G-Star 2009現地レポート

NCsoftブースレポート
「Blade & Soul」の大迫力最新ムービーを上映! 新作MO「STEELDOG」や「Metal Black:Alternative」がプレイアブル出展

11月26日~29日開催

会場:釜山国際展示場(BEXCO)

入場料:大人4,000ウォン(前売り2,000ウォン)
学生2,000ウォン(前売り1,000ウォン)


 NCsoftのブースでは、G-starの注目作品である「Blade & Soul」のスペシャルシアターが設置され、24日にソウルでプレス向けに公開された最新のムービーが上映された。シアターは入れ替え制で、入り口には入場を待つ多くの参加者が行列を作っていた。もう1つのメインタイトル「タワー オブ アイオン」については、24日の発表会で公開された「3.0」のムービーがブース内のオーロラビジョンで流れていた。こちらは外にあるので、通りすがりの観客も周囲を取り巻いて映像に見入っていた。

 また、来年クローズドβテストが予定されている2つのアクションMOがプレイアブル出展された。どちらもNCsoftが自社開発した作品で、「Metal Black:Alternative(以下、MB:A)」は協力プレイで敵を倒していくPvEがメイン、「STEELDOG」は戦闘マシンに乗り込んで戦う対人戦に重点を置いた作品だ。

 このレポートでは、「Blade & Soul」と「タワー オブ アイオン」のムービーについてのインプレッションと、「MB:A」、「STEELDOG」の試遊レポートをお送りする。


【ブースの様子】
ブースの中央にスペシャルシアターがあり、その左右に「STEELDOG」と「MB:A」の体験版コーナーという布陣。「タワー オブ アイオン」はスペシャルシアターの壁の巨大スクリーンで上映されていた



■ 次の時代を感じさせてくれる圧倒的な迫力。「Blade & Soul」スペシャルムービーを上映

巨大なスクリーンで大音量と共に上映されたムービーは、まるで映画のような迫力だった
「タワー オブ アイオン」も映像出展のみ。しかし、美麗な映像に足を止める人は多かった

 NCsoftのブースは中央に大きなスペシャルシアターが設置され、その中で24日にソウルで開催された「2009 NCSoft G-Star Premiere」において公開されたスペシャルムービーを見る事ができた。ムービーは約11分で、新しい種族と、「ブレイドマスター(剣士)」、「カンフーマスター(拳士)」、「フォースマスター(気工士)」、「デストロイヤー(力士)」の4つのクラスが紹介されている。

 種族は、既に公開されている人間タイプの「ジン」、体内に角を持つ巨大種族「ゴン」に加え、女だけの種族「クン」と、ケモノ耳を持つこびと種族の「リン」が明らかになった。クラスは現時点では4つだが、ムービーには銃を使うキャラクターや、召喚をするキャラクターもいるので、今後追加の発表があるかもしれない。

 また、キャラクターの紹介以外にも、美しいフィールドの風景やダンジョンの様子、クエストをくれるNPCとの会話などが収録されていた。ダンジョンはオフラインのアクションゲームのようにジャンプで登っていく場所があったり、廊下一面が炎で覆われている場所があったりと、かなりアクション性が高そうだ。

 ムービーは本日よりネット上でも見ることができる。「Blade & Soul」の詳細については、ブースではムービー以上の発表はなかったが、24日の発表会後に「Blade & Soul」の開発総括のペ・ジェヒョン氏と、アートディレクターのキム・ヒョンテ氏からインタビューを取っているので、気になるクローズドβテスト(以下、CBT)の時機をはじめとしたゲームの詳細はこちらの記事を参照して欲しい。


新しく発表された、女だけの種族「クン」と、ケモノ耳を持つ「リン」
ついに明らかになった4つのクラス。クラスと種族は固有ではないが、特定の種族でしかつけないクラスもあるらしい

【「Blade & Soul」トレーラースクリーンショット】
ムービーの中にはマウントや、ダンジョンなどの要素も。美しい世界を早く冒険したい



■ まるで新作ゲーム。大きな変化で見るものを驚かせた「タワーオブアイオン3.0」のムービー

 「タワー オブ アイオン」は24日に発表されたバージョン「3.0」のムービーのみが出展された。残念ながら、ブースでもムービー以上の情報は入手できなかった。ムービーの中にはたくさんのキーワードが盛り込まれているので、気になる点をピックアップして筆者の予想を交えた将来像を解説してみる。

 「3.0」ではレンダリングの手法を変えることにより、画面のクオリティが大幅にアップする。光の表現が鮮烈になり、既存のエリアも、まるで知らない場所のように新鮮に見える。これからCBTを迎える最新作に引けを取らない美しさだ。さらにムービー内には、龍族をあしらったような新しい羽を始め、多数の見慣れない新装備が登場している。

 グラフィックスの変化で、クオリティアップ以外に特に大きな変更点となりそうなのが、気象による地形の変化だ。どういう条件で発生するのかは不明だが、ジャングルの中が洪水で水没したり、魔族の首都パンデモニウムが一面の銀世界になったりと、「3.0」の世界は常に変化し続ける躍動感のある世界になる。

 だがそういった見た目の変化以上に注目したいのが、新しく実装されるシステムと、大きな変化を予感させる戦闘システムだ。今までの「タワー オブ アイオン」には水中を泳ぐモーションがなく、足の付かない深い水の中に入る事は死を意味した。だが、「3.0」ではキャラクターが水中を泳いだり、泳ぎながらモンスターと戦っている。タブーの地だった海が開放され、そこに新エリアができるようだ。さらに、ハウジングや騎乗できるペットも追加される。ハウジングはただ部屋を作るだけではなく、フィールドに家を建てて村を作り上げていく形になりそうだ。

 戦闘システムについては、杖から鞭に、盾からガントレットへと変化する新武器が登場している。さらに、ローブ職であるスペルが素手で格闘していたり、チャントがノンターゲットらしい攻撃を繰り出したり、ペットに騎乗したまま攻撃していたりと、かなり激的な変化が見られる。更に現在は飛行禁止エリアのベルスランで空中戦をしているシーンもあった事から、地上フィールドでの戦闘も変わりそうだ。

 そして最大の変化が攻城戦だ。現在のアビスでの要塞戦とは違い、攻城戦はお互いの首都を攻めるといったコンテンツになるようだ。ムービーでは、飛行船や巨人兵を従えた天族が、魔族の首都パンデモニウムに侵攻していく様子が見て取れた。また、龍族が攻めてくる事もあるのかもしれない。

 現在のバージョンは「1.5」で韓国でもこれから「2.0」が実装される所なので、映像にあるプレイが実現するのはまだ少し先になりそうだ。なお、ムービーは日本の公式ページから日本版のものを見ることができる。


【「タワー オブ アイオン」トレーラースクリーンショット】
水泳と水中の新エリア、新装備、マウント、ハウジング、攻城戦など多数の新要素が紹介されている




■ チームプレイの対人戦で敵との読み合いが熱い! ロボットアクションMO「STEELDOG」

戦闘メカを操って戦う
NPC戦は最大4人まで参加できる
試遊のつもりがチーム対抗戦に出ることに

 「STEELDOG」は3人でチームを組んで、NPCや対人を楽しむロボットもののMOアクションゲームだ。ゲームにはソロで遊べるモードと対人戦がある。メインコンテンツは対人戦で、個人戦、チーム戦、チームでの勝ち抜き戦など多くのコンテンツが用意されている。韓国では、ゲームを競技として楽しむeスポーツが盛んで、プロのプレーヤーもいる。「STEELDOG」はまさにそういったeスポーツ向けのコンテンツだ。

 使用できるマシンは計10種類。マシンごとに武器と射程が異なっている。武器は2種類装備されていて、武器ごとに弾数とリロード時間が異なっている。例えば、ミサイルと銃を装備している車体なら、ミサイルは1度に3発、銃は14発撃つと数秒間のリロード時間が必要になる。また、両手にバルカン砲を装備している車体は、50発以上を一気に叩き込めるがリロード時間が長めといった感じだ。

 また、それとは別に、フィールドに落ちている消費アイテムを使う爆弾の投擲がある。こちらも車体ごとに種類が固定で、相手に向かって転がす時限爆弾や、周囲にばらまくものなどがある。コントロールはすべてキーボードで行ない、通常の移動の他にはダッシュやホバーを使った空中移動、急なターンがある。また自分の前に防御壁を出す事もできる。しかし車種によっては防御壁を乗り越えるホーミングミサイルを使うものもあり、対人戦では車の選択が非常に重要になってくる。

 プレイアブル出展では、ガチョウのようなNPCボスを倒すというミッションと、3対3の対人戦が体験できた。ガチョウのボスはミサイル攻撃、レーザー攻撃、爆弾、突進など多彩な攻撃を仕掛けてくる。チームメンバー3人のうち誰かが倒されても、別のプレーヤーが生きている間は復活できる。特にデスペナルティはないが1度倒されるごとに、復活に必要な時間が10秒ずつ加算されていくうえに、ボスの攻撃はどんどん激しくなっていく。全員が倒されてしまうとゲームオーバーだ。

 対人戦は3対3のチーム戦で、障害物のあるフィールドを使って行なう。ルールは簡単で、制限時間内に撃破数の多いチームが勝利する。自機が破壊されても復活する時間にペナルティは付かないので、10秒で復活すればすぐに戦線復帰が可能だ。試遊の際、対人イベントへの出場権がもらえる事になり、急遽一緒にNPC戦を行なった一般来場者の2人とチームを組むことになった。

 筆者のチームは、タンク役、前線でかく乱をするスピードタイプ、後方からランチャーを打つ支援に分かれて戦った。タンク役が敵の中に突っ込んでかく乱し、支援役が遠くからランチャーで体力を減らしたところを、スピードタイプが止めを刺すという作戦だ。他のチームでは、全員が中距離向けのガトリングガンを装備した車だけのチームや、スピードタイプばかりで忍者のように移動するチームなど、個性的な構成がそろっており、12組ほどの出場チームすべてが独自の戦闘スタイルを持っているように見えた。

 NCsoftのスタッフの2人が解説と実況を担当し、勝負を見ている観客からも「そこだ!」、「攻撃しろ!」とヤジや歓声が飛び交い、ブースの中はまるでeスポーツ会場のように盛り上がった。ブースイベントという気軽な雰囲気を超えた、真剣勝負が行なわれ、勝者にも敗者にも惜しみない拍手が贈られていた。思いがけず、韓国のeスポーツの雰囲気を感じ取る事ができた貴重な機会だった。

 本作の韓国でのCBTは2010年の上半期に予定されている。チームバトルの人数は、今回は3対3だったが、今後変更する可能性もあるそうだ。また、CBTでは使用できる機種が20種類へと増える予定で、さらに複雑な戦略性が生まれそうだ。日本へのサービスは未定だが、日本人はまだマイナーなeスポーツの入り口として今後に期待したいところだ。


【「STEELDOG」プロモーションムービー】

とぼけたガチョウの顔をしたボスメカとの戦い。可愛い顔をしているが攻撃は凶悪そのもの。下の2つのゲージは2種類の攻撃の弾数とリロード時間を表示している。弾数が0になると、ゲージが赤くなり、リロードタイムに入る
対人戦はスポーツライク。画面中央上部に勝った数が表示される。チームメイトの体力は左上のゲージでリアルタイムに確認できる
ムービーからは、悪の組織と戦うというストーリーモードの雰囲気を味わえる




■ 気分は弾幕シューティング。巨大ボスとの戦闘が楽しい「Metal Black:Alternativ」

モンスターメカと戦うイメージイラスト
試遊では3人でチームを組んで、NPC戦を行なった

 「MB:A」はハードコアSF世界が舞台の、アクションシューティングMOゲーム。キーボードで移動しながらマウスで照準を合わせて撃つ見下ろし視点のTPSだが、弾幕シューティングを意識したというボス戦には弾よけの要素がある。使用できるキャラクターは、バランス型の「ストライカー」と、肉弾戦向けの「ストームトルーパー」、奇襲攻撃が得意な「インスペクター」の3種類。対人戦もあるが、基本的にはNPCのボスを倒していくPvEが中心のゲームとなる。プレイアブルでは、前述の3クラスがチームを組んで、2種類のボス攻略を体験できた。

 敵は撃たれるとビジュアル的に傷を負う。ダメージの度合いがわかりやすいのはいいが、腕がちぎれたり、内臓が見えたりと、オンラインゲームとしては珍しく残酷表現を多用しており、かなりグロテスクだ。攻撃は、弾を撃ちまくる通常攻撃のほかに、ショートカットスロットに登録して使うスキルもある。スキルを使うとガトリング銃を撃ったり、爆弾を設置したり、衛星からレーザー攻撃を行なったりと派手な技が使える。

 敵を倒すとドロップするアイテムボックスから、武器や縦断を補充しつつ進む。ボスキャラは「グラディウス」シリーズを思わせる有機的なフォルムを持ったメカで、やたらと弾を撃ってくる。その弾を避けながら戦う様子はまさに弾幕シューティングだ。しかしクリックで攻撃をしつつ密集した弾を避けるのはかなり大変で、よけきれずに吹っ飛ばされては救急キットを使って体力を回復しつつ戦う場面が多かった。プレイアブルで体験できた戦闘がほぼ収録されたプレイムービーを入手したので、9分強と少々長いがぜひ戦闘の様子を確認して欲しい。

 今回は最大3人のチームプレイだったが、CBTでは6人程度に増やすかもしれないとの事だった。韓国では来年末頃にCBTの予定だ。日本へのサービスはこちらも未定で、自社で運営を行なうか、パブリッシャーに委託するかも検討中との事だった。


【「Metal Black:Alternativ」プレイムービー】

途中の通路には、人造人間らしき敵がゾンビのようにうろついている
第1のボス。3体現れて、左右から弾を撃ってくる
水泳と水中の新エリア、新装備、マウント、ハウジング、攻城戦など多数の新要素が紹介されている

イメージイラスト


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(2009年 11月 29日)

[Reported by 石井聡 ]