ニュース
ゲームオン、東京お台場にて「Arche Age 1周年記念パーティ」を開催
「ArcheAge」2014年下半期のテーマは「海」。リバイアサンや中型帆船、幽霊船などの新コンテンツを発表
(2014/7/27 19:10)
ゲームオンは7月27日、東京お台場の都会の農園にて「Arche Age」のサービス1周年を記念したオフラインイベント「Arche Age 1周年記念パーティ」を開催した。
本日のイベントは、7月19日の大阪会場から始まった全国縦断イベントのフィナーレを飾るもので、「Arche Age」の2014年下半期のアップデート内容の告知が行なわれた。実装時期、実装順番などは明らかにされなかったが、年内にかなりのボリュームのコンテンツが実装されることが明らかになり、ファンを喜ばせた。さっそくイベントの模様をお伝えしていきたい。
屋外活動が充実している「Arche Age」らしい1周年記念イベント
会場となった“都会の農園”は、実物大ガンダム立像「RG1/1 RX-78-2ガンダムVer.GFT」が設置されていることで知られるダイバーシティ東京プラザの屋上にある農園&バーベキュースペース。建物の入り口には実物大のガンダム、その向かいにはフジテレビの社屋があり、周囲は家族連れやカップルで賑わう観光スポットがひしめいている。このような場所にあるビルの屋上に、広々とした農場とバーベキューエリアがあるのは不思議な印象を受ける。
さらに不思議な印象を受けたのは、イベントの内容だ。ゲームのオフラインイベントであるにも関わらず、イベントの内容は、PCやモニターが一切無い、屋外での純粋なバーベキューパーティーであり、今回の東京会場こそ下半期に関する発表が行なわれたものの、オンラインゲームのオフラインイベントとしては非常に珍しいパターンだ。
1周年記念イベントがなぜバーベキューなのかというと、通常、オンラインゲームの1周年記念イベントは、ゲームに絡めた形で行なうのが当たり前になっているが、「Arche Age」は、農業活動などの屋外で行なう生産行為が豊富に用意されたMMORPGであり、「Arche Age」らしさを活かしながら、あえて逆を張ってみたかったという。
参加者は50名ほどで、男女比は3:2ほどで男性が多かったものの、若い女性も多かったのが印象的だった。運営側が用意した名刺をお互いに交換しながら、次第にサーバー毎に固まり、「ArcheAge」運営プロデューサー石元一輝氏の挨拶をきっかけにバーベキューがスタートした。
都会の農園は、炭焼き用のコンロと食材は用意されているものの、焼くのは自分らで行なわなければならず、焼く人、運ぶ人、食べる人、喋る人と役割分担をして、あたかもパーティプレイのような雰囲気でバーベキューを楽しんでいた。
12月までに“海”に関連した新規コンテンツが続々実装予定
さて、バーベキュー開始から1時間が経過し、参加者のお腹も満たされて来た頃、石元氏が参加者を呼び集め、2014年下半期のアップデート内容の告知を行なった。イベント会場ではお馴染みのプロジェクターや大型スクリーンなどはないため、印刷したPDF資料をカラー印刷したものをいくつか配り、それをみんなで見ながら石元氏の解説を聞くというスタイルで行なわれた。
最初に紹介されたのは、新ネームドモンスター「リバイアサン」。クラーケンに続く、海のネームドモンスターで、クラーケンのようにガチンコでぶつかるような普通の倒し方では倒せないようになっているという。倒し方を問われると石元氏は「それは教えられない。自分で研究して」と即答。
続いて紹介されたのは、新海上コンテンツ「新淵の襲撃」。これはデイリーコンテンツになっており、1日に1回、女神の像が海上に現われる。その女神の像に対して、クラーケンの触手のようなものが襲いかかるため、これを撃破し、占拠に成功することで、アイテムやバフといった恩恵が得られるという。石元氏は、「ゴールドの海版だと思って貰えればいい」と補足し、海賊も参加することができるという。
そして小型帆船エズナ、リュートの上位帆船となる「中型帆船」が実装され、さらに小型帆船も含めて、船のカスタマイズが可能になる。「中型帆船」は、小型帆船以上のサイズ、性能を持っており、リバイアサンの撃破報酬や、「深淵の襲撃」の占拠報酬として得られるアイテムを作って建造することになるという。
石元氏によれば、中型帆船は、小型帆船のアップグレードでは無く、別の船として建造する必要があり、また、後述する新規コンテンツ「幽霊船」にも「中型帆船」の素材が出るということで、報酬を通じて海のコンテンツはすべてリンクするようだ。
「幽霊船」もこちらも海のコンテンツ。1日に6回ほどランダムで幽霊船が海上に出現し、これを討伐することでゴールドや船舶用のアイテムが手に入る。難易度としては小型帆船3隻から4隻ほどで討伐可能ということで、そのお手軽さに拍子抜けしたのか「本当?」と問いかける声も聞かれた。ちなみに幽霊船はアクティブ扱いで、乗り込むこともできるようだ。
海をテーマにしたコンテンツは以上で、次からはそれ以外のアップデートの紹介に移った。まず紹介されたのは「新地域の追加」。旧大陸とヌイア大陸の双方に新エリアが追加される。旧大陸2カ所、ヌイア大陸に1カ所。旧大陸の新エリアについては、スパーキングビーチの左と上のエリアが開放予定で、レベリングや生産系素材入手が主な目的となるエリアになる予定だという。西大陸の方は、ボーンプレイスの北西辺りから行ける氷のエリアで、ここもまた生産、制作系向けのエリアになるようだ。
そしてユーザーから要望が多いという1対1のPvPコンテンツ「グラディエーター」が実装される。実は先週、アリーナの獲得ポイントを増やしたという。理由は「グラディエーター」と同程度の獲得量にしてしまうと、アリーナをやらなくなってしまうためだという。グラディエーターは1回の獲得ポイントはアリーナよりも低いものの、1対1で短時間で素早くポイントを稼ぐことができるようだ。
ユニークなアップデートとしては最強のネームドモンスターの「レッドドラゴン」について、撃破が困難であるため、倒せるように弱体化する。石元氏は「早く倒してよぉ」と煽りつつ、具体的にはレッドドラゴンのスキルの弱体化と、レッドドラゴンが召喚する雑魚モンスターのステータスの低下を実施する。体力はそのままだが、このあたりをどうするかはまだ調整中だという。
そのほかには、新しい乗り物として「スケートボード」が実装され、レシピ未発表ながら、クルマより低い難易度で製作できるという。また、ゴールド戦争を廃止し、新たな戦いの場を、旧大陸のサンステップに用意する。これは純粋に、東西での格差是正を目的とした修正で、仕様もそのままだという。ハウジングについては、水上住宅と邸宅の上位版がそれぞれ実装される。水上住宅についてはすでに蜃気楼の島に存在し、見に行けばサイズなどは確認できるようだ。邸宅については石元氏自身未確認ながら、サイズは現在の邸宅と同程度かひとまわり大きい程度になるのではないかということだった。
「ArchAge」では、上記コンテンツを12月いっぱいまでに順次実装していく方針としている。実装順番や実装時期については未確定で、完成したものから順次実装するという。