一般社団法人コンピュータエンタテインメント協会（CESA）は、主催するゲーム関連の展示会「東京ゲームショウ2011」に関する最新情報を発表した。会期は9月15日から18日（15日、16日はビジネスデー）で、会場は幕張メッセ1～8ホール。

　「東京ゲームショウ2011」では、3月に発生した東日本大震災の復興支援企画をとりまとめ発表した。「ゲームで日本を元気に」をスローガンとして決定し、募金活動などを行なう。

　復興支援企画の1つめは、スローガンを実感できるよう「かえり道のアートスペース」を実施。来場者がゲームに触れた感想を指定のカードに自由に記入。そのカードを自由に展示ボードに貼り付けていく。会期中に2,000人が書くカードを展示する予定。さらに、このカードをコンピューターに集積。それぞれのカードに意味合いを持たせ、カードのつながりをプログラム的に見いだしグラフィカルに表現する「ネビュラアート」を展示ホール1の「日本を元気に」企画ブース内に展示する。さらに、「かえり道のアートスペース」にはゲームクリエイターやゲーム業界関係者も参加し、「ゲームで日本を元気に」をテーマにしたメッセージを書いてもらう予定。

　2つめは「東日本大震災復興支援チャリティーオークション/チャリティーグッズ販売」の開催。「東日本大震災復興支援チャリティーオークション」は9月17日と18日の16時から17時まで、展示ホール8のイベントステージにて開催予定のイベントで、CESA会員企業、出展社、日本ゲーム大賞受賞関係者の出品によるオークションが実施される。また、チャリティーグッズの販売は、前述の「日本を元気に」企画ブース内においてTsyatuya リストバンドの販売が行なわれる。

　3つめは「東日本大震災復興支援義援金募金活動」で、募金箱が会場内13カ所に設置されるほか、クリエイターによる募金活動も実施される。

■ 「SENSE OF WONDER NIGHT 2011」参加作品決定

昨年行なわれた「SENSE OF WONDER NIGHT 2010」の様子

　「SENSE OF WONDER NIGHT」とはゲーム開発者を対象としたイベントで、「“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”（センス・オブ・ワンダー）」を引き起こすようなゲームのアイデアを募集し、プレゼンテーションを披露する場。

　今年は、2010年の応募総数を上回る74件の応募があり、その中から10件のプレゼンテーションタイトルが決定した。選出されたタイトルは以下の通り。

「Eufloria PSN Rudolf」Kremers（Omni Systems Limited）、イギリス
「僕は森世界の神になる」五条（神奈川電子技術研究所）、日本
「Inside a Star-filled Sky」Jason Rohrer、アメリカ
「暗暗迷路（くらくらめいろ)」栗原芳己（雑魚雑魚）、日本
「リードミーズ」折原　永代（コナミデジタルエンタテインメント）、日本
「Q.U.B.E.」Daniel Da Rocha（Toxic Games）、イギリス
「reflow」Frederik Maucksch and Matthias Wolff（xymatic）、ドイツ
「Solstice」Jordan Hemenway（Solstice）、アメリカ
「Spruzel Sprouts」Colin Northway、カナダ
「Taplib （仮称）」柳原隆幸（セガ）、日本