グリー、2012年前半にグローバルプラットフォームを共通化

「OpenFeint」のAPI/SDKを日本の「GREE」仕様に移行


11月2日 発売予定



 グリー株式会社は11月2日、同社のソーシャルプラットフォームのAPIおよびSDKを統一し、2012年前半に新グローバルプラットフォームとして提供すると発表した。

 同社は2011年4月に米国子会社のGREE Internationalを通じ、世界的なソーシャルゲームプラットフォーム「OpenFeint」を運営する米OpenFeintを子会社化した。しかし現在はグリーが運営するSNS「GREE」と「OpenFeint」ではAPIやSDKが異なるため、「GREE」向けのアプリケーションをそのまま「OpenFeint」に載せて世界展開できるわけではなかった。

 今回の発表は、それを2012年前半に統一するというもの。具体的には「OpenFeint」のAPIとSDKが、新プラットフォームへと移行する。これによって日本で「GREE」向けのアプリケーションを開発するデベロッパーは、日本市場向けに開発したアプリケーションを、「OpenFeint」を通じて世界に展開できるようになる。

 グリーはこの新グローバルプラットフォームについて、AndroidとiOSに両対応するスマートフォン向けプラットフォームとしては世界最大規模になるとしている。また同社が自社開発し、年内に公開予定の北米市場向けソーシャルゲームや、日本の大手ゲームメーカーによるソーシャルゲームを、この新グローバルプラットフォームに展開予定としている。


(2011年 11月 2日)

[Reported by 石田賀津男]