Xbox 360「バイオハザード6」先行体験版プレイレポート
「レオン編」をプレイ動画と共に紹介


10月4日 発売予定(PS3/Xbox 360版)
発売日:未定(WIN版)

価格:7,990円(PS3/Xbox 360版)
   未定(WIN版)



 カプコンより10月4日に発売予定の「バイオハザード6」(BH6)。今作はプレイステーション 3/Xbox 360/Windowsでリリース予定だが、Xbox 360版「ドラゴンズドグマ」の特典として、Xbox 360版の体験版が先行して配信されている。

 体験版では、ストーリーを「レオン」、「クリス」、「ジェイク」の3人から選択可能で、本作の特徴である“それぞれのシチュエーションと様々な恐怖”を体験できる。また、オンラインCo-op(2人協力プレイ)も可能だ。

 今回はまず、「レオン編」のプレイを紹介していこう。

― Leon Story ―

2013年、アメリカ 【トールオークス(Tall Oaks)】
ラクーンシティの事件から十数年後。

尚も続くバイオテロに歯止めをかけるべく、
合衆国大統領は“ラクーン事件の真相”の公表を決意する。

講演当日-会場で大規模なバイオテロが発生。

大統領の友人として、そしてラクーン事件の証人として
講演に参加していた大統領直轄エージェント:レオン・S・ケネディは
変わり果てた姿の大統領と対面する。

女性に襲いかかろうと手を伸ばす大統領。
レオンの引き金に掛けた指に力がこもる。部屋に響く1発の銃声。
横たわる大統領の亡骸を苦悶の表情で見つめるレオン。

「私が、やったの…」

救出した女性の頬には涙が伝う。
この事件を引き起こしたと告白した女性、
それは、レオンと同じ合衆国エージェント:ヘレナ・ハーパーだった。

「そこに、お前の言う真実があるのか」

事件の真相を突き止めるべく、
レオンは、ヘレナと共に先へ進むことを決意する。
生けるものを恨むかのように、
暗闇からのびる亡者たちの手、大統領暗殺の容疑をかけられながらも、
先へ進むレオンとヘレナ。
状況は絶望的-。

この最悪の状況から逃れるすべはあるのか。




■ 不気味に静まりかえった大学構内を探索していく「レオン編」

バイオテロの発生により、不気味に静まりかえっている大学構内。薄暗く、外では雷鳴がとどろいている

 2013年6月29日。レオン編の冒頭シーンは、大学構内でレオンとヘレナの2人が合衆国大統領と対面しているシーンから始まる。大統領はなおも続くバイオテロに立ち向かう為、“ラクーン事件の真相”の公表を決意するが、その講演に訪れた先で大規模なバイオテロが発生してしまう……。

 レオン編の体験版では、薄暗く不気味な気配が漂う構内を“探索する”ことがフォーカスされている。初期バイオハザードの洋館を慎重に探索していくような恐怖感を彷彿とさせるものだ。

 突如として構内に響く悲鳴、ねずみが走り抜けて物が落ちた音や、先ほどまでついていた照明が消え、真っ暗になった構内をヘッドライトで照らしつつ進んでいくなど、凝った演出が散りばめられている。

 そうしたシーンのためか、レオン編の序盤では基本的に移動や調べる以外の操作は使わない場面が多い。あくまで探索に絞っているという印象だ。レオン編の終盤には戦闘シーンもあるのだが、アクション操作の詳細は、今後掲載する「クリス編」や「ジェイク編」で紹介していこう。


【洋館を思わせる忍び寄るようなシーンの連続】
慎重に進むレオンとヘレナ。不気味さを感じさせる音を使った演出が凝っていて、突如起こる雷鳴や物音にも驚かされる

大学の職員だという男性と、彼の娘を探す事に……
だが彼女は時をおかずゾンビと化してしまう。ここから探索メインだったプレイがゾンビとの戦いに入っていく
いわゆるQTE的な操作があるが、入力時間が長めに取られていて成功しやすく、ストレスにならないよう工夫されている

 レオン編でも紹介したい今作での変化が“フリーカメラ”。右アナログスティックでの視点操作が、キャラクターを中心に回るタイプになった。「bh4」、「BH5」では肩越しのみのいわゆるTPS視点だったが、今作では3Dタイプのアクションゲーム的な視点操作になっている。LTで構えた時は、肩越しシューターなTPS視点になるという方式だ。

 レオン編では特に、薄暗い大学構内が舞台となっているので、道が狭く、曲がり角や部屋の扉を開けるときの緊張感なども感じられる。ただ、その分少し進む道に迷うようなところがあるのだが、ルートガイド表示がLBですぐに呼び出せるので問題なく進める。これは、クリス編やジェイク編でも大きな手助けとなっている。

 こうした新しい画面の見せ方になっている「BH6」だが、壁が近く狭いところではキャラクターがアップに映る瞬間が目立ち、画面が見づらい時があったのが気になった。ここは製品版でもう少し改善されると嬉しいところだ。

 忍び寄るような恐怖が展開していくレオン編だが、終盤にはゾンビに襲われるシーンが入ってくる。この時、イベントシーンで画面に表示された操作を行なう、いわゆるQTE的な要素があるのだが、表示されて一瞬で成否判定されるようなものではなく、一定時間入力受付時間がある。シビアなものではない。

 ゾンビを倒しつつ大学の外を目指すレオンとヘレナだが、外にはすでに大量のゾンビがあふれかえっていた。大学構内はシリーズ初期の洋館的なエッセンスを、そして外ではラクーンシティを思わせるようなところがあるのだろうか……。体験版ではそれを感じさせつつ、脱出手前と思われるシーンで終了する。


【大学から脱出しようとする2人にゾンビの群れが!】
エレベーターで地下駐車場へと進むも、そこにはすでにゾンビの群れが。さらに街には暴徒の集団のごとく、大量のゾンビがあふれかえっている


【体験版レオン編プレイムービー】




 今回のレオン編プレイレポートはここまで。上にプレイムービーを掲載しているので、ぜひそちらもご覧頂きたい。「クリス編」、「ジェイク編」もお楽しみに。

(C)CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED.

Amazonで購入

(2012年7月13日)

[Reported by 山村智美]