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「次世代ワールドホビーフェア」、バンダイやタカラトミーなどホビーレポート
「ダンボール戦機」の新展開、「デュエルマスター」が大人気
(2013/6/29 22:25)
幕張メッセにて6月29日と30日に開催されているホビーイベント「次世代ワールドホビーフェア‘13 Summer」。本稿ではホビーを中心に取り上げていきたい。「次世代ワールドホビーフェア」は低年齢層や、家族連れをターゲットとしたイベントであり、タカラトミーやバンダイをはじめとした様々なメーカーが夏に向けての新製品を多数展示・販売していた。
会場では「ダンボール戦機」のフィギュアを使った対戦プレイが楽しめる「バトルストラクション」や、丸く変形するモンスターフィギュアでの対戦が楽しめるセガトイズの「爆丸」など、動きのあるギミックを活用したボードゲーム・カードゲームが人気だった。またタカラトミーのカードゲーム「デュエル・マスターズ」も大人気だった。他にもたくさんの最新ホビーを見ることができた。
「バトルストラクション」、「ウォーターファイト」など新商品盛りだくさんのバンダイ
バンダイは「次世代ワールドホビーフェア」で様々なホビー商品を出展していたが、注目の1つが「バトルストラクション」だ。「バトルストラクション バトルセット LBXドットフェイサー&LBXガウンタ・イゼルファー」が6月29日に発売された。ボードの上に「ダンボール戦機」のフィギュアを置いて対戦するゲームなのだが、地形の描かれたボードが6角形の“ヘックス”に区切られており、まるでシミュレーションゲームのような雰囲気だ。
実際はフィギュアを「ストライクシューター」というスプリングユニットで飛ばし相手にぶつけ倒すという直感的に楽しめるボードゲームだ。フィギュアはミサイルを飛ばすことができるギミックや、上半身がバネ仕掛けで回転し、相手フィギュアをはじいて飛ばせるといった要素もあり、「ダンボール戦機」のユニットの特製を再現できるギミックが盛り込まれている。フィギュアを中心に今後様々なセットが発売されるという。
また、積極的にイベントを行なっていたのが「ハイパーヨーヨー」。軸部分にベアリングが仕込まれており、回転がなめらかで長時間回転する。回しているだけだと10分以上回転しているという。握り部分は手にしっかりとなじむ形状になっていて、中心部分は大きめになっているので、回転させたまま糸を中心に通すなどのテクニックもやりやすくなっている。
会場では課題曲に合わせて自由にトリックを決めるというフリースタイル部門の競技「スピナーズカップ」が開催されていたのだが、ヨーヨーを決めながらジャンプしたり、華麗にテクニックを決めたりと低年齢のユーザーとは思えない様々なテクニックを持つ参加者の演技を見ることができ、そのレベルの高さに驚かされた。
この他にもハイパワーの水鉄砲「ウォーターファイト」シリーズにハンドルを回すとガトリングガンのように水を発射する「ガトリングタイガー」や、大型タンクを装備し、ポンプ式にスライドして水を発射する「ファイアドルフィン」が6月29日発売で、会場では的に向かって撃つことができた。
バンダイのキャンディトイ部門では「超変換大戦もじバケるG」の新製品の試遊ができたり、「神羅万象チョコ」のキャラクター投票や、ガンホーの「パズル&ドラゴンズ」とのコラボレーションの紹介などが行なわれていた。プラモデル部門でも「ガンダム」や「ダンボール戦機」の新製品の発売や、ジオラマ展示を行なっていた。
「デュエルマスターズ」が人気、「ビーダマン」の大会なども行なわれたタカラトミー
タカラトミーでは「デュエルマスターズ」が会場でも1番ではないか、というほどの人気で参加希望者が長い列を作っていた。最新パックの「エピソード 3 レイジ VSゴッド」が6月22日発売されている。会場では「栄光のV(ヴィクトリー)カード」というとてもレアなカードがもらえるイベントで、参加者は他の参加者とバトルを行ない、4連勝すると会場で待ち受けている「アウトレイジ」というプレーヤーに挑戦できるというもの。アウトレイジに勝つことができれば強力なカードをゲットできる。
「デュエルマスターズ」は他にも対戦フリーのコーナーがあったり、イベントを行なっていたりと盛んだった。面白かったのがコーナーの外でも多くの人が対戦したり、自分のカードのコレクションを広げてデッキを組んでいたところ。「デュエルマスターズ」の人気の高さが強く印象に残った。
会場でとても面白いイベントを行なっていたのが「クロスファイトビーダマン」だ。「クロスファイトビーダマンアジアチャンピオンシップ予選」を行なっていた。競技内容は2つで、5mもの長さの「ロングブリッジ」をクリアするというものと、大きな円柱をビーダマンの連射で押していく「ドラムプッシュ」。この2つの成績の上位者が8月に行なわれる「アジアチャンピオンシップ」にすすめるという。
「ビーダマン」はパーツのカスタマイズで連射力を強化したり、コントロールをより正確なものにしたりできる。打ち出す部分の「コア」だけでなく、フィギュア部分も特製による違いがあるという。5mのブリッジをまっすぐ転がすには集中力も必要となる。参加者はとても真剣だった。「アジアチャンピオンシップ」は日本・韓国・香港・台湾の小学生が出場し、8月11日に開催されるという。
タカラトミーは他にも「イナズマイレブンGO TCG」や「バトロボーグ4G」、「バトケシ」など様々なホビー商品を出展していた。また、リアルな雰囲気を持った動物フィギュア「アニア」はコレクション性も高く、「トミカ」の様な集めて楽しむおもちゃになりそうだ。「ワクワク動物園」、「ドキドキサファリパーク」といったジオラマ商品の展開も行なっていく。