ハドソン、「桃太郎電鉄」芸能人No.1を決める!!
「桃-1 グランプリ」開催。優勝は山本梓さん? それともケンコバ??


12月8日 開催


優勝が発表された瞬間にはくす玉が割られ、盛大な拍手が巻き起こった
優勝者への賞品「ハワイペア旅行」の目録を渡すために現われた、シリーズを通して音楽を担当しているサザンオールスターズの関口和之氏

 株式会社ハドソンは、Wii用ボードゲーム「桃太郎電鉄2010 ~戦国・維新のヒーロー大集合!の巻」が11月26日に発売されたことを記念し、芸能人を集めたゲーム大会「桃-1 グランプリ」を開催した。「桃太郎電鉄」シリーズは芸能人にもファンが多く、これまでも芸能人が参加するイベントなどは何度も行なわれているが、「桃-1 グランプリ」は昨年に続き2回目の開催となる。ちなみに昨年の覇者は山本梓さん。

 今回の大会では、準決勝が2試合行なわれ各試合で1位入賞者が決勝戦に進むこととなる。準決勝の第1試合の出場者は、杉浦太陽さん、高橋名人さん、桜塚やっくんさん、大堀恵さん。第2試合には中村豪さん、バッファロー吾郎さん、野生爆弾さん、クロちゃんさん。モードは「桃鉄3年決戦」で行なわれた。ここで決勝に勝ち残ったのは第1試合からは桜塚やっくんさん、第2試合からは野生爆弾さん。そして決勝にはこの2名に加え、昨年の覇者、山本梓さんと同作品のテレビCMなどにも出演しているケンドーコバヤシさんが出場した。

 決勝戦は、「桃太郎電鉄2010 ~戦国・維新のヒーロー大集合!の巻」の「いつもの桃鉄」モードを使用し、年数は5年というルールで行なわれた。持ち時間は1ターンにつき1分。1分経過するとその時点で矢印方向に進む以外の動きは禁止となる。さらに次のターンで次のプレーヤーが選んだカードを1枚捨てられてしまうという、厳しいペナルティがかけられる。

 ちなみに今回の模様は「桃太郎電鉄公式サイト」の「桃鉄TV」において公開となる。そのためここでは試合の簡単な流れをお知らせするに止めるので、ぜひとも番組をチェックいただきたい。

 決勝戦開始当初は、桜塚さんが圧倒的な強さを発揮。新幹線カードなどであっという間に最初の目的地「青森」に到着。一方、昨年の大会の優勝者である山本さんも、いきなり福袋カードを引き当て8枚ものカードを手に入れる。このカードがいずれも使えるカードで、引きの強さを見せつけた。

 試合前半は桜塚さんがセオリー通りの展開で試合を進め、知識の深さを感じさせる展開となったが、後半に大きく試合が動くことになる。序盤から中盤にかけ山本さんが各地で地味に物件を押さえ総資産を増やしていき、トップに絶つことになる。「誰が山本さんを止めるのか?」が合い言葉となる中で、桜塚さんに付いていた貧乏神がついにその本性を露わにし、ハリケーンボンビーに変身。これで桜塚さんはほぼ身ぐるみをはがされる結果となり馬群に沈む結果となった。

 一方で地味に頑張っていたのがケンドーコバヤシさん。「男はホームランか三振でしょう!!」と威勢の良い発言が多かったが、プレイは実に地味で堅実。5年目の最後には一部の必要のないカードを売るなどし、さらに堅実なところを見せつけ、周りのプレーヤーからは「おきに行っている!」とツッコミが入るほど。

 結果、断トツに実力、運を併せ持ち中盤以降常にトップを走り続けた山本さんが優勝を決めた。ちなみに準優勝はケンドーコバヤシさん。番組において解説を行ない、同作品のキャラクターデザインを担当した土居孝幸氏は「逆転あり、地味なプレイありで面白かった。またやりたい」とコメント。試合後のインタビューにおいて、山本さんの勝因については「ボンビーが1回も付かなかったのが大きい」と皆が分析。さらに「最初の福袋で8枚のカードを引いたのもすごかった。不自然でしょ!」と半ばやっかみ半分のコメントも聞かれた。それだけ運も良かったと言うことで、運も実力の内ということだろうか。

 桜塚さんとケンドーコバヤシさんはゲームの魅力について「みんなで白熱できる。結果は最後までわからない。プレーヤーの性格が出る」と説明。山本さんは、優勝賞品のハワイペア旅行を両親にプレゼントすると言い、最後に「1人で100年とかCPU相手に本当にいっぱい練習した。去年優勝して今年も優勝できたことで、本当に(桃太郎電鉄が)好きと言うことがわかってもらえたと思う。来年も優勝したいです」とコメントし、締めくくった。


山本梓さん。ゲームでは、あずあず社長ケンドーコバヤシさん。ゲームでは、ばこやし社長桜塚やっくんさん。ゲームでもやっくん社長野生爆弾のお2人。年度ごとに交互にプレイ。ゲームではにくぐそ社長
解説を行なった、「桃太郎電鉄」のキャラクターデザインの土居孝幸氏。「逆転あり、地味なプレイありで面白かった。またやりたい」とコメント同じく決勝戦において解説を行なったハドソンの高橋名人。実は準決勝第1試合にも出場したのだが、桜塚やっくんの前に敗れ去った……ゲストのバッファロー吾郎のお2人。プレーヤーの芸人さんに向かってチャチャを入れる一幕も

山本梓さんは、実力もさることながら運もすごく、なるべくして勝者となった感じ。貧乏神が1度もとりつかなかったところも勝因としては大きい1番ゲームを盛り上げたケンドーコバヤシさんだが、その言動とは裏腹に地味で確実なプレイが特徴的。最後には不必要なカードを売るなどとにかく堅実ゲーム開始当初は1番最初に目的地に到着するなど大活躍だった桜塚やっくんさんだったが、途中で貧乏神がハリケーンボンビーに変身してしまったのが痛かった!!野生爆弾もなかなか良いところまで行ったのだが、微妙に運が悪かった印象が
ゲーム開始時に気合いを入れるゲーム参加者達。司会はガリットチュウ決勝戦は「いつもの桃鉄」モードの5年で行なわれた。ケンドーコバヤシさんがミスをしてサイコロを振ってしまい頭を抱える場面なども最初の目的地「青森」に1番最初に到着したのは桜塚やっくんさん。絶好調で手を上げて喜びを表現
徐々にゲームが緊迫してきて後半になるほどに参加メンバーも真剣さが高まってきたケンドーコバヤシさんがゲーム中盤で目的地に1番に到着して祝福されている場面優勝は中盤以降、圧倒的な強さを誇った山本梓さん。終盤は「だれが山本さんを止めるんだ?」が合い言葉となっていた
地味で堅実なプレイで準優勝となったケンドーコバヤシさん。自ら「性格が出ますね」とコメント2連覇達成と言うことで、「桃太郎電鉄」におけるその実力を天下に知らしめた山本梓さん優勝賞品は「ハワイペア旅行」。周りから「誰と行くのか?」の質問が浴びせかけられたが、「父と母にプレゼントする」と語った

(C)2009 HUDSON SOFT

(2009年 12月 8日)

[Reported by 船津稔]