「SDガンダム カプセルファイター オンライン」5月実装機体先行体験レポート
ミスター・ブシドー見参!! 格闘戦特化のスサノオ、マスラオが登場


5月11日実装予定




5月11日には新しいオペレーターも追加される。ユニット経験値とポイントが+50%となる等の効果がある。かなり強気な女の子で、ツンデレである。声優は伊藤かな恵さん

 CJインターネットジャパン株式会社は、Windows用オンラインアクション「SDガンダム カプセルファイター オンライン(「SDGO」)」において、5月11日に新機体を実装する。今回の目玉はSランクの「スサノオ」と、「アルトロンガンダム(EW版)」そしてAランクの「マスラオ」だろう。本稿では、5月11日に実装される4機体に加え、4月28日に実装されたばかりの「ガンダムスローネツヴァイ」の体験レポートもしていきたい。

 スサノオ、マスラオは「機動戦士ガンダム00」のセカンドシーズンに登場したMSで、ミスター・ブシドーと呼ばれる人物が登場するMSだ。スサノオはマスラオの強化改造機である。アルトロンガンダム(EW版)は「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」に登場した機体だ。敵を引き寄せる武器「ドラゴンハング」を持つ、テクニカルなMSである。



■ スサノオ

・近接格闘型(グー機体)
・Sランク

 スサノオは「機動戦士ガンダム00」のセカンドシーズンに登場するMSだ。この機体に乗るミスター・ブシドーは独立治安維持部隊アロウズに所属するパイロットだ。彼は仮面をかぶり、陣羽織のような特殊な軍服を着ている上に、古風なしゃべり方をするため、周囲から「ミスター・ブシドー」と呼ばれるようになったという。本名はしばらく謎に包まれていた。

 スサノオは後述するマスラオの強化改造機体である。GN粒子を高濃度圧縮した「GNコンデンサー」を増設し、出力を増強、実体を持つ強化サーベルの採用、さらにマスラオにはなかった射撃武器を持つといった様々な強化を施されている。ブシドーはこの機体でダブルオーライザーに乗る刹那の前に立ちはだかった。

 「SDGO」では“武装変更”による2つのモードを使いこなすテクニカルな機体となっている。通常時は近~中距離に強い武装となる。武器2にスピードが速く弾の大きな「トライパニッシャー」、相手の動きを止める「ビームチャクラム」を持っており、離れた距離からもダメージを与えられる。武器1の「強化サーベル」は単発だが振りが早く敵をダウンさせられるため、カウンターで使うと有効だ。

 Rキーで武装変更すると、武器1、武器2ともに接近戦用の武器になる。グー機体の本領発揮と言うところだ。武器1は振りの早い剣による連続攻撃。武器2は至近距離の攻撃だが、当てると敵が一定時間操作が逆になってしまうコントロールショックの効果を与えることができる。中距離でチャンスを待ちつつ、相手に近付き武装を変更、接近戦に持ち込むというのがスサノオの戦い方だと感じた。


2つの武装モードを持つスサノオ。通常モードでは、近~中距離に強い武器が揃っている。左の武器1の格闘攻撃は単発だがカウンターで当てやすく、当たった敵はダウンする
Rキーで切り替えた近接モードでは、振りの早い武器1と、当てると敵のコントロールを一定時間狂わせる武器2の攻撃ができる。もちろんスキルではトランザムも持っており、発動させることでさらに強力な機体に

■ アルトロンガンダム(EW版)

・近接格闘型(グー機体)
・Sランク

 「アルトロンガンダム(EW版)」は「新機動戦記ガンダムW」の張五飛が搭乗するMSだ。“EW版”というのは、本編の後日談として制作された、OVA及び劇場版の「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」でのバージョンということ。「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」の本機は、メカデザイナーのカトキハジメ氏によって新たにデザインされているが、設定的には本編と同じ機体ということになっている。

 アルトロンガンダムは古代中国の戦士の意匠を取り入れた「シェンロンガンダム」を強化した機体である。竜の頭のような形をした「ドラゴンハング」という武器を両腕に装備しており、ここから火炎をはきかけることができる。武器は三つ叉の槍の刃が両端に付いた「ツインビームトライデント」を持ち、格闘戦に強いMSとなっている。

 「SDGO」でのアルトロンガンダム(EW版)はこれまでのバランスの良かったSランク機体に比べ、格闘戦に特化した機体になっている。3つの武器は全て格闘で、敵に近付いてからがこの機体の本領発揮だ。最もユニークなのが武器2の「ドラゴンハング」で、当てることで相手を自分に引き寄せることができる。敵にはスロウ効果が付く。武器3も同じく「ドラゴンハング」だが、こちらは連続で攻撃を叩きつける。この攻撃が当たると、敵のブースターゲージが減る。

 理想的な戦い方は、武器2で引き寄せ、武器3で足を遅くし、武器1の「ツインビームトライデント」でさらにダメージを与えるという戦い方になりそうだ。強引に自分の土俵に引きずり込み、強力な攻撃を連続でたたき込むという、テクニカルな戦い方を求められるMSという印象を持った。


格闘に特化したこれまでにはないタイプのSランク機体。右は武器3のドラゴンハング。連続で敵にダメージを与える
武器2のドラゴンハングは当たると一瞬で敵を引き寄せる。ここからどう攻撃をたたき込むかがこの機体のテーマとなりそうだ

■ マスラオ

・近接格闘型(グー機体)
・ランク:AS

 「マスラオ」はスサノオのベースとなった機体で、「機動戦士ガンダム00」のセカンドシーズンに登場する。パイロットであるミスター・ブシドーの望みにより格闘戦特化の機体として作られた。ユニオンの「オーバーフラッグ」を母体としており、2つの疑似太陽炉を持つ。機動性を活かして敵を剣で切り刻む事をテーマとした機体である。

 劇中の設定を活かした「SDGO」のマスラオは、武器1、武器2、武器3の全てが「GNロングビームサーベル & GNショートビームサーベル」となっている、格闘戦超特化機体だ。スキルには「トランザム(マスラオ)」があり、HP50%以下の時、移動速度、ダッシュ速度、敏捷性、攻撃力、ブースター使用時間が増す。パラメーターとしてはHPが低めなので、いかに敵の攻撃を食らわずに懐に飛び込めるかがテーマとなる機体だ。

 武器1は振りの早い連続攻撃、武器2は体をコマのように回し敵に突っ込んでいく。武器3は剣を機体の前で交差させ敵に突っ込んでいくというダッシュタイプの技になる。武器2は当たり判定が広いためかなり使いやすく、武器3は大ダメージを与えられる。格闘戦を好むプレーヤーにとってかなり魅力の機体だ。


格闘に特化し、武器は全て剣の攻撃のマスラオ。右の画像の武器2は、範囲が広く当てやすい
左が武器3の強力な突進攻撃。敵の懐に飛びこみ、剣で大暴れするという戦い方は魅力的だ

■ ガンダムスローネアイン

・遠距離型(パー機体)
・Aランク

 前回の体験レポートで「ガンダムスローネドライ」を紹介したが、「ガンダムスローネアイン」も、同じガンダムスローネシリーズの1機だ。パイロットは3兄妹の内、長男のヨハン。3兄妹をまとめるリーダーである。

 ガンダムスローネアインの外見での大きな特徴は右肩の巨大なビーム砲である。このビーム砲は、通常時は連射でき、折りたたまれている砲身を伸ばすことで長射程の狙撃が可能となる。また、他の2機体と有線で直結させることで、大火力の攻撃を行なうことができる。

 「SDGO」では遠距離型のパー機体となっている。狙撃モードで攻撃すると、常にクリティカルになり、さらにリロードスピードも上がる「精密狙撃」を持っているので、武器3のGNランチャーによる狙撃は特に強力だ。この機体では、いかに敵を狙撃するかがテーマとなりそうだ。劇中同様、他の機体との連携を考えて戦っていきたい。

 武器2のGNビーム・ライフルも弾速が速く使いやすい。また、武器3は当たれば敵が倒れるので、近付こうと迫ってくる敵に対してスコープをのぞかずに当て、敵が倒れている隙を利用して逃げるというのも有効だ。


ガンダムスローネシリーズの1機。狙撃能力に特に秀でるが、武器1の格闘も振りが早く、武器2で中距離戦もこなせる強力な機体だ
最大の武器は武器3の「GNランチャー」だ。狙撃はもちろん、通常時でも当てることで敵がダウンするので、そのあいだに距離が取れる

■ ガンダムスローネツヴァイ

・近接格闘型(グー機体)
・Aランク

 この機体は4月28日に実装済であるが、今回合わせて紹介したい。ガンダムスローネシリーズの1機で次男のミハエルが搭乗する。巨大な実体剣「GNバスターソード」が特徴の格闘戦機体だ。腰に遠隔操作可能な「GNファング」を装備し、中距離の戦いもこなす。

 ガンダムスローネツヴァイの武器3に割り振られている「GNファング」はファンネル系の武器と同じ使用感だ。「SDGO」において、このカテゴリーの武器を持つグー機体は珍しいと言えるだろう。武器2の「GNハンドガン」も使いやすく、中距離での戦いもかなり強い機体だ。

 しかし、やはりこの機体の本領は武器1のGNバスターソードで発揮されると思う。リーチが長く当てやすい強力な格闘武器だ。ファンネル系の武器を持った機体は、つい距離を取って戦いたくなるが、ガンダムスローネツヴァイの場合は、GNファングで相手を囲んでから、接近戦を挑むというアグレッシブな戦い方が有効だと感じた。


格闘重視のガンダムスローネツヴァイ。特に強力なのが武器1のGNバスターソードだ
GNファングをまとわりつかせ、そこから敵に肉迫していく。ファンネル型兵器を持つ格闘機体として、どう戦っていくかは注目したい

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・毎日放送
Produced by BANDAI KOREA
Developed by SOFTMAX / Published by CJ Internet Japan.

(2011年 5月 2日)

[Reported by 勝田哲也]