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【特別企画】「ディビジョン」の無法地帯「ダークゾーン」が深面白い!

オススメのDZにまるごとフォーカス! ライター流“DZ潜行術”も大公開

3月10日 発売

価格:
8,400円(税別、PS4/Xbox Oneパッケージ)
7,500円(税別、PS4/Xbox One/Windowsダウンロード)

 ユービーアイソフトより3月10日に発売された「ディビジョン」。美しいグラフィックスで表現された荒廃したニューヨーク(以下、NYと略)を舞台に、自律部隊「ディビジョン」のエージェントたちの活躍を描いた、オープンワールドのオンラインアクションRPGだ。

 パンデミックで荒廃したNYを舞台に展開する三人称視点のアクションシューターにRPG要素を盛り込むことで、独自のゲーム性を生み出している本作。オンライン必須のプレイ環境により、フレンドや同じサーバーにいるプレーヤーとマッチングして、いつでもマルチプレイを始められるという仕組みを導入している。

 そんな本作のゲームシステムを象徴しているのが、「ダークゾーン」(以下、DZと略)と呼ばれる、マンハッタン島の中央付近にある高い壁に覆われたエリアだ。

 DZは、無数の強敵がはびこる無秩序エリアで、ゲーム進行に直接関係はなく、入らなくても支障はない場所ながら、そこに眠るお宝を求めて多くのエージェント(オンラインのプレーヤー)たちが、さながらダンジョンRPGでハックアンドスラッシュを楽しむような感覚で日夜潜り込んでいる。

 筆者も本作の原稿を依頼されてから現在まで、検証などの関係で既に3人のエージェントをNYに送り込んでいて、イチから始めた状態からのDZでの立ち回りも多少なり理解できるようになってきていて、その魅力に取り憑かれつつある。

 弊誌ではレビュー記事も掲載しているが、今回は特別企画として、DZの概要やその魅力について、さらに踏み込んでお伝えしていきたいと思う。記事の後半にはDZにハマった筆者流の“潜行術”も記載しているので、あわせてご覧いただきたい。

【「ディビジョン」全体マップ】
マップ上の赤いエリアがDZ。DZ01〜06まで区分けされていて、大きい数字ほど強い敵が現われる
【「ディビジョン」のダークゾーンプレイ動画】

黒い壁の中にある、オンラインのエージェントが行き来する空間

マンハッタンの一部地域を隔てる巨大な黒い壁。検問所、もしくは一方通行の入口からのみ、入ることができる

 DZは「ディビジョン」のプレイフィールドとなるマンハッタン島の中央付近にある高い壁で囲われた隔離エリアだ。防毒マスクなしでは活動できないほど汚染が進んでいて、統治していた軍隊(JTF)からも見放され、一般人は誰1人として残っていない。それだけに中に入ってみると、壁の外とは異なる空気を感じられるはずだ。

 その最大の特徴は、プレーヤーであるエージェントが中へと入った瞬間、そこで活動する他のエージェントの姿が見えるようになり、ゲームがシームレスでオンラインプレイへとシフトしていくことだ。

 本作でミッションなどを協力して進めるCo-opを始めるときは、メニューやキャンプなどの拠点、ストーリーミッションの開始点でグループ編成の手続きを踏んでローディングを挟む必要があるが、このDZではそうした手続きを介す必要がない。もちろんCo-op時とはルールは異なるものの、この手軽さは筆者のような「オンラインのやりとりは面倒だから」と思っている横着なプレーヤーも入っていきやすい仕様だ。

アイテム回収のヘリを呼ぶと、どこからともなく他のエージェントたちが集まってくる。野良プレーヤーをここでグループに誘ってもいい

グループを編成すると、プレーヤーのゲージが水色になり、右下にも仲間の状態が表示される

 DZで登場する敵は、通常マップの敵に比べてかなり強い。そのためたまたま居合わせた他のエージェントとは、特に低レベル同士では自然と協力する形になるのだが、複数の敵相手に苦戦している見ず知らずのエージェントの横について応戦したり、道ばたで瀕死になっているときに蘇生してもらったり、マップ上で共有しているアイテムボックスを譲り合ったりしたあと、互いに干渉もせずスッと去っていく「通りすがりの共闘感覚」が筆者個人にはかなり心地のいい手応えだった。

 あまた壁の外の拠点であるキャンプやセーフハウスなどで他のエージェントの姿が見えるという演出も含めて、このNYで複数のエージェントが活動しているという世界観の味付けにも貢献している。

 1つ面白かったのはDZ内での内蔵ボイスチャットの仕様で、使用中はごく近くにいるエージェント全員にその内容が聞こえるようになっている。ゲーム内のセリフとは明らかに違うボソボソという声が聞こえてくるのにちょっと驚かされたりするのだが、とある英語圏のプレーヤーがリビングでゲームをプレイしているのか、後ろに家族の声が一緒に聞こえていたのがちょっと微笑ましかった。またとある体験談によると、「これからこいつ襲おうぜ」などという物騒な会話を聞いたという話もある。ソフト内蔵のボイスチャットを使用しているからこそなのだが、そんなリアルな「暴徒の会話」も聞けるシステム設計が面白い。

そこに眠るお宝を求めて、今日もエージェントが潜行する

敵を倒すと色つきの光の柱が現れる。これが倒した敵がドロップしたアイテムだ

 現状DZ内には特別なイベントはなく、敵を倒してもDZ内での戦歴を意味する「DZランク」(DZ内の買い物に影響)が上がるだけで、プレーヤーのレベルアップにつながる経験値が入ることはない。それでもエージェントがこのエリアに入るのは、そこに登場する敵が隠し持っている、もしくは宝箱に入った貴重なアイテム(武器や装備品)を手に入れるという最大の目的があるからだ。

 ただし、ここで入手したアイテムは「汚染されている」ため、入手してもすぐに使うことはできず、DZ内に計8カ所ある「回収エリア」でヘリコプターを呼び、入手したアイテムを一旦回収してもらう必要がある。

 【敵からのドロップまたは宝箱から汚染アイテムを入手】→【回収地点からヘリを呼ぶ】→【1分30秒後に現われるヘリのロープにくくりつけて回収】→【壁の外の作戦基地などにある保管庫から取り出す】、という一連の手順を踏まえることで初めてそれらを使えるようになるわけである。

ヘリを呼ぶ合図は、近くの敵をも呼び寄せてしまうきっかけになる。このあとの1分30秒をどう立ち回るかで、回収が成功するかどうかが決まる
ヘリのロープにアイテムを取り付けるにも数秒の時間がかかる。この間に敵やローグエージェント(後述)から攻撃される可能性もある

回収が完了すると、作戦基地やセーフゾーンにある保管庫に送られ、いつでも取り出せる

 なんとも手間のかかる作業が必要なわけだが、DZ内は敵がアイテムをドロップする率が高く、さらに名前の付いた強敵も繰り返し登場するため、レアなアイテムが出る確率もグンと上がっている。もし内容が気に入らなくても、回収して売却することでクレジットを稼げ、ショップで売っているアイテムを買いやすくなるという寸法だ。

 若干作業的ではあるものの、この「ディビジョン」のゲームデザインが好みならば、戦うことを楽しみつつ、収集ができるはず。そもそもこのDZ自体が、ゲーム本編の内容とは別のところに設定されているものであり、入らなくてもゲーム進行に支障はない。支障はないが、中に入ってアイテムを持ち帰ることで、本編を有利に進められるようになるのもまた間違いない。プレーヤーの「欲」がより剥き出しになる世界こそ、DZなのである。

特定の場所に現われる名前付き(ネームド)の敵。HPも高くかなり強いが、倒すことでレアアイテムを落とす確率が高い

「ローグ」となったエージェントが、DZの戦いをかき乱す

筆者もローグになってみたが、あっさりとやられてしまった。リスポーンまでが長く、自分が死んだあとの他のエージェントの様子を見せつけられてしまう

 筆者のようなソロ中心のプレーヤーにとって、先に述べたような通りすがりの共闘もまた楽しいDZではあるが、その共闘相手が突如裏切る「ローグエージェント」となる可能性もあるというのが、このエリアの恐ろしくも面白いところである。

 DZにいるエージェントたちは互いに共闘ができるとともに、撃って殺し合うことも可能で、それがローグ(Rogue:悪者、ゴロツキなどという意)という裏切り者の存在をもたらしているのだ。

 DZ内では他のエージェントに対して攻撃をするとダメージを与えられ、HPを0にすれば倒すことができ、持っているアイテムや落とした一部のDZクレジット(DZ内通貨)を奪い取ることができる。そしてその代償として「ローグ」というドクロマークのレッテルが一定時間科せられ、その存在が同じDZにいるエージェント全員に知れ渡ってしまうのである。

 ローグ状態で倒されると、持っているアイテムはもちろんのこと、大量のDZクレジットとDZEXP(DZ内の経験値)を失い、さらにリスポーンまで30秒かかるなど、物理的にも精神的にもきついデメリットが生じてしまう。

 ローグになる条件は、相手に一定量のダメージを与えることで20カウント、相手を倒すことで90カウント分のレッテルが科せられ、それを消すためにはカウントが0になるまで待つしかない。もちろん反撃すればさらにカウントが追加され、最高のステージ5まで到達すると、そのプレーヤーを狩る「マンハントミッション」がDZにいるエージェントに向けて発動、それまで以上に追跡の手が及ぶようになってしまうのだ。

マンハントミッションが発生すると、画面左上にアイコンとエージェントのIDが表示される。ローグはこの追撃を逃げ切ると、報酬を得られる

アイテムは自分にしか見えていないが、取ると腰に下げられた黄色いパッケージとなり、他のプレーヤーに取ったことがわかるようになる。ローグはこれを狙ってくるのだ

 このようにローグになるにはリスクが高く、並行して現われる敵もかなり強いため、装備が貧弱な低レベルの段階で積極的にローグになろうという人は、筆者がプレイしてみた限りは少ないように思えた。マップ上に時折ドクロマークが現われたとしても、ほとんどが誤射などによって自然発生したレベルで、マンハントまで行き着くようなエージェントは数えるほどしか見かけることがなかった。

 ところがレベルが上限(現状でレベル30)にまで達してしまうと、そこまでに入手した装備やスキルなどで身を固めるなどして万全の対策を施しつつ、マップの形状や敵の出現場所などを考慮した状態でローグプレイに興じるプレーヤーの姿もかなり見られるようになってきている。マンハントミッションから逃げ切ったときの達成感はかなりのものだという感想も挙がっていて、ここにきてようやく制作側の意図するカオスなDZの姿になりつつある。

 ちなみにローグは誤射によってもなってしまうことがある。その瞬間に敵と見なして殺しに来る人もいれば様子見をする人もいて、そのあたりは相手次第となるわけだが、それを意識するようになると、敵味方が密集しているところでのムダ撃ちがグッと減るはず。なお、グループのエージェントに流れ弾が当たってもダメージにならず、ローグにもならないということを追記しておきたい。

独自のルールで展開するDZで、果たしてどのように立ち回るか!?

 強敵やローグが徘徊し、アイテム回収も容易ではないこのDZにおいては、壁の外とはかなり違った立ち回りが必要となってくる。ここでは筆者がDZに挑むにあたり、どのような対策をして、どのように立ち回ったのかを記しておきたい。

マークスマンライフルで、敵の攻撃範囲外からチクチクと撃つスタイル

武器MODのスコープは、X15の倍率のものがあればより遠くの敵を攻撃できる

 壁の外よりも強い敵と戦うことになるDZにおいて、より強い武器や装備品が必須となるわけだが、その時点で手に入れているものには限界がある。あとは現状の装備をどう使って立ち回るか、ということになる。

 武器に関してはいくつかの選択肢がある中で、筆者は遠距離向けのマークスマンライフルを好んで使っていた。これはいわゆるスナイパーライフルで、筆者が普段シューター系のゲームをプレイするときも好んで使う武器なのだが、複数の敵に対してその攻撃が及ばない場所から敵のHPを削っていくのに適している。もちろん中〜近距離では不利となるので、あくまでサブとして携帯して、メインウェポンはアサルトライフルやサブマシンガンを持っておくという具合だ。

 特にDZの場合、敵に1発でも攻撃を当てていれば、その敵が他のエージェントに倒されたり、敵同士の戦闘で対象の敵がやられたりした場合でも、DZEXPやドロップアイテムを入手できる権利があるので、目の前で戦闘が起こっている場合は、とりあえず撃ってダメージを与えておくという手段もプラス要素となる。

 ただしマークスマンライフルは攻撃力が高いため、他のエージェントを誤射すると1発でローグとなってしまう。筆者も何度かそれでローグになって追われたことがあるので、周囲の確認は必須となる

DZで有利になれるアビリティの習得・装備

DZ01の回収地点そばの地下鉄駅(33st駅)は、奥に入るためにフィルターレベル4が必要だ。中には数個の宝箱がある

 エージェントが作戦基地をアップグレードすることで習得できるアビリティの中には、DZで有利に働くものがある。例えばスキルならば、味方の回復や蘇生を行なう「サポートステーション」は、DZを含めたマルチプレイ向きのスキルであるし、PERKの「危険材料」ならDZで回収できるアイテムの数が増え、「ダークゾーンクレジット」なら入手できるDZクレジットが10%増えるといったものが存在している。

 その中でも特に重要だと思ったのが、医療棟のアップグレードで習得できる「防衛手段」だ。これは1つ習得するごとにウイルスに対する防衛手段(フィルターレベル)が1段階ずつ上がるというもので、これによってマップ上の高濃度の汚染エリアに入ることができるのだ。

 DZには要所に最高濃度のフィルターレベル4の汚染エリア(「防衛手段」が3つ必要)があり、早い段階からここに入れるようになっておくと、そこに隠された宝箱が取れるようになったり、ローグになったときにそこへ逃げ込むことで対策をしていない(=入れない)エージェントを巻くことができたりと、DZの行動範囲が一気に広がるのだ。

 DZで序盤から有利に戦うために、これらのアビリティを優先して取得しておくという選択肢はあるだろう。

エージェントのレベルを考慮して、DZに入っていく

DZにある宝箱に入っているものは、基本的にエージェントのレベルに合わせたものが出てくる

 DZの敵の強さは、エージェントのレベルに合わせて変わるようになっている。厳密には、現在のレベルに適正な敵が登場するDZに入れるという形で、例えばレベル14までなら敵の最低レベルは10で、レベル15〜19までなら敵の最低レベルが15になる、という具合に、5レベルごとに敵の強さが上がっていく仕組みだ。

 その法則を考慮すると、レベル14や19など、DZの敵レベルが上がる直前のエージェントがそのDZの中で最も高レベルということになり、一部の敵に対しては多少なり有利に戦えるという算段になる。その有利な状況で敵をできるだけ倒して、DZランクを少しでも上げておくという手がある。

 DZランク自体はエージェントの強さに直接影響はしないものの、DZの検問所や隠し部屋でアイテムを買う際に所定のDZランクが必要で、DZ内の一部の宝箱には、DZランクが30に達していないと開けられないものも存在しているので、これを上げること自体は徒労にはならない。

 ただし敵がドロップするアイテムのレベルは、倒した敵に相応したレベルのものであり、よりレベルの高いが欲しいなら、自身のレベルを上げる必要も出てくるだろう。

アイテム回収時こそ、DZ最大の駆け引きが交わされるポイント

ちょっと待て、周りにいるのは本当に信頼できるエージェントなのか!?

 DZで入手したアイテムの回収時は、常に危険がつきまとっている。ヘリを呼ぶ信号弾を上げると、周囲にいる敵が気づいて攻撃をしかけてくるし、もし周囲の敵を倒していたとしても、ほとんどの場合新たに敵が現われるようになっている。

 返り討ちにできる腕があればいいが、DZの敵の強さはエージェントのレベルに合わせてあるので、周囲に共闘するエージェントがいない場合、正面から戦うのはかなり厳しい。

 筆者の場合はチキンプレイ上等で、敵とは直接戦わず、ヘリを呼んだあとに敵がどこから来るのかを「Pulse」のスキルを使うなどしてあらかじめ確認しておいて、その死角となるような場所に隠れて回収を待つことにしている。

 時折他のエージェントが、筆者が隠れている横でドンパチ始めて、その巻き添えを食うこともあったりしてイラッとさせられることもあるが、そういったハプニングも含めて本作の面白さと捉えたい。

 なおアイテム回収はアイテムの保管庫が一杯だと、回収自体ができなくなってしまう。その場合レアなアイテムを見つけても、あきらめざるを得なくなるので、回収後に表示される保管庫の容量を確認しておきたい。

いつ正体を現わすかわからないローグには、隙を見せないようにする以外に対策がない

ライカーズに見える……かな!? 撃たれても保証はしないので自己責任で

 ローグに関しては、いつどこで他のエージェントが裏切るかはわからないため、具体的な対策がない。とにかく隙を見せないということぐらいしかアドバイスできないのだが、参考までに筆者が襲われた経験のある例をいくつか挙げておこう。

 まずは何よりアイテム回収の瞬間だ。回収ヘリが下ろしたロープにアイテムをセットするとき、数秒の無防備な待ち時間があるのだが、そのタイミングがローグにとって襲撃の最大のチャンスとなる。倒した相手からアイテムを奪えるのが確実で、さらに奪ったアイテムをもその場で回収できるからだ。

 特にグループを組んで一緒に行動していると思われるエージェントの回収地点での動きには要注意。こちらが単独で行動していることがわかると、アイテムをセットする瞬間に全員が撃ってくる可能性もある。複数のエージェントが回収地点にいる場合、すぐにアイテムをセットせずに様子を見るというのは、エージェントの常識になりつつある。

 またネームドの敵などを倒してレア度の高いアイテムが出たとき、全員にそれを手にする権利があるわけだが、それを取った瞬間に一緒に戦っていたエージェントが裏切って、アイテムを独り占めしようとすることもある。この場合の「一緒に」はグループを組んでいないエージェントが対象なので、近くにいるエージェントが現場を去るまで、アイテムを取らずにおくという手もある。ドロップアイテム自体は、取らないでおいてもしばらくはその場所に残るっているので、ほとぼりが冷めた頃に取りに戻ればいい。

 一方、自分がローグになった場合は、とにかくどうやって逃げ通すかが課題となる。実は筆者はこれまであまりローグになった経験がなく、これに関してはとにかくエージェントがいなさそうな場所まで全速で走って逃げる、あるいは多数のエージェントがやってこられないようなビルのや地下などの狭い場所で籠城するぐらいしか、具体的な戦略が思いつかなかった。

 スキル「Pulse」のMOD(スキル習得後に得られる追加効果)である「スクランブラー」を使うと、敵からの「Pulse」から自身を守るといった効果もあり、このあたりは習得しておいて損はなさそうだ。

 またこれは余談となるが、本作の初回特典で付属したDLコードで入手できる「ハズマット装備パック」の「CBRNスペシャリスト」の服が、敵として登場する「ライカーズ」のコスチュームと色味が似ているのだ。特にこのパンツを履いて上半身を黒や茶などの暗い色でコーディネートすると、ぱっと見はライカーズに見えることがあり、不意に出会ったときに思わず撃ってしまうということもあった。

 個人的には見間違えて撃たれるのは御免なので自粛しているが、あえこの服を着て、他のエージェントをちょっと驚かせてみるというのも、このDZの中ならありかもしれない。

 ここまでが筆者がDZをプレイするにあたり、気をつけてきたところだ。ソロプレイが主だったため、やや偏った傾向にあるかもしれないが、プレイスタイルの選択肢の1つとして捉えていただければ幸いだ。これから本作、そしてこのDZに挑もうという人は、参考にしていただければと思う。

本編とDZを並行してプレイすることで、本作のゲームバランスが成り立っている

DZの活動に役立つアビリティも存在している。DZに籠もるならば、それらを優先して習得していく手段もある

 本稿の担当編集から「本編のレビューとは別に、DZに特化した記事を1本書いてみませんか」と依頼されたときは、既にレビューが掲載されている現在、果たしてどのあたりのことを書けばいいのかと思ったのだが、DZを歩きながら要素を抽出してみると、予想した以上に書きたいことが出てきてしまい、まとめるのに時間がかかってしまった。

 このDZは本編とは直接関わりのないエリアではあるが、実際にゲームをプレイしてみると「ディビジョン」のゲームになくてはならない存在だということがわかる。本編のプレーヤーレベルに合わせてDZランクを上げる形でDZを戦っていくと、そこで手に入れた装備品やクレジットで本編のその先へ進みやすくなる。DZでの戦いは通常以上に厳しいので、同時にプレーヤーの腕を上げる経験にもなる。このバランスはなかなか絶妙だ。

 今後のアップデートでは、DZに新機能が追加される予定が明らかにされている(コンテンツ名は「CONFLICT」)。筆者もそれらの配信まではもうしばらく、DZに籠もってみようかと思っている。

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(稲元徹也)