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EA、ブラウザゲーム「Lord of Ultima」のサービスが終了

ブラウザベース“村ゲー”の終焉

5月12日サービス終了(現地時間)

 米Electronic Artsは現地時間の5月12日、ブラウザゲーム「Lord of Ultima」のサービスを終了した。5月12日UTC(協定世界時)7時頃より順次サーバーが停止する予定。

「Lord of Ultima」のスクリーンショット

 「Lord of Ultima」は、2010年4月にリリースされたRPG「ウルティマ」シリーズの世界観をモチーフにしたブラウザベースの箱庭型RPG。「トラビアン」や「Grepolis」等々、いわゆる“村ゲー”と呼ばれ一世を風靡したドイツ産ブラウザゲームに対抗して開発されたタイトル。

 その当時は使うことが当たり前だったFlashを採用せず、Ajaxを使うなど、最先端のブラウザゲームとして話題を集めたが、「Ultima」の名を冠したゲームであるにも関わらず、「Ultima」らしい要素がほとんど無かったり、その後、「Clash of Clans」に代表されるリアルタイムベースのストラテジーゲームの登場や、スマートフォンを使ったネイティブアプリの普及により、一気にゲーム性が陳腐化し、ユーザーを獲得することができなかった。

(中村聖司)