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任天堂、Wii Uを日米欧豪で2012年末商戦に投入!

コントローラーにNFC機能搭載でカードやフィギュアと連動も可能に


1月27日 発表



岩田 聡代表取締役社長(2011年9月)
Wii U(E3 2011発表時点のもの)

 任天堂株式会社は1月27日、経営方針説明会および第3四半期決算説明会での同社社長・岩田聡氏の講演内容全文を同社ホームページに掲載した。

 同社は四半期決算で3回続けて業績予想の下方修正を行なう事態となり、四半期純利益は483億円の赤字となる見通し。通期では650億円の赤字と予想している。

 同社では、ハードウェアの値下げを行なったニンテンドー3DSが年末に「マリオカート7」など優良タイトルをそろえたことで販売数量を伸ばした反面、WiiとニンテンドーDSのハードウェアおよびソフトウェアの販売数量が減少。Wiiと3DSの値下げと、円高が売上高を減少させたと見ている。今期は「任天堂がゲームビジネスを始めて以来、最も厳しい業績となる見込み」としている。

 ただ、3DSに関しては「ハードの逆ざや(販売すればするほど赤字となる)を解消するメドは立ちました」と述べている。


● Wii Uは2012年末商戦に投入!

 さて、岩田氏は来期以降の業績回復の決意と見通しについて触れる中で、新型据え置き機「Wii U」を2012年末商戦に投入することを明言。6月に開催されるE3において、その最終形と、詳細仕様を発表するとした。また、E3後速やかに東京でも披露するという。岩田氏は「しっかりとシステムを仕上げて、対応ソフトをそろえ、万全の体制で発売を迎えたい」とし、並々ならぬ決意が伺える。

 さらに、Wii Uのスクリーンを搭載したコントローラーに、NFC(Near Field Communication=近距離無線通信)機能を搭載することを明らかにしている。これは、「FeliCa」規格や、「MIFARE」規格と互換性を持つ、非接触の近距離無線通信の規格で、電子的にデータが読み書きできるカードやフィギュアの実現が可能となり、ゲームにおいて新しい遊びの拡張ができるようになる。また、システムの対応によって、小額課金の決済手段としても活用できるなど、いろいろな可能性が開けると考えての採用のようだ。

●「ニンテンドーネットワーク」でパッケージソフトのダウンロード販売も視野に

 また、任天堂の新しいネットワークサービスとして、3DS「マリオカート7」で採用した「ニンテンドーネットワーク」についても説明。「ニンテンドーネットワーク」は、ニンテンドー3DS/Wii Uを包含するネットワークプラットフォームとなり、ネットワーク経由のさまざまなサービスをこれで結びつけ、一体のものとして提案していくプラットフォームとすることを目指しているという。対戦や交流、コンテンツの販売などもこの枠に入っていくことになる。

 3DSのダウンロードソフト「とびだすプリクラ☆キラデコレボリューション」を皮切りに有料ダウンロードコンテンツの販売がスタート。また、パッケージソフトでも株式会社スクウェア・エニックスの「THEATRHYTHM FINAL FANTASY」にて楽曲の追加コンテンツが配信される予定。

 さらに、「パッケージソフトのダウンロード販売も視野に入れている」とし、「仕組みはすでに用意を終えている」、また「Wii Uでも用意をする予定」としながらも、スタート時期に関しては流通関係、ユーザーのダウンロード環境など、市場の環境を見極める必要があるとして、具体的な時期の明言は避けた。

 また、Wii Uにはニンテンドーネットワークに対応した個人アカウントシステムを導入する予定。これにより、従来課題となっていた、1台のハードを複数の家族が共有する上での使い勝手が向上するほか、さまざまなサービスやコンテンツを連携できるシステムを実現できるとした。 


(C) Nintendo

(2012年 1月 27日)

[Reported by 佐伯憲司]