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東京おもちゃショー2014が、東京ビッグサイトにて開幕

2014年は「新技術・新提案・新コンセプトのおもちゃ」がトレンド。
各社が多様な技術を導入したおもちゃを出展

6月12日〜15日 開催(12日、13日はビジネスデー)

会場:東京ビッグサイト 西1〜4ホール

 国内外各社の最新おもちゃが出展される「東京おもちゃショー2014」が、6月12日に東京ビッグサイトにて開幕した。会期は6月12日より4日間、うち一般公開日は6月14日〜15日となる。ゲーム業界は現在ロサンゼルスで開催中の「E3 2014」で沸きに沸いているが、国内玩具業界のトレンドを知ることができるこの「東京おもちゃショー2014」も、それに負けない盛り上がりを見せていた。本稿では、業者に向けた商談見本市であるバイヤーズデー初日の、2大主要メーカーの注目製品についてお届けする。なおここで紹介できなかった各社製品については、別途記事にてお届けする予定だ。

 今年のおもちゃショーは、昨年に引き続き「おもちゃで世界を笑顔に。」をコンセプトに、国内外約150社の企業や団体が出展している。今年のトレンドは「新技術・新提案・新コンセプトのおもちゃ」で、昨年までのトレンドだったスマートフォン連動玩具やスマホを模した電子玩具などからさらに一歩先を行く方向性を模索した、バラエティあふれる製品が数多く登場し、それら製品の多くが、今年の「日本おもちゃ大賞」の各部門を受賞している。

会場となる東京ビッグサイト。会場は西1〜4ホールとなっている
初日はあいにくの雨に見舞われたが、開場前から多くの来場者が開場に足を運んでいた

バンダイブース

 会場内でも最大規模のブースの広さを誇るバンダイは、ヒット中の「妖怪ウォッチ」、「仮面ライダー鎧武」、「烈車戦隊トッキュージャー」など、現行のローエイジ向け製品だけではなく、既報でもお伝えしている「超合金 超合体 SFロボット 藤子・F・不二雄キャラクターズ」をはじめとする超合金シリーズや、2015年から新たに商品を展開する「スター・ウォーズ」シリーズ、あるいは生誕20周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン20周年プロジェクト」など、ややハイエイジに向けたキャラクター製品にも大きな注目が集まっていた。

【超合金 超合体 SFロボット 藤子・F・不二雄キャラクターズ】

 ドラえもんをはじめとする、藤子・F・不二雄氏のキャラクター6体がロボットとなり、それが巨大ロボットに合体するという、超合金シリーズの新製品。ブースのステージでは、漫画家のむぎわら しんたろう氏、声優の水田わさびさん、タレントの千秋さんをゲストに招いた発表会も行なわれた。むぎわら氏は藤子・F・不二雄氏のチーフアシスタントをつとめていたこともあり、アニメ版「ドラえもん」で声の出演をしている水田さん、千秋さんとともに藤子・F・不二雄作品についての思い出トークを展開した。またむぎわら氏の手による同ロボットのイラストも公開された。製品は11月29日発売予定、価格は14,904円(税込)。

【「スター・ウォーズ」シリーズ】

 2015年12月18日公開の「スター・ウォーズ エピソードVII」に合わせバンダイが新規参入した「スター・ウォーズ」の製品は、同社が培ったノウハウを活かしたアクションフィギュア(S.H.フィギュアーツ)やプラモデルにて展開される。プラモデルは「X-ウイング・スターファイター」や「タイ・アドバンスドx1」(それぞれ1/72スケール)のほか、1/12スケールのダース・ベイダーなどのキャラクターなども発売される予定だ。今年秋からの展開予定で、価格は全て未定となっている。

【「妖怪ウォッチ」シリーズ】

 ゲーム関連製品としても気になる「妖怪ウォッチ」関連の製品も、来場者の注目度は非常に高かったが、現在大ブームとなっている「妖怪メダル」の第3弾より先の新製品は今回は出展されていなかった。アーケードゲーム「妖怪ウォッチともだちウキウキペディア」の3Dカードやステッカーを自分で作れる「妖怪3Dカードメーカー」、「妖怪ステッカーメーカー」の、ゲームとの連動玩具はなかなか面白そうだ。前者は7月中旬発売予定の2,200円(税別)、後者は8月上旬発売予定の3,800円(税別)となっている。

【ガンダムビルドファイターズ】

 この秋、TVアニメの新シリーズがスタートする「ガンダムビルドファイターズ」はもちろんプラモデルを中心に展開。新シリーズに登場するであろう機体が、すりガラスのケース内に展示されていた

タカラトミーブース

 バンダイに次いで大きなブースを設けていたタカラトミーブースには、自動車業界で話題の自動運転システムを内蔵したミニカー「自動走行チョロQ Q-eyes」や、実物同様に磁力で走るミニチュアリニアモーターカー「リニアライナー」、1980年代に登場したロボットトイ「オムニボット」をブランドとして復活させた各種ロボット製品など、最新のテクノロジーを導入した製品がブース入口付近に集められ、来場者の注目を集めていた。中でも各種ロボット玩具は、その動きが非常にキャッチーで面白く、一昔前のロボット玩具とはまた違った魅力を感じられた。

【自動走行チョロQ Q-eyes】

 同社の人気デフォルメミニカー、チョロQに自動走行の機能を持たせたのがこの「Q-eyes」だ。会場のデモンストレーションでは、コース上に設けられた障害物をすいすいと避けて走り回る様子が見られた。約10秒のチャージで約1分間の走行が可能。9月発売予定で、価格は3,500円(税別)。また「NISSAN GT-R」の車体とコースやガレージがセットになったものも同時発売され、こちら5,500円(税別)となっている。

【リニアライナー】

 電磁石を内蔵した列車とレールを用い、実物と同様に浮上して走行するリニアモーターカー。スケールスピード650km/hを記録する高速走行が可能で、さらに15分の充電で90分走行できる高効率を誇っている。またアルミ板の上で磁石を高速で動かすと発生する過電流を利用して浮上走行する「電磁浮上ビークル」も参考出展されていた。それぞれ発売日等はまだ未定だ。

【オムニボット ハロー!ミップ】

 倒立振り子センサーによって脚部の二輪で自立する新感覚のロボット。スマートフォンの専用アプリでラジコンのように操作が可能だが、もう1つ面白いのは手で操作ができるということ。本体のセンサーに手をかざすことで、簡単な動きを制御することができる。振り子センサーを内蔵しているため、フラフラと前後に移動しながら自立する姿は愛嬌があってなかなか可愛い。また手に持たせたトレイで350gまでのものを運ぶことができるという、かつてのオムニボットを思い出させる楽しい機能も持っている。6月21日発売で、価格は15,000円(税別)。ホワイトとブラックの2種類が用意される。

【オムニボット ハロー!ズーマー】

 こちらは犬型のロボット。やはりその動きが特徴的で、脚を交互に動かしたり、体をくねらせたり、突然後ろ向きで走ったりと、やんちゃな愛玩犬のような予測のつかない動きで楽しませてくれる。LEDアイとボイスによる表情や感情の演出もほどこされている。また音声によるコミュニケーションが可能で、手で頭を触ると一定時間音声認識モードとなり(LEDアイが「?」になる)、日本語や英語で話しかけることで、それに合わせた行動を見せてくれる。7月発売予定で、価格は15,000円(税別)。色によるバリエーションはないが、体の模様の違いは10,000パターン以上あるそうだ。

(稲元徹也)