SCEJブースレポート“一遊入魂”ステージイベント
「ジョジョの奇妙な冒険」、「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」、「ファンタシースターオンライン2」、「PSオールスター・バトルロイヤル」
先日のプレスカンファレンスでもお伝えしたとおり、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は注目度が高い出展タイトルを豪華ゲストとともに紹介するステージイベント「一遊入魂(ONE PLAY NYU-KON)」を一般公開日に連日開催している。ここでは22日に行なわれたステージイベントのなかから、いくつかをピックアップしてご紹介する。
■ PS3「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」
一般公開初日の1発目を飾る“一遊入魂”は、株式会社バンダイナムコゲームスが2013年に発売予定の対戦格闘アクション、PS3「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」ステージ。出演者はバンダイナムコゲームスの新野プロデューサーと、開発元である株式会社サイバーコネクトツーの松山ディレクターと中舎ゲームデザイナーの3名。
新野氏、松山氏、中舎氏は、登場するなり“ジョジョ立ち”をキメて来場者から拍手喝采を浴びる。特に松山氏は、この日のために特別発注したという「岸辺露伴」のコスプレで登場。「衣装の製作元では作れませんから(松山氏)」と、グッチのベルトと靴を別途計20万円で調達。しかも少年ジャンプ編集部に監修を受けた正式なものだという。
原作者である荒木飛呂彦先生のタッチを完全再現したというグラフィックス、名セリフや擬音などの原作ネタなど、ファン感涙の徹底的なこだわりを披露。「チーム内でもジョジョ語で会話しながら開発している」と中舎氏がいうと、松山氏がすかさず「その通りでございます。Exactly!」と続ける。会話の端々からあふれ出すジョジョ愛に、会場からも大きな笑いが巻き起こる。
ステージでは、松山氏と中舎氏が、空条承太郎×ジャイロ・ツェペリ、ジョセフ・ジョースター×ワムウといった組み合わせで対戦デモプレイを披露。原作そのままのキャラクターアクションが決まるたびに、ギャラリーの男性ファンからは野太い歓声が、女性ファンからは黄色い嬌声がこだまする。このあたり、新野プロデューサーが強調する「これは格闘ゲームではありません。“ジョジョゲー”なんです!」という主張と見事に合致する。発売はしばらく先になるが、格闘ゲームファンはもちろんのこと、原作やアニメファンには絶対に見逃せない文字どおりの必携アイテムになりそうだ。
おなじみのアクション、名セリフ、名シーンが登場するたびにギャラリーがドッと沸く。原作愛あふれる素晴らしい作品になりそうだ |
(C)荒木飛呂彦 & LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(C) 2012 NBGI
■ PS3「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」
ブース内に設置された“秘密スタジオ”より中継が行なわれた本イベント。実演はなかったが、あらかじめ用意されたムービーなどをまじえつつ、バンダイナムコゲームスの桑原顕プロデューサー、B.B.スタジオの大野聡プロデューサー、徳島雅彦ゲーム監督が本作の特徴や今後の展開について説明した。内容はバンダイナムコゲームブースにて行なわれたステージイベントとほぼ同一のため、ここでは省略させていただく。
一遊入魂ステージイベントが初出となる事柄は、SCEJブースにて配布中のパンフレットに関するもの。SCEJ配布パンフレットには、実はある“紙片”がはさまれおり、これには「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」で使える“階級ブースター”のアイテムコードが記載されている。階級ブースターは計8回まで使用可能。使用すると階級があがりやすくなるというもので、プレーヤーなら誰もが欲しがる内容。欲しい方は、ぜひSCEJブースまで足をお運びいただきたい。
(C)創通・サンライズ
■ PS Vita「ファンタシースターオンライン2」
こちらも秘密スタジオから中継が行なわれたイベント。セガの酒井智史プロデューサーおよびPS Vita版の菅沼裕ディレクターがおそろいのTシャツで登場。このTシャツは「PSOサポーターズTシャツ」と呼ばれるもので、8ホールのセガ物販ブースで販売中。開発チームで作成したパーカーと同じデザインで、パーカーとは逆の配色を採用。本作を盛り上げていきたい人には要注目のアイテムといえる。
本ステージも、セガブースで行なわれたイベントとほぼ同一のため詳細は割愛させていただく。このステージイベントが初出となる情報は、PSP「ファンタシースターポータブル2」のキャラクター衣装がPS Vita「ファンタシースターオンライン2」にも登場するというもの。コスチューム着用映像自体は、実はセガブースにて上映中のPVに登場済みにつき、気になる来場予定者はそちらもチェックしてみるといいだろう。
PSP「ファンタシースターポータブル2」のキャラクター衣装がPS Vita「ファンタシースターオンライン2」に登場する |
(C)SEGA
■ PS3/PS Vita「プレイステーション オールスター・バトルロイヤル」
一般公開日初日最後のイベントステージは「トロ世紀の一本勝負!」。ラチェットとリビッツが応援するなか、癒し系キャラのトロが「プレイステーション オールスター・バトルロイヤル」でガチバトルを披露。ただし、トロの手ではコントローラーの細かい操作ができないため、SCEJ広報氏が代理プレイを担当した。
トロと戦うのは、クレイトス、ネイサン、ラデックといった超コワモテなキャラクターばかり。「なんてえげつない面子だろうか」と思っていたが、いざゲームが始まってみるとトロとシリアスキャラがバチバチやりあう姿がなんともユーモラスで「あぁ、こういうのも楽しくていいなぁ」と思わされる。カジュアルながら奥深さも備えた作品につき、同社ブースを訪れる予定がある人はぜひ1度プレイしていただきたい。
いかつい面々を相手に健闘どころか、最後は勝利を収めてしまったトロ。マイペースが勝利の鍵か? |
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(2012年 9月 22日)