KONAMIブースレポート
小島プロダクションとソーシャルゲームを中心に多方面へのタイトルを展示
期待の「MGR」は50台もの試遊台を用意!
開催期間:9月20日~9月23日 開催(20日、21日はビジネスデー) 会場:幕張メッセ1~8ホール 入場料:前売1,000円/当日1,200円(一般) |
幕張メッセの3ホールの一番奥にあるKONAMIブースでは、期待の「メタルギア」シリーズ最新作「METAL GEAR RISING REVENGEANCE」(以下、「MGR」)の体験版を圧巻の50台用意するなど、「メタルギア」シリーズ25周年の年とあって、小島プロダクションタイトルを中心にブースを展開。
ただし、それだけでなく、近年好調のソーシャルゲームコーナーや「jubeat」シリーズ最新作「jubeat saucer(ユビート ソーサー)」、「ドラゴンコレクション シシトウ団の野望」といったアーケード向けタイトルや、スマートフォン向けタイトルも展示されているなど、スキのないラインナップとなっていた。
本稿では、これら東京ゲームショウで展示されていた最新のKONAMIタイトルおよびパートナータイトルについて、プレイインプレッションを含めて紹介していこう。なお、「SILENT HILL」シリーズ2作に関しては、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントブースでのみ試遊が可能となっている。
■ METAL GEAR RISING REVENGEANCE
プラットフォーム:PS3
発売日:2013年2月21日
価格:【パッケージ版】6,980円 (税込) / 【ダウンロード版】6,480円(税込)
ジャンル:アクション
プレイ人数:1人
CEROレーティング:審査予定
プラチナゲームズ株式会社との共同で開発されている「メタルギア」シリーズ最新作。会場には50台もの試遊台が用意され、多くの来場者たちを楽しませていた。体験プレイ開始前に、まず、ブース背面の通路側で基本的な操作方法を教わるブリーフィングを受ける必要があるため。基本的な操作方法を理解したうえでプレイできた。
今回の体験版では、「MGR」の操作に慣れてもらうためのチュートリアルと、2つのステージ・ボスとの戦いまでをプレイ可能。推奨されていたイージーでプレイする分には、攻撃を受けても大ダメージとなることはない上、最大の特長である“斬撃モード”で敵のエネルギーを吸収すれば、ゴリ押しでもクリアできる程度の難易度。通常のアクション部分での操作に加えて、ザコの背後から近寄って1撃で倒す「ステルスキル」やステージの各所に配置されたアイテムを探す楽しみも用意されている。
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(C)Konami Digital Entertainment Developed by PlatinumGames Inc.
■ METAL GEAR SOLID SOCIAL OPS
配信時期:年内配信予定 ※9/20より事前登録受付中
価格:基本プレー無料(アイテム課金制)
ジャンル:RPG
※ゲームを遊ぶには「GREE」への会員登録が必要です。
「メタルギア」シリーズ初のソーシャルカードゲーム。Unityエンジンの採用により、ソーシャルゲーム離れした3Dグラフィックスによる演出を実現。また「メタルギア」シリーズからタイトルの垣根を超えたキャラクターカードが登場して自分だけの部隊(デッキ)を作成できるなど、「メタルギア」ファンにはたまらない内容となっている。
ブースではスネークがスニーキングミッションを進行していく中で兵士カードをゲットする形で進んでいく。基本的に画面をタップするだけで、スネークがスニーキングミッションを進行していくことが印象的。こうして、ある程度の戦力が整ったところでステージの最後に登場するボスとの戦闘がスタート。見事に勝利した後には、メタルギアのパーツを手に入り、自分のマザーベースの状況が確認できるなど、完成度もかなり高い。
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(C)Konami Digital Entertainment / GREE
■ ZONE OF THE ENDERS HD EDITION
プラットフォーム:PS3 / Xbox 360
発売日:2012年10月25日
ジャンル:ハイスピードロボットアクション
価格:パッケージ版3,980円、ダウンロード版3,480円
2001年に発売されたPS2「ZONE OF THE ENDERS Z.O.E」と2003年に発売された続編・PS2「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」をHD化するとともに1つにまとめて発売されるタイトル。巨大人型兵器(オービタルフレーム)“ジェフティ”にひょんなことから搭乗してしまった主人公が様々な事件に巻き込まれていく。
体験版ではまず最初に「ZONE OF THE ENDERS Z.O.E」と「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」のどちらかを選択してから、“ジェフティ”の操作に関するチュートリアルから最初のステージをクリアするまでをプレイすることができた。
HD化されるにあたって新規オープニングアニメーションが作成され、グラフィックスがよりシャープになったように感じられたほかにも、サウンドのサラウンド対応など、より臨場感が味わえるようになったのもポイント。初めてプレイする方はもちろん、筆者のように以前にシリーズをプレイしたことがある人にとっても新鮮に感じられる内容となっていた。
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(C)Konami Digital Entertainment
■ jubeat saucer(ユビート ソーサー)
プラットホーム:アーケード
稼働時期:9月25日より順次稼働予定
ジャンル:音楽シミュレーションゲーム
プレイ人数:1人(オンライン接続時最大4人)
アーケードで大人気の音楽シミュレーションゲーム「jubeat」シリーズ第5段。リズムに合わせて4×4の光るパネルをタッチしていくだけのシンプルなルールとなっており、光ったパネルを押すだけなので、直感的にゲームをプレイすることができる。
“いつでも、おいしい”がテーマとなっており、定期的に楽曲の入れ替わりが行なわれる予定。いつでも新鮮な気持ちでプレイできる。また、ライセンス曲やオリジナル曲、他機種からの移植など楽曲も豊富に用意されており、最近の曲に詳しくない筆者にとってもわかる曲が複数あったのは嬉しいところ。光るパネルをタッチするだけのため、どのパネルが光るか知らない曲でも、なんとかクリアするぐらいは可能な難易度となっており、楽しくプレイすることができた。
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(C)Konami Digital Entertainment
■ ドラゴンコレクション シシトウ団の野望
プラットホーム:アーケード
稼働時期:2013年春稼働予定
ジャンル:カードバトルマシン
プレイ人数:1人
大人気ソーシャルゲーム「ドラゴンコレクション」がアーケード向けタイトルとなって登場。縦長に配置されたモニターに、1本のレバーと2つのボタンのみという簡単操作なので、誰でもゲームを楽しめるのではないかと感じられた。
体験プレイを開始すると、まず名前の入力と自分の属性、カードの属性を選択してからバトル開始。バトルでは、先攻・後攻のどちらを選ぶかを決めた後、攻撃したいカードを選択するだけでゲームが進行していく。バトル後はカードの合成ができ、最後に選択した1枚のカードが排出されてゲーム終了となる。
ソーシャルゲーム「ドラゴンコレクション」との連携も考えられており、排出されたカードについている「秘宝」をケータイでスキャンすると、筐体オリジナルモンスターを入手できるとのこと。親子でドラゴンコレクションを楽しむにはもってこいのタイトルといえそうだ。
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(C)Konami Digital Entertainment
■ SILENT HILL : DOWNPOUR (サイレントヒル ダウンプア)
プラットホーム:PS3
発売日:2012年11月8日(木)
価格:6,980円(税込)
ジャンル:ホラーアドベンチャー
プレイ人数:1人
CEROレーティング:D(17歳以上対象)
SCEブースでのみプレイ可能となっていた、ホラーアドベンチャー「サイレントヒル」シリーズ最新作。ソニーの最新ヘッドマウントディスプレイであるHMD-T2での展示となっており、UNREAL3エンジンで描かれた美麗なグラフィックスを、プライベートシアターで楽しむかのように没入感のあるプレイを楽しめた。
主人公の囚人マーフィー・ペンドルトンが凶悪犯罪者用の刑務所へ移送される途中、事故にあったバスから投げ出され、自由の身となったマーフィーがサイレントヒルへと入っていく……。というストーリー。
プレーヤーの背後から3人称視点で追いかけるタイプのゲームとなっており、残念ながら筆者は最初のエリアでつまずいてしまったため、15分ほどの短いプレイ時間ではあまり先に進むことができずじまい。アドベンチャーなので簡単に答えがわかりすぎるというのも考えものだが、困ったときのためのヒントがもう少し欲しいと思った。ただし、ドアを開ける際にはドアのアップしてから開くなど、ドキドキ感を感じられる演出が印象的だった。
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(C)Konami Digital Entertainment
■ SILENT HILL : Book Of Memories
プラットホーム:PS Vita
発売日:今冬
価格:価格未定
ジャンル:ホラーアクションRPG
プレイ人数:1~4人
CEROレーティング:審査予定
PS Vita用として開発されている「サイレントヒル」シリーズのタイトル。こちらもSCEブースでのみ体験可能となっていた。注目すべきはやや上から斜め上から見下ろすクォータービューのアクション性の高いタイトルとなっており、ジャンルもホラーアクションRPGとなっていること。また、4人までのマルチプレイにも対応しているため、友達と協力してプレイできるようだ。
主人公の誕生日、自分の過去の出来事が書き綴られていた不思議な本が家に届けられる。送り主の住所はサイレントヒル。その日から主人公は悪夢を見るようになり、悪夢の裏世界を解き進むと現実世界が変わっていた……というストーリーからゲームはスタート。
ゲームが開始されると、まずはプレーヤーの分身となるキャラクターメイキングからスタート。男女さまざまなタイプに加えて、メガネなどによるカスタマイズが可能になっており、自分好みのキャラクターを作れそうだ。クォータービューとなることで全体が見渡しやすく、プレイしやすそうな印象。試遊台は1台のみだったため、残念ながらマルチプレイは体験できなかったが、ハードがPS Vitaということで、タッチパネルをタッチすることでのアイテム取得や装備の変更が可能なことが確認できた。
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(C)Konami Digital Entertainment
■ イース セルセタの樹海
プラットホーム:PS Vita
発売日:2012年9月27日
価格:通常版 7,140円、ダウンロード版 6,200円
イース生誕25周年記念パック 8,925円
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1人
CEROレーティング:B(12才以上対象)
日本ファルコムの人気アクションRPG「イース」シリーズの25周年記念作品。3人までの仲間とパーティを組み、プレイするパーティーメンバーを瞬時に切り替えながら戦うことができる。
体験版では、森林の中を探索するモードとボス戦が楽しめるモードの2種類のどちらかを選択でき、探索モードでは次々を現われる雑魚キャラクターを倒していく中で、あらたなスキルが使えるようになるひらめきなどのシステムを確認できた。もう1つのボス戦モードでは、主人公キャラクターたちの何倍もの大きさの巨大なボスが登場。ボタンを押すだけでさまざまな攻撃を繰り出せる、テンポのいい戦闘が楽しめるのが好印象だった。
(C)2012 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
■ DJ MAX TECHNIKA TUNE
プラットホーム:PS Vita
発売日:2012年9月27日
価格:通常版 6,090円、限定版 8,190円、ダウンロード版5,300円
ジャンル:DJシミュレーション
プレイ人数:1人
CEROレーティング:B(12才以上対象)
PENTAVISIONが開発するDJシミュレーション「DJ MAX」シリーズの最新作。日本版は株式会社サイバーフロントが発売。PS Vitaというハードの特長に合わせて、操作を前面および背面のタッチパネルによる操作のに限定し、画面中を左右に流れるタイムラインに合わせてタッチするという、直感的かつわかりやすいゲームシステムとなっていた。
入力するノートの種類が多数用意されており、一般ノートはタイムラインに合わせてタッチするだけでいいものの、タイムラインの進行に合わせて指を移動させる必要がある連結型ノートやドラッグロングノートやノート延長戦の最後に到達するまでタッチし続けるホールドノート、小さなノートと重なるタイミングでリズムを刻み続ける連打ノートなど、さまざまなノートが用意されている上、これらのノートが複数入力する必要がある場面もあるなど、単なるリズムゲームとはひと味違う、リズムに合わせてパズルを次々とこなしていくような感覚が味わえるタイトルとなっていた。
(C)NEOWIZ MOBILE. All rights reserved.Published in Japan by Cyberfront
□東京ゲームショウ2012のホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/index.html
□KONAMIのホームページ
http://www.konami.jp/
□「小島プロダクション」のページ
http://www.konami.jp/kojima_pro/
□「METAL GEAR 25th ANNIVERSARY」のページ
http://www.konami.jp/mg25th/
(2012年 9月 23日)