コーエーテクモ、PS3「真・三國無双 MULTI RAID 2 HD Version」

「妖仙編」のストーリーや登場キャラクターなど紹介。最終章の一部情報も公開!


7月26日 発売予定

価格:4,179円

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社コーエーテクモゲームスは、7月26日に発売予定のプレイステーション 3用アクション「真・三國無双 MULTI RAID 2 HD Version」の最新情報を公開した。価格は4,179円で、CEROレーティングはB(12歳以上対象)。

 「真・三國無双 MULTI RAID 2 HD Version」では、「覇王編」と「妖仙編」に物語が分岐していくため、1章から3章は2つのストーリーが用意されていることになる。その後、最終章へと収束していく。今回はその中から「妖仙編」をお届けする。

【妖仙編】

復活を果たした始皇帝は、邪悪な野望を胸に蜀の深山へ軍勢を差し向けた。
狙うは、森羅万象の生を育む女仙・西王母。
始皇帝は、「不老不死」体得のため、その力を我がものにせんと目論んだのである。

始皇帝の襲撃を受け、西王母の身体と力は、善と悪とに分離してしまう。
善なる半身となった西王母は、不老不死の力と共に、いずこかへ身を隠す。
そして、死と絶望を操る悪しき半身、黄泉が世に解き放たれた。

黄泉は、身に宿る力を極めんがため、行方知れずの己の半身を求めた。
同じく西王母の力を欲する始皇帝と手を組み、各地に捜索の手を伸ばす。
始皇帝軍と黄泉の操る妖獣に踏み潰され、瞬く間に蜀の地は廃墟と化した。
その暗黒の波は、残る呉の地をも、今まさにのみ込もうとしている――。

攻め寄せる妖獣の群れに、為す術もなく翻弄される三国の武将たち――。
ようやく安寧を得た人々の暮らしが、再び戦渦にのまれていく。
義勇に燃える劉備は、孫策ら英傑たちと共に、呉蜀奪還の軍を編成。
同じく魏領の奪還に向かう曹操らと別れ、西へと軍を向けた。

その行く手をさえぎる、禍々しい軍勢と妖仙の影――。

死の化身の密謀か、大徳の采配か――。
かつてない激戦が始まろうとしていた。


【スクリーンショット】
西王母廟が戦渦に巻き込まれるより前、西王母が争いなき世のために祈っていた始皇帝軍の術兵によって攻撃を受けた西王母から、それまで封じ込めていたかつての姿・黄泉が分離してしまう
西王母と黄泉の分離後、黄泉は始皇帝軍に捕捉され、始皇帝の居城に連行されてしまう。始皇帝の前に、黄泉がその姿を現わした場面劉備を長とした呉蜀解放の軍に属する武将を集め、軍議で策を練ることになる
軍議で方針が決まり、劉備が全員に対して檄を飛ばす黄泉が穆王に親しげに触れる……
穆王を現世に転生させたかわりに力を失って倒れた西王母を、穆王が抱き留める“黄泉を倒す”という西王母から託された願いと、自分自身の想いとの間で葛藤する穆王
結果的には想いを断ち切れず、戦いの決意を固め覚醒する穆王覚醒後の穆王は、悪に染まった表情を見せる……

 「妖仙編」の第1章、“成都奪還戦”では、始皇帝が西王母の悪しき半身である黄泉と手を組み、大陸襲撃を始める。そして第2章「武都制圧戦」では成都に孤立した英雄たちだったが、好機をつかみ黄泉討伐のため北に向かっていく。第3章「咸陽の戦い」では、ついに迫り来る黄泉と英雄たちの間で最終決戦に発展する。ここでは、西王母の手で転生した穆王が参戦する。

 最終章「魔帝封印戦」では、咸陽に終結した英雄たちが始皇帝を打ち倒さんと始皇帝廟へと進軍していく。しかしそこにいたのは、魔龍と魔亀を召喚し若返った始皇帝だった。太平の世を切りひらくための最後の決戦がはじまることとなる!




■ キャラクター紹介


● 西王母(せいおうぼ)

 悠久の命宿す慈愛の女仙。姓は楊、名は回。森羅万象の生を育む存在として、古くから信仰される女仙。不老不死の力を欲した始皇帝の襲撃が契機となり、生を司る西王母と死を操る存在・黄泉とに分かたれた。あらゆるものに深い慈愛を注ぐ、純粋で心優しい女性だが、穏やかな所作の内に、凛とした意志を宿している。



● 黄泉(こうせん)

妖仙、絶望を弄び悦ぶ……

 女仙・西王母のかつての姿。強大な妖力を宿し、死を操るとされる妖仙。長く西王母の一部として眠っていたが、始皇帝の襲撃により、再び身体を得て世に放たれた。万物の死と絶望を享楽するという、残虐・非道な性格。生殺与奪を操る神になるため、始皇帝を利用しようとする。


● 穆王紹(ぼくおう)

 太古の王、熱き想いに従い奔る。周王朝の5代目の王。八駿と呼ばれる馬を駆り、大陸全土を巡って治世に努めた。かつて蜀の深山にて、女仙・西王母と心を通わせており、黄泉の暴走を止めたいという彼女の願いに応えて、現世に蘇った。たくましさと優しさを併せ持つ伊達男。一見軽薄なようだが、惚れた相手を一途に想い続けるひたむきさを持つ。



● 始皇帝

 魔亀と魔龍を召喚し、若返った始皇帝が最終章に登場する。



■ 魔獣紹介

 今回の魔獣の紹介では、主に「妖仙編」に登場する魔獣を紹介する。


● 真・辟邪

 「真・辟邪」は、始皇帝によってこの時代に召喚され、操られている巨大生物。

 本来は神獣とされる「真・辟邪」だが、始皇帝の持つ妖しい力によって無双武将たちの敵となり、強大な力をもって襲い掛かってくる。獅子のような巨躯で軽々と地を駆け回り、炎の息吹で周囲を焼け野原にする。また、董卓が虎牢関に巨大兵器として設置した「辟邪」は、この「真・辟邪」の伝説を元として作成されたものである。


● 蛇面

 「蛇面(じゃめん)」は、仮面のような頭部が本体となっている魔獣。その頭部には2匹の蛇が生えるように巻きつき、頭部と一体となっている。ふわふわと宙に浮かび、つかみどころのない行動をとって相手を煙に巻く。だが、近づくと2匹の蛇によるコンビネーション攻撃、浮遊したままトリッキーな移動攻撃など激しい攻撃が待ち構えている。

 その風変わりな見た目どおり、「毒」や「石化」といった状態異常を引き起こす攻撃も得意としている。


● 三首大鷹

 「三首大鷹」は、その名の通り3つの首を持つ巨大生物である。カラフルな色のついた頭から特殊な攻撃を行ない、無双武将たちを苦しめる。

 大きな翼で宙を舞うこともあれば、鋭い爪を持った足で地上を駆け回ることもあり、2つの戦闘スタイルを使い分ける特徴を持っている。本来、伝説としても聞かれない「三首大鷹」が生まれた経緯は不明だが、元となる3羽の鳥をさらに強大な生物として利用するために何者かが作り出したのではないかと推測される。


● 霊亀

 「霊亀」は本来伝説上の生物だが、始皇帝により操られて魔獣と化し、無双武将の前に立ちはだかる。

 数千、数万年もの長き寿命を持つと言われ、膨大な霊力を山のように大きな背に蓄えている。見たとおり重厚で、慎重な行動をとり、的確に狙いを定めた攻撃を行なう。動きが遅いことが弱点のように思えるが、すべての攻撃を防ぐ堅甲さを持ち、簡単には攻撃を当てることができない。

 しかし山のように襲い掛かる攻撃を1つ1つ避け、その源となっている背の岩山を狙って反撃することで、膨大な霊力をそぎ落としていくことができるだろう。


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(2012年 7月 17日)

[Reported by 船津稔]