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Razer、世界初のゲーミングタブレット「Razer Edge」を発表

Core i7とGeForce GT 640でPCゲームがゴリゴリ遊べるWindows 8タブレット

発売時期未定

価格:
999.99ドル(Razer Edge)
1299.99ドル(Razer Edge Pro)

 米Razerは、現在ラスベガスにて開催されているCES2013において、世界初となるゲーミングに特化したタブレット「Razer Edge」を正式発表した。ラインナップは標準モデルのRazer Edgeと、ハイエンドモデルのRazer Edge Proの2モデルで、ゲーミングを快適にするための専用の周辺機器がオプションとして用意されている。価格はRazer Edgeが999.99ドルで、Razer Edge Proが1299.99ドル。発売時期は未定だが、すでに予約の受付を開始しており、あまり間を置かず出荷開始されるものとみられる。日本での発売は未定。

別売のキーボードを装着したキーボードモード
ドッキングステーションを接続すれば、HDMI端子でモニターに繋いだり、USBでゲームパッドを利用することもできる

 Razer Edgeは、2012年のCESでRazerが「Project Fiona」として発表していたゲーミングタブレットの正式版で、同社では数百万のゲーマーを対象にヒアリングを行ない、最終仕様を決定するという“クラウドソーシング”によって生み出されたとしている。

 ハードウェアとしてはWindows 8を搭載したタブレット端末で、ゲーミングタブレットの名の通り、タブレットでありながらCPUにIntel Core i7 Dual Core、GPUにNVIDIA GT 640M LEを搭載するなど、ゲーミングPCの性能をそのままタブレットに盛り込んだRazerらしい意欲作となっている。その他、高精度の加速度センサーとマルチタッチスクリーンを備えている。

 Razer Edgeは、ゲーミングタブレットとして、タブレットモード、キーボードモード、モバイルコンソールモード、ホームコンソールモードの4つのモードを搭載しており、ゲームジャンルや使い方によってモードを切り替えてプレイすることになる。

 中でもモバイルコンソールモードでは、別売のゲームパッドコントローラーを装着することで、Razer独自の高精度アナログスティック付きのデュアルコントローラーで、フォースフィードバックを感じながらゲームが楽しめる。別売のバッテリーを装着することで、長時間のゲームプレイにも耐えられるという。

 また、ホームコンソールモードでは、ドッキングステーションと合体し、デスクトップPCとして使うことも可能。HDMI端子を介してモニターに接続することで、より大画面でのゲームプレイも可能となる。

 Razerによれば、Razer Edgeタブレットは、混合コントロール機能を中心としたゲーム体験を生み出すための新しいプラットフォームであり、将来的には混合コントロールや加速度センサーをフル活かしたRazer Edge向けのゲーム開発も期待されるとしている。

【モバイルコンソールモード】
ユニークな形状をした専用のゲームパッドコントローラーを装着することで、Razer Edgeを手に持ったままゲームパッドでゲームが楽しめる。アナログスティックも左右に完備し、コンソールゲームやレースゲームもお手の物だ

【ホームコンソールモード】
専用のドッキングステーションを繋げば、ゲームパッドを使って電源を気にせずにたっぷりゲームをすることが可能に

【「Razer Edge」トレーラー】

【スクリーンショット】

(中村聖司)