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【スマホアプリ今日の1本】東京で現代戦が展開する「モダンコンバット5:Blackout」

意外にちゃんとした敵の日本語仕様。ロケーションも含めて楽しめるミリタリーFPSシリーズ最新作

7月24日 配信

価格:700円

緊急の医療所と化したお寺や下町で銃撃戦が繰り広げられる。「炉端焼き」の日本語が意外にもちゃんとしている

 コンソールゲームクオリティのミリタリーFPSをモバイルゲームとして提供するゲームロフトの「モダンコンバット」シリーズの最新作、「モダンコンバット5:Blackout」が配信されている。

 ストーリーに沿って進行していくキャンペーンモードを導入し、どちらかというと「コール オブ デューティ」シリーズを意識したタイトルとなっているが、「モダンコンバット5:Blackout」での最大の見所はロケーションに日本が登場する点だ。

 本作では、イタリアのヴェネチアと東京の2つの都市がテーマとなっており、日本では「リンノウジ」というお寺と、「下町」の2つの都市で戦闘が行なわれる。操作はバーチャルパッドを使用し、左側で移動、右側で移動やズーム、射撃を行なう。ゲーム内での東京は紛争まっただ中の状況となっており、略奪者と化した日本人を相手に戦闘を繰り広げることとなる。

 リンノウジでは柱に龍が巻き付く装飾があるなど“なんか違う”お寺の様子が描かれているが、戦う敵たちは「奴らを見つけたぞ!」、「応援を頼む!」など、見た目とは裏腹に意外とちゃんとした日本語を操りながら襲い掛かってくる。なお主人公側は英語で喋り、こちらには字幕も付いているので、そのギャップを楽しむのも面白い。

 ゲームはチャプターを順に追っていく形式で、1つのチャプターをクリアすれば次のチャプターがアンロックするというもの。ゲームにはメインのミッションに加えて「SPEC-OPS」というサブミッションもあり、こちらは敵の殲滅やバレットモードでの銃撃、マップに仕掛けられた爆弾の解除など、イベント的な戦闘が楽しめる。

 メインミッションとSPEC-OPSのクリアが次チャプターのアンロック条件となっているが、これらを繰り返すことでプレーヤーのレベルが上がり、プレーヤーの装備をグレードアップできるようになっている。ほかにも、個人戦やチーム戦を楽しむマルチプレイ要素もある。

 なお本作をプレイするにあたっては、画面の大きいタブレット端末をオススメしたい。iPhone 5s程度の大きさでも十分遊べるが、視点の移動をしようとすると誤ってグレネードや射撃のボタンに触れてしまうことが多く、それがストレスになってしまっていた。

 数あるFPSの中でも、本作のように東京が舞台になっていて、敵が日本語を喋るという設定は珍しいと思われる。炉端焼き屋の2階から銃撃を受けたり、街中に異様に中古ゲーム屋が多いというような変わった見方もできるので、ロケーションも含めて楽しむと良いタイトルだ。

【スクリーンショット】
どこか違った東京のロケーションも含めて楽しめるミリタリーFPS。細部まで見ていくのも面白い
iTunesで購入

(安田俊亮)