ゲームポット、WIN「Wizardry Online」シアターカンファレンス開催

「DIR EN GREY」発案のアイテムやダンジョンを開発


7月12日 開催

会場:新宿バルト9



「Wizardry Online」総合プロデューサーの岩原ケイシ氏

 株式会社ゲームポットは7月12日、Windows用MMORPG「Wizardry Online(ウィザードリィ オンライン)」において、ロックバンド「DIR EN GREY(ディル・アン・グレイ)」と共同でのシアターカンファレンスを、新宿バルト9にて開催した。

 「DIR EN GREY」は、「Wizardry Online」のプロモーションムービーに楽曲を提供している。今回はさらに新たな企画として、ゲーム内コンテンツとのコラボレーション企画が発表された。

 発表会では、「Wizardry Online」総合プロデューサーの岩原ケイシ氏がゲームを紹介。「とにかく難しいゲームだが、そこが面白いところ。どこかにあるゲームだといわれないように尖らせたい」とゲームの方向性を語った。


会場ではデモプレイの様子も流され、パーティーでのミノタウロス戦を紹介。何人かが倒されつつ、数分間の激戦の末に討ち果たしたが、続いてレッサーデーモンが登場してあえなく全滅

 続いてプロモーションムービーが上映された。これまで公開されていたのはショートバージョンで、今回初めてフルバージョンが公開された。楽曲はDIR EN GREYの「残」。レッサーデーモンに追われて逃げる冒険者と、その末路が描かれたもので、映像制作会社の白組が半年ほどかけて作成したものだという。岩原氏はこのムービーについて、「戦わなくてもいい、逃げてもいいんだということを表現したかった」と語った。


【プロモーションムービー】

左から、岩原氏、MCのBoo氏、DIR EN GREYのToshiya氏、薫氏、京氏、Shinya氏、Die氏

 ここでようやく、会場にDIR EN GREYのメンバーが登場。コラボレーション企画では、DIR EN GREYのメンバーのアイデアをもとに、ゲーム内の武器や盾、ダンジョン、ボスモンスターなどを実装するという。まだ完成したものはなく、これから話を詰めていく段階で、長期間かけて少しずつ実装したいとしている。

 最初は言葉少なげだったDIR EN GREYのメンバーだが、オリジナルダンジョンについては話が広がった。Toshiya氏が「5人それぞれのダンジョンで5つのアイテムを集める」というアイデアを出すと、Die氏は「やさしめのダンジョン」、Shinya氏は「謎解きが好きなので、深い謎があるもの」、薫氏は「ダンジョンの中に歌詞など関係ある言葉が書いてある」、京氏は「装備品なし」と、それぞれ個性の出た答えが聞けた。

 最後に岩原氏から、オープンβテスト(OBT)についての説明があった。新たなプレーヤーキャラクターとしてノームを追加するほか、ダンジョンや装備品、また新たな仕様も追加するとしている。「今までになかった仕様もいろいろ追加する。過去のテストでフィードバックも受けてきたので、その内容を吟味してゲームに反映させる」という。

 肝心のスケジュールだが、日程は今夏とだけ発表された。岩原氏は「いろいろな意見をいただいており、ベストな状態にするため時間をかけたい。OBTも行なうがタイミングを考えている。事前に登録すると特典がもらえるといったことはやりたい」と説明した。


OBTで実装予定の新要素。ただし実施時期は今夏としか明かされなかった

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(2011年 7月 12日)

[Reported by 石田賀津男]