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「ブレイドアンドソウル」、サービス前の国内初プレイイベントを開催

美しいグラフィックスと高いアクション性に次世代を実感。PvP、協力プレイも体験

4月12日 開催

4月15日 キャラクターメイク開始予定

5月16日 オープントライアル開始予定

5月20日 正式サービス開始予定

利用料金:未定(月額課金制+アイテム課金制)

 エヌシージャパンは4月12日、Windows用オンラインRPG「ブレイドアンドソウル」の国内初のプレイアブルイベント「ファーストトライアル」を開催した。本イベントは日本国内で初めて「ブレイドアンドソウル」をプレイできるイベントで、抽選で選ばれた18名のプレーヤーがゲームを体験した。

 イベントでは自由にゲームをプレイできる「フリープレイ」と、PvPイベント、そして6人でインスタンスダンジョンに挑戦するという大きく3つのテストが催された。

 弊誌も本イベントで初めて「ブレイドアンドソウル」をプレイできたので、本作のインプレッションをお届けする。なお現在開発中の内容なので、サービス開始以降変更される要素がある可能性があることを留意して頂きたい。

美しいグラフィックスと、高いアクション性を体験

「ブレイドアンドソウル」日本運営プロデューサー兼開発コーディネータの五條隆将氏
クエストを進めていけば自然にゲームについて理解できる

 「フリープレイ」ではキャラクターメイクから、メインストーリーまで文字通り自由にプレイできた。キャラクターメイクや、各種族、クラスなどの詳細については先日の記事で紹介しているので、興味がある読者はそちらの記事を参照して頂きたい。

 今回は、「リン族」の「魔道士」のキャラクターを作成した。「魔道士」は遠距離から魔法で攻撃するクラスで、操作難易度は低めだという。

 キャラクターメイクを終えると早速ゲームが始まる。最初はストーリーのデモシーンから始まるのだが、予め作られたムービーではなくリアルタイムレンダリングとなっており、ムービーの要所要所にプレーヤーキャラクターが登場してより感情移入しやすいようになっていた。

 ムービーが終了するとゲームの本編が始まる。ゲーム序盤はチュートリアルクエストが用意されており、クエストをこなしていけば順番に「ブレイドアンドソウル」のシステムを理解できるような作りになっていた。

 移動はWASDキーで行ない、マウスで照準をあわせる。フリーターゲッティングシステムなので、TPSの様な操作感だ。マウスの左クリックで魔法を打って、1~4キーでスキルを使うというシステムだ。

 またスクリーンショットやプレイ動画は、公式サイトなどで見たことがあったが、実際にプレイしてみると改めてグラフィックスの美しさに感動した。遠くに居る時はうっすらと霧がかかっているが、近づくとその輪郭と色がはっきりしてくる。グラフィックス表現はさすが次世代のMMORPGという印象だ。

 「ブレイドアンドソウル」では、ゲーム最序盤から素早く走ったり、空中を滑空できる。美しいグラフィックスの中を自由度高く移動できるので、移動そのものがアトラクションのようで全くストレスを感じさせない。

 ゲームは昨今のMMORPGで基本になっているクエストドリブンタイプで、クエストを順番にこなしていくことで、ゲーム内のシステムや戦闘システムについて理解でき、さらにレベルも上がっていくというシステムになっている。

 今回は限られた時間しかプレイできないので、途中からクエストをスルーして奥の方のエリアまで行ってみた。どうやら本作には時間の概念はないようだが、エリアをまたぐと日の傾きが変化するようで、明るい日中帯のエリアからすっかり日が沈んで暗くなったエリアまで幅広い。更にフィールドを探検していると、ダンジョンや、フィールドを闊歩しているネームドモンスターが確認できた。

【スクリーンショット】
ゲーム序盤から「疾走」と「滑空」を習得できるのでスムーズにフィールドを移動することができる
グラフィックス表現はさすが次世代のMMORPGという印象だ。特に光の表現が素晴らしい

プレーヤースキルが大きく影響するPvPとインスタンスダンジョンをプレイ

フリーターゲッティング方式ということもあり、アクション性はかなり高い
PvPもインスタンスダンジョンもサーバーを越えて他のプレーヤーとプレイできる
今回は「闘神の祭壇」というダンジョンに挑戦した

 フリープレイが終了した後は、PvPとインスタンスダンジョンのテストに移行した。今回は「牡丹」と「真紅」という2つのサーバーが用意されていたのだが、サーバーを越えてマッチングできるかを確認する目的で行なわれた。

 PvPでは、自動でマッチング相手を選ぶ方式と、特定のプレーヤーを選んで戦うという2タイプが選べ、どちらの方式でもサーバーを越えて戦える。

 このテストではあらかじめ育成されたキャラクターを使ってプレイすることになり、筆者は「剣術士」を使うことになった。この段階でかなり多くのスキルを習得しており、あまりのスキルの多さに戸惑ってしまった程だ。

 PvPでは自動でマッチング方式を選ぶ場合は戦績が記録され、「レート」が上下する。今回は参加者が少なかったので確認できなかったが、「レート」にあわせて同じくらいの実力のプレーヤーとマッチングされるというシステムになるものと思われる。

 PvPではまず1vs1を2、3戦プレイしたのだが、使用できるスキルが多く、移動に使うWASDキーに加えて、スキルに1234、さらにZXCVキー、TABキーまで使うシステムになっており、かなりの操作量が求められる。

 剣士には相手の攻撃を防御するスキルがあったので、相手の攻撃を読んで防御し、反撃を加えるといったことも可能だ。

 3vs3になるとチームメンバーとの連携も発生するので、1vs1以上に立ち回りなどに気をつける必要があった。これらの要素によりプレーヤーのスキルが大きく反映される、手応えがあるPvPが楽しめそうだが、数回のプレイでは自分が使えるスキルや効果を理解し、思い通りに動かすのは難しかったというのが正直な感想だ。

 操作量が多くなるので、レベル上げをしながら自分のキャラクターのスキルなどを1つ1つ覚え、ある程度操作に慣れてから挑戦した方が良いだろう。

 その後、会場では6人インスタンスダンジョンに挑戦するテストを行なった。こちらもPvPと同じく特定のメンバーとパーティを組むことも、オートマッチングでメンバーを集めることの両方が可能だった。もちろんこちらもサーバーを越えてのマッチングが可能だ。

 今回挑戦したのは「闘神の祭壇」というダンジョンだったのだが、筆者を含めた多くのプレーヤーが、PvPの時と同様にシステムやクラスについて手探りの状況だったので、パーティプレイならではの連携プレイができなかったのが残念だ。

 ただそんな中でも敵の攻撃をガードできる「剣術士」や「拳闘士」が攻撃を受け止めつつ、他のクラスが一斉に攻撃を叩き込む、という戦い方が有効そうな印象を受けた。

【スクリーンショット】
PvPでは特定のプレーヤーと戦う方式と、サーバー側でオートマッチングする方式がある
1vs1の戦闘と、3vs3の戦闘では立ち回りが大きく異なる
適性レベルを上回ったキャラクターで挑戦したが、さすがにボスは手ごわかった

 こうして約3時間の「ファーストトライアル」は終了したのだが、もっともっと遊びたかったというのが正直な感想だ。メインストーリーの展開も気になるし、ほとんど勝てなかったPvPでリベンジを果たしたい、他のインスタンスダンジョンも気になる……とやりたことはまだまだ沢山ある。

 幸いなことに「キャラクターメイク」部分については、現在「キャラクターメイク」用クライアントを配布中で、4月15日からキャラクターメイク部分がプレイできるようになる予定だ。サービス開始まではまだ1カ月ほど開いているが、それまでガッツリとキャラクターメイクで遊びたいと思う。

(八橋亜機)