CJインターネットジャパン株式会社は、Windows用オンラインアクション「SDガンダム カプセルファイター オンライン(以下、「SDGO」)」において、6月8日に新機体を実装する。今回は特に「機動戦士ガンダムSEED」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のファンは注目である。フリーダムガンダム、ジャスティスガンダム、フォースインパルスガンダムと一気に主役級機体が3機も実装されるのだ。

　劇中の様なフリーダムガンダムとジャスティスガンダムの連係攻撃ができれば盛り上がるし、劇中ではフォースインパルスガンダムの勝利に終わるフリーダムガンダムvsフォースインパルスガンダムの対決は、プレーヤーの心に火を付けるだろう。このほかにもX アストレイ、そしてこちらはすでに5月26日に実装済だが、とても特徴的なガンダム+Bパーツ、アヘッド近接戦闘型を紹介したい。なお、今回から動画を掲載してみた。スクリーンショットでは伝えきれない機体の細かい動きに注目して欲しい。

■　フリーダムガンダム

・万能型（チョキ機体）
・Sランク

　「機動戦士ガンダムSEED」の後半で主人公キラ・ヤマトが乗る機体で、ファンの間でも人気が高い。最大の特徴は背中の10枚のウイング。これを広げることで「ハイマットモード」となり、高速機動が可能になる。ウイングガンダムとはまた違った翼を展開させる派手な機体だ。

　「機動戦士ガンダムSEED」の世界では核エネルギーを無効化するニュートロンジャマーという技術があり、そのためMSはバッテリーで駆動していた。しかしフリーダムガンダムはニュートロンジャマーキャンセラーを装備することで、核エンジンを搭載できた。その膨大なエネルギーにより従来のMSとは桁違いのパワーと武装を実現した。

　ゲーム内のフリーダムガンダムはSランクの機体としてはクセの少ない機体だと感じた。接近戦用の「ラケルタビーム・サーベル2刀流」、駆け引きの基本となる「ルプスビームライフル」、爆風が広がるバズーカタイプの「クスィフィアスレール砲」と使いやすい武器が揃っている。中距離で安定して戦える機体だ。

　スキル2にHPが50%以下でブーストが消耗しなくなる「ニュートロンジャマーキャンセラー」があるため、距離を保った戦い方もできそうだ。クスィフィアスレール砲が強力で使いやすい。また必殺技は中距離で当てられる全弾発射タイプなので、当てやすい。「使いやすいSランク」として人気を集めそうだ。

人気の高いフリーダムガンダムがついに実装。クセの少ない扱いやすい機体だ
必殺技はフルバーストで、ド派手な演出も楽しい

【フリーダムガンダム】
フリーダムガンダムの武器と必殺技。最後の方にフォースインパルスガンダムの必殺技も

■　ジャスティスガンダム

・近接格闘型（グー機体）
・Sランク

　アスラン・ザラの乗る、格闘戦に優れた機体。「機動戦士ガンダムSEED」の後半に登場し、フリーダムガンダムと同じくニュートロンジャマーキャンセラーと核エンジンを搭載している。背中にフライトユニット「ファトゥム-00」を装備しているのが特徴だ。ファトゥム-00は装備することでジャスティスガンダムに高速移動を可能にさせるだけでなく、分離して別の目標を攻撃させたりもできる。さらに上部にMSを載せることも可能だ。

　「SDGO」でのジャスティスガンダムはRキーにより、ファトゥム-00を背中に装備するのと、上に乗るモードに切り替えられる。背中に装備した場合は「ラケルタビーム・サーベル2刀流」とブーメランを投げる「バッセル」の2つの武器の近接特化タイプとなる。ダッシュ力は驚異的で、はっきりと他のMSと違う。この機動力とスキル2のニュートロンジャマーキャンセラーで、接近戦ではかなり優位に立てそうだ。

　ファトゥム-00の上に乗った場合は、武器2が「ルプスビームライフル」、武器3が「ケルフス旋回砲塔機関砲」となり、中距離でも駆け引きができるようになる。このモードでは必殺技は太いビーム砲になり当てやすくなる。2つのモードを使いこなせば近距離の敵に攻撃を加え続けることのできる機体だ。

近接が強いジャスティスガンダム。ダッシュ力が高く、これを活かして戦いたい
Rキーでファトゥム-00に乗る。必殺技はビーム攻撃だ

【ジャスティスガンダム】
ジャスティスガンダムの武器と必殺技。Rキーにより、ファトゥム-00を背中に装備するのと、上に乗るモードに変わる

■ フォースインパルスガンダム

・万能型（チョキ機体）
・ランク：ASランク

　フォースインパルスガンダムはシン・アスカが「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の前半で乗る機体インパルスガンダムの1形態だ。インパルスガンダムは“シルエット”と呼ばれるバックパックを装備することで3つの戦闘タイプを選べる。

　フォースインパルスガンダムは大推力のスラスターと6枚の羽のある高機動戦闘用バックパックフォースシルエットを装備した機体で、インパルスガンダムの基本形態といえる。武装としては2本のヴァジュラビームサーベルを装備し、インパルスガンダムの格闘能力も向上させている。

　「SDGO」でのフォースインパルスガンダムは武器3に20mmCIWS(シーウス：近接防御火器システム、本機ではバルカン砲)が設定されており、近～中距離に強い機体となっている。スピードが早い上に、スキル2にさらにスピードを上げる「SEED覚醒」があるが、このスキル発動条件がHP30%以下なため、低いHPで何処まで粘れるかもテーマとなりそうだ。

　必殺技は近接タイプで、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の名場面であり、この機体の最大の見せ場であるフリーダムガンダムを撃破した場面をモチーフとしている。アニメではシンはインパルスの能力を最大限に利用し、最後はソードシルエットのエクスカリバーレーザー対艦刀でフリーダムガンダムを串刺しにする。必殺技でもどこからともなく刀が出てくるのが楽しい。この映像は上のフリーダムガンダムのムービーの最後に載せているのでぜひ見て欲しい。

機動力の高いAS機体。20mmCIWSで、近距離でも手堅い強さを発揮できる
必殺技では、シールドやブーメランを使いフォースインパルスガンダムのポテンシャルを引き出した、名場面を再現したものになっている

■ X アストレイ

・遠距離型（パー機体）
・ASランク

　X アストレイは外伝コミック「機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY」に登場する機体で、劇中での正式名称はドレッドノート。バックパックの形状から、X アストレイと呼ばれるという。この機体もニュートロンジャマーキャンセラーと核エンジンを搭載している。

　最大の特徴であるバックパックの「ドラグーン・システム」はファンネル型兵器として表現されている。パー機体として、距離を取った戦いが得意だ。ニュートロンジャマーキャンセラーによりHP50%以下ならばブーストダッシュ時はブースターゲージが減らなくなるため、逃げまくる戦法も有効だろう。

　近接のビーム・サーベルもリーチは広めで、強い。必殺技は全弾発射タイプだ。ASランクだけにステータスも高く、遠～中距離用のファンネル型機体として魅力的だ。初心者も使いやすく、上級者が近接プレーヤーとタッグを組むとかなりの強さを発揮できそうな機体だと感じた。

背中のバックパックが特徴的なX アストレイ。近距離向けの装備も充実している
ドラグーンを敵にまとわりつかせ、ビーム・ライフルを重ねて敵にダメージを与えていく

　今回は実装予定機体4つに加えて、5月26日に実装されている特徴的な2機体を紹介したい。1つ目は、「ガンダム+Bパーツ」だ。ガンダムに強化サポートメカGファイターの後部を装備した形態であり、ガンダムMAモードとも呼ばれる。アニメではザクレロとの戦闘時のみに使われた。

　機動力が強化された近接タイプでユニットとして強いのだが、この機体は何故かエビなどの海洋生物のように常に下半身をくねらせていて、ネタ的な意味で面白いアレンジが加えられている。武器3の「格闘コンボ」はドルフィンキックそのまま下半身を波立たせ突進してくる攻撃で、インパクトも強いのだが、距離を一気に詰めることができるため、実用性が高い。

　2つめはアヘッド近接戦闘型。スキル2にはHPが50%以下で、ユニットの移動速度、ダッシュ速度、敏捷性、ブースターが増加する「ミスター・ブシドー」がある。ミスター・ブシドーの性格そのまま、超近接型に特化しており、武装は全部「GNビーム・サーベル」という思い切った機体だ。

　武器3では当たると相手がダウンし、武器2ではブーストゲージを減らせる。リーチは短くGNビーム・サーベルしかないこの機体で、いかに戦い、勝つか。プレーヤーの腕と根性を試す機体といえる。この機体で戦い続けるような強者を見てみたい。

何故かエビなどの海洋生物のように常に下半身をくねらせてるガンダム+Bパーツ。強力な近接機体だ
全ての武器がGNビーム・サーベルというアヘッド近接戦闘型。使いこなせば楽しい機体だ