バンダイナムコ、「ガンダムネットワークオペレーション3」を3月1日に正式サービス開始
サイコガンダム型USBメモリにゲームクライアントを同梱

3月1日正式サービススタート・パッケージ発売

パッケージ価格:7,329円
月額課金:1,155円



 株式会社バンダイナムコオンライン(BNO)は、Windows用オンラインシミュレーションゲーム「ガンダムネットワークオペレーション3」の正式サービスを3月1日より開始する。対応OSはWindows XP/Vista/7で、ビジネスモデルは月額課金。クライアントはパッケージ販売され、価格は7,329円。月額料金は1,155円。

 「ガンダムネットワークオペレーション3」(以下、「GNO3」)はアニメ「機動戦士ガンダム」から始まる戦いを描いたシリーズ3作目となるオンラインシミュレーションゲーム。これまで「ガンダムネットワークオペレーション」、「ガンダムネットワークオペレーション2」が制作されており、これまで「一年戦争」と呼ばれる「機動戦士ガンダム」での戦争が描かれてきたが、「GNO3」では「機動戦士Zガンダム」や「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」など、その後の物語も描かれる。

 なお、本日、1月26日からは、公式サイトにてベンチマークテストを兼ねた体験版を配信する。ハマーン・カーン、クワトロ・バジーナ、カミーユ・ビダンの3人がゲームの世界を実際の流れに沿って説明してくれるものとなっている。

【体験版】

「機動戦士Zガンダムに」登場するキャラクター達がデフォルメされて登場。ゲームの流れを紹介してくれる。製品版を動作させた場合のフレームレート(FPS)を確認する事も可能だ



■ クライアントはサイコガンダム型USBメモリーで発売。「逆襲のシャア」までの網羅を目指す

サイコガンダム型のUSBメモリ。「ガンダムネットワークオペレーション3」のクライアントが入ってるほか、3GBのUSBメモリとして使える
キャラクターのスキルを選択。キャラクター育成などゲームのインターフェイスはクローズドβテストのものよりもわかりやすいものを目指すという
アニメ作品の名場面が追体験できるのも楽しい大規模任務。毎週開催される予定だ

 「ガンダムネットワークオペレーション3」でユニークなのはクライアントの販売方法だ。今回発売されるパッケージは2万個の初回限定生産で、USBメモリが内蔵されいるアニメ「機動戦士Zガンダム」に登場する「サイコガンダム」のフィギュアとなっている。このフィギュアのUSBメモリ内にクライアントが入っているのだ。サイコガンダムはデフォルメされた形になっているが、パーツを差し替えることで“モビルアーマー形態”にも変形できるというこだわりようだ。

 「ガンダムネットワークオペレーション3」ではプレーヤーは巨大人型兵器「モビルスーツ」のパイロット兼部隊長として戦いに参加していく。戦いは地球上と宇宙で展開され、基本的には激しい戦いが行なわれている戦場に参加し、敵と戦いを繰り広げる。「オデッサ作戦」、「ソロモン攻略戦」など「ガンダム」で語られた大規模な戦いにも参加できる。

 「GNO3」の最大の特徴は「ガンダム」の7年後の世界を描いた「Zガンダム」など、世界観を共有する他作品の戦いにも参加できることである。プレーヤーの所属は最初は「ジオン軍」と「連邦軍」だが、Zガンダムの時代では、「エゥーゴ」、「ティターンズ」、「ジオン共和国」の3つどもえの戦いが繰り広げられている。プレーヤーはどの勢力に所属するかを決めながら時代を戦い抜いていくのだ。

 「GNO3」ではこれまでのシリーズ同様、数カ月の戦いの後に時代がリセットされる。ジオンからゲームに参加したプレーヤーが次では連邦からスタートということもできる。サービス開始時は「Zガンダム」の時代でリセットされてしまうが、今後は「機動戦士ZZガンダム」や「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」といった作品の時代まで描いていく予定だという。

 「GNO3」は2009年12月7日~12月25日までクローズドβテストが行なわれた。ゲームの基本システムはクローズドβテストの内容に準じるため、こちらのファーストインプレッションを参考にして欲しい。正式サービス時にはキャラクターのスキルの表示をわかりやすくしたり、チャットで発言内容のコピーができるなど、インターフェィスが改善される。機体のパラメーターを含めたバランスの調整や成長することで陣形の自由度を更に増やす、といったことも行なわれる。

 機体のバランス調整などは正式サービス後も行なわれ、システムの追加など頻繁なアップデートを目指しているという。現在の予定では「機動戦士ガンダム」のストーリー内で、ガルマ・ザビが死亡するころをスタートにする予定だという。ジオンに比べ後れを取っていた連邦もモビルスーツの生産が活発になり、世界各地でモビルスーツ対モビルスーツの戦いが行なわれるようになる時期だ。今後は「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」などさまざまな作品のシナリオも追加していく予定だ。

 クライアントの入ったサイコガンダムのフィギュアは、足を折り曲げて接続端子を露出させ、USBポートに差すことでUSBメモリとして機能する。デスクトップPCにも差しやすいようにコネクターケーブルも同梱されている。フィギュアのUSBメモリは約3GBの空き容量があり、USBメモリとして十分活用可能だ。

 初回限定特典としてはキャンペーンコードも同封されており、このコードを使うと「ハロ」パーツが入手できる。搭載したモビルスーツの稼動時間+1ターン、移動力+1をもたらすアイテムだ。パッケージは3月1日に家電量販店やコンビニなどで発売される予定だが、一般販売に先駆けてバンダイナムコゲームスの通販サイト「LaLaBit」において2009年1月26日より先行予約販売が行なわれる。

 期間内に予約したユーザーは一般店頭販売に先駆け2月下旬より届けられるという。バンダイナムコゲームスが運営するエンターテインメントサイト「LaLaBit」で予約したユーザーには初回特典に加え、PCの液晶画面などをクリーニングできる「GNO3マイクロファイバークロス」が入手できる。

 さらに2月20日~2月27日までの期間に「先行登録」を行なうことで、連邦所属なら「61式戦車☆」、ジオン所属なら「マゼラ・アタック☆」を入手できる。どちらも通常の機体よりも性能が勝る特別な機体だ。これらは部隊作成時に自動的に配布されるという。


サイコガンダム型USBメモリ。パーツ差し替えでモビルアーマー形態に変形する。右は「LaLaBit」予約特典の「GNO3マイクロファイバークロス」
【スクリーンショット】

アニメに登場したモビルスーツ達が激しく戦う。どんなモビルスーツで、どう戦うか?  戦闘時にプレーヤーは直接操作できないが、つい見入ってしまう
陣形を選び、モビルスーツとパイロットを決め、パーツを設定していく。熟練することで陣形が増え、自由度が増していく

毎週末に行なわれる大規模任務。クローズドβテストでは大規模任務中は他のことができなかったが、通常の任務をこなすことも可能になる。もちろん大規模任務を観戦し、応援することも可能だ。大きな戦いをたくさんのプレーヤーと観戦できる大規模任務は「GNO3」ではじめて入れられた要素だ

モビルスーツ開発。各プレーヤーで生産数が決められているため、さまざまなモビルスーツを部隊に加えるには他プレーヤーとの密接な連携が必要となる

(C)創通・サンライズ

(2010年 1月 26日)

[Reported by 勝田哲也]