせる |
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(2012年 8月 6日)