任天堂、Wii「零 ~眞紅の蝶~」

「零 ~紅い蝶~」がWiiならではのアレンジで新生!


6月28日 発売

価格:6,800円

CEROレーティング:C(15歳以上対象)



 任天堂株式会社は、株式会社コーエーテクモゲームスと共同開発したWii「零 ~眞紅の蝶~」(眞紅の蝶)を6月28日に発売する。価格は6,800円。CEROレーティングはC(15歳以上対象)。

 本作は、一夜にして、地図から消えた村を舞台に、禁じられた祭にまつわる惨劇が描かれた「零 ~紅い蝶~」を、新しいグラフィックスとWiiならではのゲームシステムで新生。手軽な恐怖体験「お化け屋敷モード」も加わった、和風ホラーアドベンチャーとなっている。

【ストーリー】

 地図から消え、廃村と化した「皆神村(みなかみむら)」。この村には昔、双子を贄とした凄惨な儀式があった。そこに迷い込んだ双子の少女の視点から、物語は紡がれる。

 その村には、双子の贄(にえ)を探す村人たちの霊がさまよっていた。
「贄が戻ってきた……」
「なぜ逃げた……」
「儀式を続けろ……」

 足の悪い繭を導きながら、村から逃げ出そうとする澪。だが、霊感の強い繭は、双子巫女の霊に次第にとり憑かれていく。

 澪と繭の行動と符合していく双子巫女の悲劇。そして澪は、“決して見てはいけない”紅贄祭(あかにえさい)の真実へ近づいていく……。


●天倉 澪

双子の妹。活発で明るい性格。小さい頃、繭が怪我をした事件を自分の責任だと常に気にしており、いつも繭を守るように思っている。姉の手を握ると、姉の見えている“ありえない”光景が見えることがあるが、霊感の強さは繭ほどではない。


●天倉 繭

 澪の姉。おとなしく、引っ込み思案。体が弱く、姉の澪をいつも頼りにしている。小さい頃、澪と遊んでいるときに山道から滑り落ち、足を悪くしている。そのため、現在はあまり走れない。霊感は強いが耐性はなく、霊媒としていろいろな霊に飲み込まれてしまう体質。


■ 射影機

 「零」シリーズでおなじみの「射影機」と呼ばれるカメラでは、“ありえないもの”を映し出し、シャッターを切りその像を写しこむことで怨霊たちを封じ込めることが可能。怨霊に抗う唯一の手段となっている。

シリーズではおなじみの射影機。ポイントを稼いで射影機をパワーアップできる
怨霊に対抗するための唯一の手段。シャッターを切るタイミングでダメージが変化する

■ 視点の変更やWiiリモコンでの操作でさらに“怖く”

 「眞紅の蝶」では、キャラクターを肩越しに追うカメラや、Wiiリモコンを射影機や懐中電灯に見立てた操作を採用。辺りをゆっくりと見回したり、照準を合わせたりといった操作も自由に行なえるので、1つ1つの動作の中で、「零」らしい“怖さ”を実感できるよう工夫されている。

肩越しの視点により、臨場感と没入感が高められているWiiリモコンを射影機や懐中電灯に見立てることによる緊張感の演出も楽しみ

■ 新たな結末も用意

 「紅い蝶」では、双子の少女を待つ結末が、幾つか違った形で描かれていた。「眞紅の蝶」では、全く新しい複数の結末が追加されている。


■ 新モード「お化け屋敷」

病院や日本家屋など、ステージとなる場所も複数用意されている

 「眞紅の蝶」には、シンプルな操作で楽しめる「お化け屋敷モード」が追加されている。Wiiリモコンの振動を感知し、様々な角度からどれだけ怖がったかが判定される。いろいろなモードがあり、霊が出るタイミングや種類もプレイする度に変わるので、繰り返し楽しめるようになっている。また、Wiiリモコンが2つあれば、2P側が驚かし役に回ることも可能だ。


(C)2012 Nintendo / コーエーテクモゲームス
Amazonで購入

(2012年 5月 18日)

[Reported by 佐伯憲司]