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経団連、初の女性副会長にDeNAの南場智子氏を起用

2月24日 発表

 日本経済団体連合会(経団連)は2月24日、新任の副会長としてディー・エヌ・エー(DeNA)会長・南場智子氏を起用する方針を固めたことを、共同通信など報道各紙が報じた。

 経団連の副会長に女性が就くのは初のこと。3月に行なわれる会長・副会長会議で内定し、6月の定時総会を経て就任する見通し。経団連は、2019年12月に「30% Club Japan」との覚書を締結し、2030年をめどに企業の役員に占める女性比率を30%以上にするとの目標を掲げており、昨今、急激に関心が高まっている「女性活躍・ダイバーシティ推進」を重視する姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 南場智子氏は、DeNAの代表取締役会長。1986年、アメリカに本社を置く大手コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。1990年、ハーバード・ビジネス・スクールにてMBAを取得し、1996年、マッキンゼーでパートナー(役員)に就任。1999年にディー・エヌ・エー(DeNA)を設立し、2004年に開始された、日本最大級のケータイオークションサイト「モバオク」などの創出に携わる。現在は代表取締役会長を務めるとともに、プロ野球球団・横浜DeNAベイスターズのオーナーにも就任している。

南場智子氏