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3DS「A列車で行こう3D」街作りも、街の景観もパワーアップ!
シナリオも作ることができ、長く遊べる本格派
(2013/9/9 12:00)
アートディンクは、都市開発鉄道シミュレーションのシリーズ最新作「A列車で行こう3D」を12月12日に発売する。プラットフォームはニンテンドー3DSで、価格は6,090円。
「A列車で行こう」と言えば、西の「シムシティ」、東の「A列車で行こう」と言われるくらい有名な都市開発シミュレーションのシリーズで、「シムシティ」が米国で制作され、道路を中心として都市を構築していくのに対して、「A列車で行こう」はより日本らしく、鉄道を中心として都市開発を行なっていく。
単なる都市開発に留まらず、鉄道運営、会社経営といった要素も合わせ持ち、シミュレーション要素は多岐にわたっていることから、ナンバリングタイトルは比較的高性能なマシンでの動作を前提として制作され、いまもって「A列車で行こう9」をプレイしているユーザーも多い。そんな中、今作ではプラットフォームをニンテンドー3DSとしながらも、最新の要素を詰め込み、都市シミュレーターとしてきちんとした内容を備えている。
プレーヤーは鉄道会社の社長となり、線路を敷き、列車を運行させることで人的資源の輸送を行ない、経済を動かして街を発展させていく。駅周辺は少しずつ栄えていき、グラフィックスも変化していく。今作のテーマは「時代の移り変わり」であり、時間が経過することで街のグラフィックスが現代的になる一方で、車両や建物が劣化していく。さらに時代の変化を感じさせるイベントとして、コンビニが立ち並んだり、物価の急騰、増税といったことも起こる。プレーヤーはそんな時代の荒波の中で理想の都市建設を行なっていく。
「A列車で行こう3D」では線路や道路も進化しており、新たなパーツが登場する。「架線柱」、「防護柵」、「街灯」、「ガードレール」などが導入されており、よりリアリティあふれる街作りを目指すことができる。また、道路には片側2車線の「2車線道路」、カーブしながら上がる「カーブ勾配」、「立体交差道路」などが導入されている。
駅関連施設の追加として、「車庫」、「信号場」などが追加される。たとえば、信号場を設置すれば、駅停車中に繊細なダイヤ設定を行なわなくとも、単線区間の待ち合わせを簡単に行なうことができる。臨時列車など未運行期間のある列車も設定可能だが、こういった車両は車庫に保管することで維持費を節約することができる。
さらに、ニンテンドーDS版では最大5両編成までしか運行できなかったが、今作では、最大7両編成まで可能となった。これにより、より多くの乗客の輸送を行なえる。駅に関しても、橋上駅、高架駅、ターミナル駅、貨物駅など、豊富な駅のタイプから選択可能なのはもちろんなこと、従来は4番線までしか指定できなかったが、今作では6番線ホームまで建設可能となった。
この他にも、奇数ホームと偶数ホームを区別してダイヤを設定できるようになった。同一列車でも「上り」到着時と「下り」到着時でダイヤを切り替えることができる。
上記のような進化した機能を使い作り上げたリアリティあふれる街を見ることができる3Dカメラモードは、もちろん立体視に対応している。列車、バス/トラック、建物などなど街を構成するすべてのものが3Dモデルで構成されており、モデルのクオリティも向上しており、臨場感あふれる自慢の街並みをじっくりと堪能することができる。
プレイする上でライバル会社は大切だが、過去のプレイ履歴をライバルに据えて経営競争を行なうこともできる。ライバル会社を設定すると、プレイ中にライバルのファンファーレイベント達成などの進行状況が報告されるようになる。また、ゲーム時間が同じ状態のライバル会社のマップを表示させて視察することもできる。
この他の機能としては、シナリオを自在に作り上げられるコンストラクションモードを搭載している。このモードでは、地形成形や建物配置など制限無く自由に街をつくりあげることができる。さらに、今作ではクリア目標だけでなく「会話シーン」もマップに組み込むことができるようになる。挿入の条件設定も可能で、手詰まりになったときに秘書がアドバイスをしてくれたり、目標達成時にお祝いを言わせるといったことも可能となっているという。
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画面写真は、全て開発中のものです。