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名作をボードゲームに! 「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」

拡張パック「富と名声」も新登場。4つの文明、新ルールを追加

「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム」

2012年12月発売

価格:6,300円

「シドマイヤーズ シヴィライゼーション 富と名声」

9月中旬発売予定

価格:4,200円

 ホビージャパンは“文明”をテーマとしたシミュレーションゲーム「シヴィライゼーション」をモチーフとした、文明発展ボードゲーム「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム」を発売した。価格は6,300円。対象年齢は14歳以上。

 さらに9月には拡張パック「シドマイヤーズ シヴィライゼーション 富と名声」日本語版を9月中旬に発売する。価格は4,200円。プレイ人数は2~5人。本作は拡張パックのため、プレイするためには「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム」が必要となる。

こちらは拡張パックの画像。4つの文明が追加される

 「シヴィライゼーション」シリーズは人類の文明・歴史をモチーフとしたターン制のシミュレーションゲームで、プレーヤーは他国と関わりながら自国の文明を発展させ、領土を広げていく。武力で他国を制圧するだけでなく、文化勝利、経済的勝利も目指せる。宗教・芸術など様々な要素が絡み合う奥深いゲーム性が人気で、「Civilization V」が最新作となっている。

 「シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム」は「シヴィライゼーション」シリーズをモチーフとした2~4人でプレイできるボードゲーム。プレーヤーは各文明の特性、獲得した技術や文化に関するイベントをうまく活用しながら、勝利条件を達成するために、戦略を練っていく。ローマ、中国、エジプト、アメリカ、ドイツ、アラブの6文明が収録されている。

 マップは毎回ランダムで変化し、プレーヤーは戦争での勝利、文化での勝利、技術を高めての勝利、経済勝利という4つの勝利条件のどれかを最初に達成したものが勝ちとなる。どの勝利を目指して国を発展させていくか、どう相手を邪魔するか、奥深い駆け引きが楽しめるのだ。他国が発展し始めたら他の国と協力して対抗するなど政治的要素も楽しい。現在の歴史をなぞるようなイベントも多数あり、プレーヤーは人類の歴史に思いを馳せていくことになるだろう。

 拡張パック「シドマイヤーズ シヴィライゼーション 富と名声」は本編の楽しさをさらに広げてくれる。新たにアラビア、ギリシャ、インド、スペインの4文明が登場。新たな技術と文化イベント、文化遺産、小屋/村といった要素が加わり、より奥深い駆け引きが可能となる。プレイ人数も最大4人だったものが、拡張パックを導入すると5人でのプレイができるようになる。

 様々な分野で活躍した人が影響を及ぼす「偉人」、コインを使用することで恒久的な利益を受けることができる「投資」、首都をさらに発展させる「メトロポリス」などの新ルールも加わる。ルールが増えることでゲームは複雑になるが、これらの新ルールは取捨選択できる様に設計されており、プレーヤーの好みや習熟度に合わせて使用できる。ボードゲーム初心者から熟練者、もちろん「シヴィライゼーション」ファンも楽しめる。

 「シヴィライゼーション」シリーズの最新作はテイクツー・インタラクティブ・ジャパンのWindows向けシミュレーション「シヴィライゼーションV」で、2010年発売。低価格版が2013年3月がリリースされ、さらに拡張パックやマップパックをセットにした「シヴィライゼーション V ゴールドエディション」も2013年7月に発売された。

【シドマイヤーズ シヴィライゼーション:ボードゲーム】
「シヴィライゼーション 富と名声」プレイするためにはこちらが必要となる

【シヴィライゼーション 富と名声】
偉人や文化遺産が追加される

(勝田哲也)