アルケミスト、PSP「うみねこのなく頃にPortable」

PS3版の4つのエピソードをソフト2本に分けて収録
PS3版の続編「うみねこのなく頃に散」を今冬発売!!


10月20日より順次発売予定

価格:3,990円



メインビジュアル

 株式会社アルケミストは、PSP用連続殺人幻想ノベル「うみねこのなく頃にPortable」を10月20日より順次発売する。

 「うみねこのなく頃にPortable」は、2010年12月に発売されたプレイステーション 3版の移植作。移植にあたりグラフィックス、音楽、演出などの再現に注力しているだけでなく、左手だけで物語を読み進められる操作系を搭載するなどPSP版ならではの要素も盛り込んでいる。

 「うみねこのなく頃にPortable」では、PS3版「うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~」(エピソード1~4まで収録)と、その続編でエピソード5~8までを収録した「うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~」(今冬発売予定、価格未定)の8つのエピソードが2つずつ計4本のソフトに収録される。

 今回はそのうち、ゲーム途中に選択肢が一切存在しない「Portable 1」(エピソード1、2を収録)、「Portable 2」(エピソード3、4を収録)の情報が明らかにされた。発売日は「うみねこのなく頃にPortable 1」が10月20日、「うみねこのなく頃にPortable 2」が11月17日。価格は各3,990円。プレイ人数は各1人となっている。

 なお登場人物については、PS3版と同じ顔ぶれになっている。それぞれの人物のプロフィールについては、こちらのページにてご確認いただきたい。

【収録シナリオ】
「うみねこのなく頃にPortable 1」
Episode1 Legend of the golden witch
Episode2 Turn of the golden witch

「うみねこのなく頃にPortable 2」
Episode3 Banquet of the golden witch
Episode4 Alliance of the golden witch

「うみねこのなく頃にPortable 3」
Episode5 End of the golden witch
Episode6 Dawn of the golden witch

「うみねこのなく頃にPortable 4」
Episode7 Requiem of the golden witch
Episode8 Twilight of the golden witch

「うみねこのなく頃に散 ~真実と幻想の夜想曲~」のロゴ

【プロローグ】

伊豆諸島、六軒島。
全長10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。
なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。

年に1度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。
議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。
天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた……。

六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日)

速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。
電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。
彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。
台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。
船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。

そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。
俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。



うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね……?


【うみねこのなく頃にPortable 1】

【Episode1 Legend of the golden witch】
1986年10月4日。18歳の右代宮戦人(うしろみや ばとら)は、親族たちとともに6年ぶりに六軒島を訪れることになった。目的は、毎年恒例で開かれている親族会議に参加するため。久しぶりに顔を合わせた親戚や屋敷の使用人たちとも懐かしく語らう彼らだったが、その一方で大人たちにとっては、今年のその会議にはもう1つ重要な目的があった。それは、余命間もないとされる老当主・金蔵の遺産相続のことだった。そんな中、戦人は六軒島に住まうとされる魔女、ベアトリーチェの話を聞かされる……

【Episode2 Turn of the golden witch】
身分違いの恋に思い悩む紗音(しゃのん)と、自由で解放された世界に強い憧れを抱く嘉音(かのん)。そんな2人の使用人の前に魔女ベアトリーチェが姿を現わし、人を愛することの幸せを説いて甘言を囁きかける。魔女の力を得て、願いを叶える紗音。しかし嘉音はその中に潜む邪悪な真意を察し、その誘いをはねのける。その選択の行方はいったいどこに向かうのだろうか……?一方、魔女の存在を否定する右代宮戦人はベアトリーチェに勝負を挑み、惨劇の謎を解き明かしてみせると宣言する。真実を巡る推理バトルの火蓋がここに切って落とされた……

【うみねこのなく頃にPortable 2】

【Episode3 Banquet of the golden witch】
親族会議のため六軒島へと向かう船の中、右代宮絵羽(うしろみや えば)が夢の中で見たのはかつての記憶。「女」ということだけで、父・金蔵の後継者として認められなかった悲嘆と失望。しかし、若き日の「彼女」は語りかける。「願いは叶う。そう信じ続けることこそが、“私たち”の魔法」だと……。その夜、夕食の席上で披露されたベアトリーチェからの手紙。そこには、碑文の謎を解き、莫大な黄金を最初に手に入れた者が右代宮家の家督を得る、と記されていた。「黄金は、私が見つけてみせる……!」。絵羽はそう心に誓って、謎の解明に乗り出す

【Episode4 Alliance of the golden witch】
六軒島で最後の親族会議が開かれてから10数年。成長した右代宮縁寿(うしろみや えんじぇ)は、兄・戦人や真里亞たちの記憶を掘り起こしながら、かつてこの島で一体何があったのか、思いを馳せていた。孤島で起きた謎の事故、消えた親族たち。そこから戻ってきたのは、叔母の絵羽ただひとりだけ。両親と兄を1度に失った縁寿は絵羽の庇護のもと育ったが、本当に知りたい真実は何も知らず、何も知らされないままだった。そんな彼女の命と財産を狙って暗躍する者たちがいた……

(C)竜騎士07・07th Expansion/Alchemist

(2011年 7月 28日)

[Reported by 中野信二]