ソフトバンクと米Zynga、合弁会社「ジンガジャパン」設立に合意
ソーシャルゲーム世界最大手がいよいよ日本上陸!
ソフトバンク株式会社と米Zynga Game Networkは7月29日、日本でソーシャルゲームの発展・普及を目的に、合弁会社「ジンガジャパン」を設立することに合意したと発表した。ソフトバンクはすでにZyngaに対し、1.5億ドル(約137億円)を出資しており、今回の合意により、より両社の協力関係は強固なものになるとしている。今回の発表はあくまで設立合意に留まり、設立の時期やビジネスの展開内容等については明らかにしていない。
米Zyngaは、「Facebook」を中心に展開しているソーシャルゲーム最大手で、近年のソーシャルゲーム市場の盛り上がりに伴い、今年のGame Developers Conferenceでも大きな存在感を示していたメーカーである。同社の代表作である「FarmVille」は、Game Developers Choice Awards 2010において、今年から新設された部門賞「Best New Social/Online Game」を受賞。「Facebook」はすでに日本進出していることから、今後Zyngaがどのような形で日本進出を図るのかが注目されていた。
結局、Zyngaは、自社単独による日本進出を断念し、パートナーとしてソフトバンクを選択した。ソフトバンクはモバイルおよびインターネットサービスに大きな強みを持っており、現在のZyngaの中核的事業であるPC向けのソーシャルゲームのみならず、今後展開が予想されるモバイル向けのサービスにおいても、大きなシナジーを期待できる。両社がタッグを組んだことで、日本のソーシャルゲーム市場は大きな転換期を迎えそうだ。
【ソフトバンク代表取締役社長 孫正義氏】
「ジンガは、ソーシャルゲーム界におけるリーディングカンパニーです。ジンガとパートナーシップを組み、彼らのゲームを日本に紹介できることを大変嬉しく思います。われわれは、ジンガとソーシャルゲームに関して同じビジョンを共有しており、両社で強力なチームを作ることを楽しみにしています」
【米Zynga Game Network CEO マーク・ピンクス氏】
「ソフトバンクとパートナーシップを組むことで、Zyngaの提供するソーシャルゲームを日本で展開し、日本市場から新たな洞察や視点を得られることを、大変楽しみにしています。世界で最も革新的な企業の1つであるソフトバンクは、モバイルインターネットを通じて、ソーシャルウェブをあらゆる場所からよりアクセスしやすく、人々にとって身近なものにしていくでしょう」
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(2010年 7月 29日)