セガ、PSP「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」
Jリーグと欧州を舞台に全権監督として頂点を目指す!


2011年夏 発売予定

価格:未定


15周年ロゴ

 株式会社セガは、「サカつく」シリーズ誕生15周年を記念したPSP用スポーツ育成シミュレーション「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」を、2011年夏に発売する。価格は未定。アドホック通信対応。

 「サカつく」とは、Jリーグに所属するサッカークラブの代表に就任し、クラブ運営や試合采配などを行ないながらJリーグでの優勝、アジア制覇、世界の頂点を目指すサッカークラブ運営シミュレーションゲームのこと。「サカつく」の愛称で親しまれている本シリーズは、1996年2月に第1作目が発売され、その後様々なプラットホームでシリーズ作が発売されている。誕生から15年の記念すべき年となる今年、シリーズ最新作「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!7 EURO PLUS」(以下、「サカつく7」)がPSPに登場する。

■ 舞台はJリーグと欧州6リーグ

プレーヤー使用可能クラブ
・J1リーグ
実在18クラブ
・J2リーグ
実在20クラブ
オリジナルクラブ
・イタリア1部リーグ
全20クラブ
・イングランド1部リーグ
全20クラブ
・オランダ1部リーグ
全18クラブ
・スペイン1部リーグ
全20クラブ
・ドイツ1部リーグ
全18クラブ
・フランス1部リーグ
全20クラブ

 「サカつく7」では、Jリーグだけでなく欧州6リーグ(イタリア・イングランド・オランダ・スペイン・ドイツ・フランス)でも“監督”として采配を振るうことができるようになった。プレーヤーは、Jリーグか欧州リーグ所属クラブの監督としてゲームを始めることができる。ただし、欧州リーグの上位・中位クラブの監督に就任するためには一定以上の“名声値”が必要となり、とくに強豪と呼ばれるクラブの監督に就任するためには、高い名声が条件となっている。

 つまり、初めてのプレイでは強豪クラブの監督に就任することはできないということになる。しかし、「サカつく7」ではセーブデータを引き継いだ状態で最初からプレイすることができるようになった。これにより、名声値を高めた状態のセーブデータを引き継いで最初からスタートすれば、強豪クラブの監督に就任することも可能だという。

 Jリーグのデータは、2011シーズン開幕時の最新データを収録。前作では未登場であった「ギラヴァンツ北九州」や新規加盟の「ガイレーナ鳥取」を加えたJ1 18クラブ、J2 20クラブの計38クラブが実名で登場。Jリーグは前作同様に、最初から全クラブを選択することが可能になっている。オリジナルクラブでスタートすることもできるという。


Jリーグ全38クラブに加え、欧州6リーグが新たに加わった。クラブが増えたことにより、16,000人の選手が登場する(実名+オリジナル選手)


■ クラブ代表から“全権監督”へ

 従来のシリーズではプレーヤーの役割はクラブ代表であったが、本作では“全権監督”になる。これにより、監督自身の成長要素が新たに追加された。監督(プレーヤー)が自らを成長させ、名声を高めれば他のクラブからオファーが届くようになり、自分の意思で移籍することが可能になった。また、これまでのシリーズと同様に、1つのクラブを育てて世界の頂点を目指すという遊び方もできるが、Jリーグで経験を積んで欧州リーグのクラブに移籍、反対に欧州クラブの下位クラブで経験を積んでJリーグに移籍するといったプレイも可能になり、プレイスタイルの自由度が向上した。

~監督育成のポイント~
 全権監督(プレーヤー)は基本的に【コーチ(前作の監督)の能力】(「サカつく7」ではプレーヤーが監督のため、監督を雇うという要素はない)、【スカウトの能力】を併せ持ったものになる。

 全権監督とコーチ、あるいはスカウトの能力を比べて、強い方がクラブに影響を与えることになる。本作においてコーチやスカウトは監督の欠点を補う役割という面が強くなる。例えば、監督が育っていない序盤であれば、良いコーチやスカウトを雇うことで監督に足りない能力を補うことができる。育成過程において、スカウト能力を伸ばし、コーチ能力を伸ばしきれていない場合は、良いスカウトを求めなくてもよくなり、その分コーチにお金をかけることができるという。

監督の「プロフィール」などはプレイ結果により変化する本作でのコーチは選手の育成を補佐する立場となるようだスカウトは選手のリストアップに影響を与える役割を担う
監督エディットの前職は監督の初期能力値に影響する監督の能力には「育成」、「采配」、「人望」、「交渉」、「経営」というカテゴリーがある。能力を割り振り監督を作ろう!
月に1度、評価に応じた経験値を入手することができる経験値を使ってスキルを獲得し、能力をアップさせていく「名声」が高くなると欧州の強豪クラブからもオファーが


■ シリーズ初となるマルチエンディング

 「サカつく7」では、自分自身を育てて、自分自身のキャリアを築くという自分だけのプレイスタイルで遊ぶことができるので、これまでのようにエンディングは固定されていない。欧州でスタートし、クラブを欧州王者に導けばそのエンディングが。欧州で経験を積み、Jリーグに戻ってクラブをアジア1、または世界1に導けばそのエンディングが。これまでのように、日本の1つのクラブを育て続け、移籍もせずにそのクラブ一筋であればそのエンディングがあるという。また、これらのエンディングは、コンプリート要素として収集&閲覧することができ、エンディングを集めるというコレクション要素にもなっているようだ。

■ 新システム「秘蔵っ子育成システム」

 秘蔵っ子システムとは、選手を1人「秘蔵っ子」に指定することができるというもの。秘蔵っ子にした選手には様々な恩恵が与えられるが、第一義的には選手の“特徴”を長期間の時間と資金をバーターにして獲得させることができるという。これだけでも十分に魅力的な要素であるが、秘蔵っ子の本質はこれだけではないという。秘蔵っ子に指定しておくことで、「その選手に対して、いろいろなイベントが起きる」ということも魅力の1つになっている。中でも特に大きいのが「衰退レベルの変動要素」である。「衰退レベルが下がる」イベントが発生した秘蔵っ子は、選手寿命がより長くなるという恩恵を受けることができる。

晩成タイプの選手に「能力爆発」イベントが発生することで、早い段階で戦力として期待できるようになったり、前作では獲得が難しかった「プレイスタイル」についても、秘蔵っ子に指定しているとプレイスタイルの獲得確率がアップするなど、嬉しいイベントが発生する確率が高くなる


■ 新要素「フリー移籍」

 フリー移籍は「サカつく7」で新たに追加された要素の1つで、各クラブで契約年数がそのシーズンで切れる選手を移籍金0円で獲得することができるシステム。毎シーズンラスト4カ月の月初に交渉のタイミングがやってきて、任意の選手に交渉を行ない獲得を目指す。通常の交渉と違うのは、1人の選手に対して4回の交渉チャンスがあることと、競合するクラブとの競争要素が加わること。獲得した選手の入団は、次の年度の頭になる。

通常のリストアップではあがってこない有力な選手を移籍金ナシで獲得するチャンスだが、良い選手であるほど競争は熾烈になるので注意してほしい


(C) SEGA LICENSED BY J.LEAGUE Stats Stadium The use of real player names and images is authorised by FIFPro Commercial Enterprises BV.

(2011年 3月 4日)

[Reported by 志賀康紀]