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連続で襲い来る絶望! 「Dead Rising 3」プレイアブル出展
目の前でうごめく大量のゾンビをかきわけ、生き残るために戦え!
(2014/6/21 19:27)
オープンワールドゾンビアクション「Dead Rising 3」もまたXbox Oneタイトルとして注目されている作品だ。「Xbox One大感謝祭」の試遊台では1時間以上のプレイ待ちの列ができた。
「Dead Rising 3」は9月4日、Xbox One本体と同時発売で、価格は6,900円(税別)。CEROレーティングはZ(18才以上のみ対象)。ゾンビに覆われた街で生き残りの道を探すアクションアドベンチャーで、開発はCAPCOM Vancouver。
今回出展されたのは英語版だが、ゾンビに囲まれた絶望的な状態に置かれた主人公ニックの序盤の戦い体験することができた。見渡す限りの空間にひしめくゾンビの群れの中を突っ切らなくてはいけないニック。彼は生き残ることが本当にできるのだろうか。
次々と襲ってくる絶望! しかしそれをものともしない主人公ニックのパワフルさに注目
「Dead Rising 3」は序盤から立て続けに“絶望”がニックを襲う。自動車修理工の彼はなぜか意識を失っているときに「21」という数字を入れ墨で彫られ、しかも意識を取り戻すと地下にいて、周りはゾンビがひしめいている。ゲームはニックが必死になって逃げる場面から始まるのだが、なんと開始数分でいきなり行き止まりにぶつかってしまうのだ。
ニックは行き止まりの前でへたり込んでから、意を決してゾンビのいる方向に引き返す。ニックはここから引き返して違うルートを見つけるのだが、始まった瞬間行き止まりにぶち当たり、引き返すというこの演出はびっくりした。作品の未来を暗示するかのようにも感じた。
何とか地上に出たニックは、自分に向かってくるゾンビの群れを見る。しかし彼の目はゾンビの後ろに釘付けになる。旅客機が墜落してくるのだ! 旅客機はニックの頭をかすめ、高速道路を突っ切っていく。ここでカメラは爆発炎上寸前の旅客機の船内に入る。カメラは旅客機の中でゾンビに襲われる人達の最期を次々と映しだし、ここでゲームのタイトルが大写しになる。
今回体験できたのは、ニックがこの墜落した旅客機をくぐり抜け、高速道路のゾンビを突破し、生き残りの人達に会うまでだ。チュートリアル要素が強く、一本道の展開だが、ここを終えると「Dead Rising 3」本来のゲームが始まるという。本作はジャンルとしてはオープンワールドアクションであり、ゾンビにひしめく街の中を探索し各所のミッションに挑戦しながらストーリーを進行させていくことになる。
高速道路いっぱい、視界が見えるところ全部にうごめくゾンビ、そしてはるか遠くで崩壊した町並みが描画されていることで生まれる絶望感は、Xbox Oneのパワーだからこそだと感じた。本作はエリアチェンジなどでロードが始まってゲーム中断ということがなく、広大なフィールドを最初のロード1回で読み込んでおり、広い地域をシームレスに移動できる。ゾンビにつかまれないように車の上を飛び乗っていったり、ゾンビが比較的少ないルートを探すといった広い地域を見渡せるからこその進め方もできた。
本作の主人公ニックは、ゾンビの群れに囲まれても、ニックならどうにかできそうな“たくましさ”がある。彼が斧を振るえばゾンビは簡単にばらばらになるし、ジャンプの距離も長い。他のゾンビゲームにはないパワフルさを感じる。彼は成長していくと“昇竜拳”などの技も使えるとのこと。ゾンビをなぎ倒すようなキャラクターに成長しそうな感じがある。どんなバランスのゲームになるかが楽しみだ。
また、ニックは自動車修理工のスキルを活かし、どこでも武器を組み立てられる特殊技能がある。電動ノコギリと掃除機を組み合わせて凶悪なノコギリ武器を作ってしまったり、武器はかなり面白いものが出てきそうである。「Dead Rising 3」はかなり“ゾンビを倒しまくるゲーム”となりそうだ。これまでの「Dead Rising」シリーズはもちろん、他のゾンビゲームとも違った戦いが体験できるのか、期待したい。
そして「Dead Rising 3」といえばなんと言ってもE3で強烈なデビューをしたDLC「Super Ultra Dead Rising 3 Arcade Remix Hyper Edition EX Plus Alpha」だ。「Dead Rising」シリーズのキャラクターが、リュウ、ハガー、フェリシア、キャプテンコマンドーなどカプコンキャラクターのコスプレをして、超絶スキルでゾンビを倒しまくるという、頭がくらくらしそうなコンテンツだ。こちらもできれば日本版発売と同時に展開して欲しい。
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