DeNA、南場智子氏が代表取締役を辞任
後任は「mobage」統括の守安功氏
南場智子氏(2010年12月撮影) |
守安功氏(2010年12月撮影) |
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は5月25日、代表取締役社長兼CEOを務める南場智子氏が辞任することを発表した。6月25日開催予定の定時株主総会後の取締役会の決議で正式決定される予定。
辞任の理由について同社は、南場氏が病気療養中の家族の看病を優先するため、引き続き代表取締役の業務を果たすことが難しくなったためとしている。南場氏は取締役として同社に残り、経営方針や事業戦略の決定、およびその遂行に重要な役割を果たしていくとしている。
代表取締役社長の後任は、同社取締役ソーシャルメディア事業本部長兼COOを務めている守安功氏。ソーシャルメディア事業本部長を引き続き兼務する。守安氏は1999年4月に同社に入社後、エンジニアとして活動し、2004年4月にモバイル事業部長に就任。SNS「Mobage」を2006年2月のサービス開始当初から統括してきた。1973年9月21日生まれで、現在37歳。
同社は2009年4月より執行役員制度を導入しており、経営幹部の育成と機動的な意思決定を行なえる体制の構築を図るとともに、南場氏に過度に依存しない経営体制を整備してきた。今回の異動により、経営トップの大幅な若返りを図りながら、代表取締役自らが主力事業であるソーシャルメディア事業を直接管掌し、事業環境の変化に迅速に対応する体制を構築することで、社業の発展と事業基盤の更なる強化を目指すとしている。
(2011年 5月 25日)