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「狩ーリバル」開幕! 3DS「モンスターハンター4G」先行体験版解禁

追加フィールドから進化したジャンプのプレイ感まで新しい「4G」

10月11日 発売予定

価格:
5,800円(パッケージ版)
5,546円(ダウンロード版)
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

「モンスターハンター4G」ティザーグラフィックス
オトモアイルーの新合体技「ネコ式火竜車」も確認できる

 カプコンは、ニンテンドー3DS「モンスターハンター4G」を体験できるイベント「狩ーリバル」を7月12日に秋葉原のベルサール秋葉原で開催した。ステージイベントを初めとしたイベント内容については別項でお伝えするが、ここでは「モンスターハンター4G」をプレイした内容について触れてみたい。

 今回のイベントでは、初心者用として「ドスジャギィ」、中級者用として「ダイミョウザザミ」、「ザボアザギル亜種」の討伐クエストが収められており、シングルプレイ、マルチプレイそれぞれ20分ずつ体験することができた。「モンスターハンター」プレーヤーならわかると思うが、20分などあっさり終了で、マルチプレイで4人でドスジャギィをガツガツ狩るだけで、アッという間に持ち時間が終了した。今回プレイした4人の感想としては、「初心者用」とされているドスジャギィでも結構しぶとく感じられた。

 さて、武器はスラッシュアックスや操虫棍を含め「モンスターハンター4」で選択できる14種類すべて選択可能。もちろんこれまでと変わりないアクションで楽しめる。

 武器関連では、スラッシュアックスでエネルギーを蓄積して属性解放でフィニッシュという戦いがあるが、今回キャンセルすると属性強化段階となりパワーアップした状態を維持できるようになっているという。維持したままタイミングを見計らい、いざというときにパワーを解放しガツンと一撃を決めるといった戦い方が可能で、より使い勝手が上がっている。

 今回は「ダイミョウザザミ」、「ザボアザギル亜種」で新フィールドとなる「旧砂漠」を楽しめる。「モンスターハンター4」よりさらにジャンプアクションが進化しているわけだが、ジャンプしやすいようにフィールドが組立てられている印象だ。いきなり砂丘のようなフィールドが登場するが、ただ平坦な砂漠が横たわっているわけではなく、砂が山のようになだらかな地形を形成しており、砂丘の稜線でジャンプできるようになっているなど、積極的にジャンプアクションを決めていくのが良いだろう。

 また、シングルプレイでは今回プレイしているとオトモアイルーが、「ジャンプしやすいようにしたので、カッコよく決めて」といったようなコメント共にお膳立てをしてくれることがあった。これも積極的にジャンプを体験して、新しい戦い方として組み込んで欲しいという現われのように感じた。

 砂漠のフィールドには、ど真ん中に櫓のようにニョキッと天に伸びた岩があり、もちろんそこも登ることができる。今回はそこからダイミョウザザミに飛び乗ることができ、より立体的な戦いが楽しめた。もちろんフィールドの周りにも段差が用意されており、縦横無尽にジャンプアクションが楽しめる。ちなみに、段差の上でのんびりと腰に手を当てて体力回復していたら、遠くに居たダイミョウザザミが一気に間を詰め段差を軽く乗り越えて来て、吹っ飛ばされてしまった。回復は計画的にといったところ……。

 ジャンプ関連でいえば、木の葉に捕まりジャンプで飛び移るといったアクションも盛り込まれているようだ。

【盾蟹 ダイミョウザザミ】
赤と白の鮮やかな外殻と、巨大な頭骨のヤドが特徴のダイミョウザザミ。「盾蟹」と呼ばれる通り、堅い甲殻に覆われた巨大な鋏を盾のように使用し外敵から身を守る

【最新スクリーンショット】
素早い動きにも注意が必要……実際に今回どれだけ一気に詰め寄られ、吹っ飛ばされたことか

 フィールド内には流砂に足を取られるといった新たなギミックが仕掛けられているところもある。これがモンスターの討伐などにどのように影響してくるのかは興味深いところ。

【追加フィールド・旧砂漠】

 「モンスターハンター」シリーズといえば、もちろんマルチでのプレイが基本だが、今回はこれまで以上にオトモアイルーが頼りがいがあり、1人での狩りも楽しくなるような工夫がされている。時々回復してくれたり、今回のイベントROMでは「ダイミョウザザミ討伐」ではネコ式火竜車、「ザボアザギル亜種討伐」ではネコ式突撃隊として果敢にモンスターに攻撃を仕掛けていく。自分のようなふがいないハンターだと、その積極さに引け目を感じるほど。かなり賢く、また頼りがいのある戦いを展開してくれることは間違いなさそうだ。

 このほか気がついた点で言えば、マルチでプレイしたとき、自動的にコメントが出されるようになっている。たとえばやられてしまうと「ごめんなさい」と表示されるといった具合。どの行動にどのコメントを出すといった指定が編集可能だということだが、辻本プロデューサーによれば、「モンスターハンター」はアクションゲームであるためタイミング良くコメントを出すタイミングが難しいこともあり、コメントを半自動にするシステムが取り入れられたようだ。

 このほかにも細かい点だが、やられたあと起きるタイミングをある程度自分で選択できるようになっている。すぐに起き上がることも可能だが、ワンテンポからツーテンポほどずらして起き上がることも可能。起き上がりざまにやられることもあるため、そのタイミングを計ることができるようになったという点では戦いの幅が広がることになる。地味に嬉しい仕様だろう。

 今回は短い時間だったこともあるが、「モンスターハンター4G」になり様々な強化ポイントが用意されている。10月11日の発売に向け、体験できる機会は増えていく予定だ。発売に向け、「モンスターハンター4」をプレイしつつも、公開される情報をチェックしながら、新作の登場を期待して待ちたいところだ。

【ザボアザギル亜種】
砂漠に姿を現わした、ザボアザギル亜種。身体を巨大に膨張させる様子は通常種と同じようだが、砂漠の環境に合わせて独自の進化を遂げているのだろうか?

【最新スクリーンショット】
膨張した大きな表面積でジャンプして襲いかかられ、ヨタついているうちに転がりながらパクッといかれました……

【追加アクション】
味方プレーヤーからの一部攻撃で、自身が「ぶっとび【特大】状態」になった場合、そこからジャンプ攻撃を繰り出すことが可能になった。マルチプレイのアクションとしては大きい変化だろう。ちなみに、モンスターからの攻撃による、ぶっとび【特大】状態からは「ジャンプ攻撃」を繰り出すことはできない

【角竜 ディアブロス】
巨大な2本の角を強烈な陽射しに輝かせるディアブロス。「砂漠の暴君」の名の通り非常に凶暴な性質で、縄張りに入り込んだハンターに猛然と襲い掛かる

【一角竜 モノブロス】
赤くねじれた巨大な一本角を持つ「一角竜」モノブロス。堂々たるその姿は、古くから「英雄の象徴」とされている。単身で挑みかかるハンターに、強烈な雄叫びで応戦する

【「モンスターハンター4G」プロモーション映像】

(船津稔)