ロックスター、PS3/Xbox 360「マックス・ペイン3」最新情報を公開
シリーズを振り返る。モバイル版「マックス・ペイン」の発売も決定!
ロックスター・ゲームスは、プレイステーション 3/Xbox 360用シネマチック・アクション「マックス・ペイン3」の最新情報を公開した。「マックス・ペイン3」の発売時期は2012年春を予定し、価格やCEROレーティングは未定。開発はロックスター・スタジオズ。
主人公マックス・ペイン |
今回は、「マックス・ペイン3」のゲームに関する新情報では無く、過去のシリーズを振り返る内容となっている。主人公マックス・ペインは、初代「マックス・ペイン」では、殺人の濡れ衣を着せられる悲劇の潜入捜査官として、「2」では初代の2年後を描き、更なる悲劇がマックスを襲う。一貫して描かれるのは、主人公マックス・ペインの悲劇と復讐劇であり、ノワール風のストーリーが欧米では高い評価を受けている。
初代「マックス・ペイン」は、「Alan Wake」の開発元として知られるRemedy Entertainmentの出世作として2001年にPC向けにデビュー。XboxやPS2等にも展開され、日本でも2003年にPS2版がエレクトロニック・アーツからリリースされている。
「マックス・ペイン」が画期的だった点は、香港アクション映画や映画「マトリックス」を彷彿とさせるスローモーション手法「バレットタイム」の概念をゲームに導入したところ。決定的なシーンをスローモーションにすることで、主人公のヒロイックな活躍が可能となる「バレットタイム」は、その後のアクションゲームのスタンダードとなり、「モダンウォーフェア」シリーズをはじめ、無数のゲームタイトルで採用されている。
「マックス・ペイン2:マックス・ペインの没落」は、前作のその後が描かれる。マックスの恋人モナ・サックスがプレーヤーキャラクターとして登場し、非常に悲劇的なノワール風のラブストーリーが描かれる。海外では2003年にPC版とPS2版がリリースされ、日本では未発売となっている。
「マックス・ペイン」シリーズの最大のウィークポイントは、日本ではコアな海外ゲームファンしか知らないところだ。PCゲームが主体だった時代の海外ゲームであり、名前だけは聞いたことがあるが、プレイしたことはないという人が多いのではないだろうか。
そこでロックスターゲームスでは、モバイルプラットフォームにリメイクしたモバイル版「マックス・ペイン」の発売を決定した。吹き替えおよび字幕を使ったフルローカライズバージョンで、iPad等のタブレット端末で楽しめる予定となっている。発売日、価格の発表が楽しみだ。
【マックス・ペイン】 | ||
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当時としては最高水準とうたわれた美しいグラフィックス。ニューヨークを舞台に熱いバレットタイムアクションが繰り広げられる |
【マックスペイン2:マックス・ペインの没落】 | ||
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「2」にはなんとマックスの恋人が登場。しかし幸せは長くは続かない…… |
【モバイル版「マックス・ペイン」】 | |
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あの「マックス・ペイン」がモバイルプラットフォームで復活! 当時のPC版を凌ぐHDクオリティでリメイクが行なわれている |
【「マックス・ペイン3」】 | |
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そしてロックスター・ゲームスの手で新たに描かれる「マックス・ペイン3」。妻子、親友すべてを失った男がサンパウロを舞台に新たな戦いに挑む | |
(C) 2011 Rockstar Games, Inc.
(2011年 12月 14日)