Mr.キッチリー（以下省略、K）：（泣きながら編集部に入ってくる）

ジョン・カミナリ（以下省略、J）：なに、このネガティブなオーラ?! そっか、あれのせいなのか？

K：私の努力、全て無意味だったんだヨー！ あんなにきっちり頑張ったのにヨー!!

J：動画は見たけど、そんなにガッカリしないでよ！ またチャンスがあるからさ。

K：私、ただのフリーク！牧田ADとのラブストーリーは最初から無理だったんだヨー！ だって、さくまPはプロデューサーでしょう？ 金髪の宇宙人と、人気番組プロデューサーのどっちをチョイスしますか？ 牧田ADの選択、あまりにもリアルですヨー！

J：えっ？もしかして、慰めて欲しいの？ほら、こっちおいで！ハゲ同士として……。

K：私、ハゲじゃないでーす！これ、私の本当の髪の毛ヨー！

J：はいはい、わかった、Mr.キッチリー。でも前向きに考えないと、物事がうまく行かないと思うから、気をしっかり持ちなさい！

K：くすん……わかったヨ……くすん、くすん……私、牧田ADのこと、絶対諦めないからネ！

J：そう、その気持ちを忘れるなよ。「みんなとキミの　ピラメキーノ！」も、ずっと、ずっと、続くから、また牧田ADにアタックすればいいじゃない？次は本当のグッドエンディングがあるかもね……。

K：“かもね”が余計だと思いまーす！

J：はいはい、絶対にうまく行くよ。それより、Mr.キッチリー、今日でこの企画が終わっちゃうんだよ。ちょっぴり寂しくない？

K：ダルさんがいるから、私、大丈夫ヨー！

J：それはよかった。で、最後に、僕の感想をまとめたかったの。つまり、「みんなとキミの　ピラメキーノ！」がどういうゲームなのか、はっきりしたいと思うのさ。

K：はい、しっかり、聴くヨー！

J：これまで、各コーナーに不足しているものを指摘してきたけど、忘れてはいけないのが、この ゲームの本当のアイデンティティ。ミニゲーム集よりも、コミュニケーションソフトだと思うんだ。番組のキャストの一人として、人気キャラクターとコミュニケーションして、関係を深めていく。お互い理解し合えることの大切さを教えてくれるゲームなのではないかと思うんだ。

K：ディープな話ですネ～！

J：やはり、皆、お笑い芸人といったら、楽しいイメージしか浮かばないと思うけど、このゲームを通じて、お笑い芸人という仕事の大変さもわかるのではないかな？ 人気番組の裏には何があるのか？ スタッフとキャストの1人1人の苦労と努力。キャストの1人になることで、お笑い芸人の人生が垣間見られるのではないかな？ 子供達にとっては本当に勉強になると思うよ。

K：ごめんなさ～い！ 私は牧田ADのことで頭いっぱいだったから、そんな大切なこともわかっていなかったんだ！ 私、キッチリーしてなかったです！

J：じゃあ、これから本当の“キッチリー”になればいいじゃん！みんなと協力して、もっともっと努力すれば、必ず成果が実るはず。そう考えたら、Mr.キッチリーの人気も上がると思うよ。

K：私、涙が……カミちゃ～ん！ あなたのバストで泣いていいかしら？

J：なにそれ？ 今度はオネェ系?!

K：カミナリさん、今回の企画、誠にありがとうございました！

J：めっちゃ日本語の発音がきっちりしているじゃないか？だから、君は何なんだよ!!