ニュース

タカラトミー、パーソナルトークロボット「Robi Jr.」を発表

デアゴスティーニとのコラボ、楽しいおしゃべりに特化したロボット第1弾

2015年1月24日発売予定



価格:15,000円(税抜)

 タカラトミーは東京ビックサイトで開催されている「Japan Robot Week 2014」のブースで、パーソナルトークロボット「Robi Jr.(ロビ ジュニア)」の発表会を開催した。このロボットはデアゴスティーニ・ジャパンの「ロビ」とコラボレーション商品となり、ロビの幼少期をイメージしている。発売日は2015年1月24日で、価格は15,000円(税抜)。全長20cm。

発表会に登壇したタカラトミーニュートイグループリーダーの木村貴幸氏
ロビの幼少期をイメージしたかわいらしいデザイン
右がRobi Jr.。頭身が大きく異なるのがわかる

 ロビはデアゴスティーニ・ジャパンの週刊「ロビ」を毎週購入することで完成するロボットで、全70号。2013年3月に第1巻が発売され、2014年7月に最終号が刊行された。会話やダンスなどが楽しめるこのロボットは好評で、2014年より再販売が行なわれている。タカラトミーを初めとしたいくつかのメーカーで、プラモデルやガチャ商品などの展開も行なわれる予定だ。

 「Robi Jr.」はロビより身体全体が小さく、まだ立つこともできない幼児という設定。タカラトミーのロボット「オムニボット」シリーズの最新作である。「人間とロボットのハートフルな会話の実現」をコンセプトに、コミュニケーション機能に特化しており、音声認識機能で会話が楽しめ、頭や手足を動かしてかわいらしい仕草をする。目のランプは10色に点灯し、様々な感情を表現する。

 「Robi Jr.」は「何でも話して、聞いてくれるから」とこちらの話の聞き手になってくれ、様々な言葉に反応する。カレンダーとタイマーを内蔵しており、時間を教えてくれたり、時節に合わせた言葉も発する。「おもちゃのマーチ」や「どんぐりころころ」など50種類の歌も歌ってくれる。たくさん話しかけると機嫌が良くなり、話しかけないと機嫌が悪くなり、応答が変化する。Robi Jrの.声はロビと同じ声優の大谷育江さんが担当しており、ロビより幼い感じで演じているとのことだ。

 発表会に登壇したタカラトミーニュートイグループリーダーの木村貴幸氏は「タカラトミーでは、Robi Jr.はお話ができるロボットの第1歩だと思っています。これからもっと技術が進歩していくことで、よりスムーズに会話ができる、家庭で楽しめるロボットをもっともっと作っていきたいと思っています。今後もご期待下さい」と語った。

【Robi Jrと暮らそう!「一日の生活」編】

【Robi Jr.】
木村氏の運勢を占うRobi Jr.。手足を盛んに動かした後、「小吉」と答え、さらにラッキーアイテムも教えてくれた
デアゴスティーニ・ジャパンD2C部部長の森洋平氏は、ロビの魅力を改めてアピールした

【Japan Robot Week 2014】
「Japan Robot Week 2014」は企業向けのロボット展示会。様々な企業や大学などが製品や、研究を展示していた。ロボットアームなどの産業向け、寝たきりの人の全自動トイレや、歩行補助機などの医療向けなどが中心だった。原発事故の関係で、危険場所で作業を行なうロボットへの関心が、日本のみならずアメリカでも高まっており、これに応えるロボットも見られた
右は人間に代わり建機を操縦するロボット
おもしろかったのは受付ロボット。機能はあくまで「動く案内板」という感じだが、活躍する場所に合わせてボディを漆塗りにするなど、デザインの工夫が楽しい。ちゃんと頭部とボディを思わせる形になっているところなども、「ロボット」に対するユーザーのイメージをうまくとらえている

(勝田哲也)