米Zynga、国内大手ソーシャルゲームメーカーのウノウを買収
ソフトバンクとの合弁会社「ジンガジャパン」の事業基盤に
ソーシャルゲーム世界最大手の米Zynga Game Networkは8月6日、国内大手ソーシャルゲームメーカーのウノウ株式会社を買収したことを明らかにした。8月4日にウノウの発行済み株式がZyngaに譲渡され、100%子会社となっている。買収金額は未公表。
現在Zyngaは、ソフトバンクとの合弁会社ジンガジャパンの設立に向けて準備を進めているが、具体的なアクションのひとつとしてウノウを買収が実施された。ウノウは、「まちつく!」、「バンドやろうよ!」、「海賊クロニクル」といったソーシャルゲームを提供した国内では古参のメーカーで、「フォト蔵」や「ウノウラボ」など、ゲーム以外の取り組みにも定評がある。
ウノウは、米Zyngaの日本進出に際しての事業展開の基盤となり、現在ウノウがmixiやモバゲータウン、GREE等に展開しているソーシャルゲームをジンガジャパンが提供していくほか、米Zyngaのソーシャルゲームのローカライズ、日本市場向けのソーシャルゲームの開発などを行なっていく。
【米Zynga Game Network CEO マーク・ピンクス氏】
「日本のソーシャルゲーム業界の先駆者であるウノウが、われわれジンガ・ファミリーに加わることを、大変嬉しく思います。彼らにはすでに革新的なゲームで成功した素晴らしい実績があり、われわれが日本で集め始めているトップレベルのチームを補完するのに、完璧な存在です」
【ウノウの創業者兼代表取締役社長 山田進太郎氏】
「ジンガに加わり、ともに日本のユーザーにジンガのゲームを普及させていくことを楽しみにしています。ジンガが日本のソーシャルゲーム市場を牽引し、成長するための一員となり、日本の先進的なモバイルおよびウェブ環境に、最高のソーシャルゲームを提供していくサポートができることを、非常に嬉しく思っています」
(C) Unoh Inc. 2001-2010
(2010年 8月 6日)