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ソニー・インタラクティブエンタテインメント、新経営体制を発表
社長兼CEOに小寺 剛氏が就任、アンドリュー・ハウス氏が会長に
2017年10月3日 11:06
ソニーとソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は10月3日、SIE副社長である小寺 剛氏がSIE社長兼CEOに就任することを発表した。同社長兼グローバルCEOであるアンドリュー・ハウス氏は同社会長に就き、年内は円滑な経営体制移行につとめるという。
同時に、国内法人であるソニー・インタラクティブエンタテインメントについても代表取締役社長に小寺氏が就任し、ハウス氏は取締役会長に就く。小寺氏はSIEが担うゲーム&ネットワークサービス事業についてグローバルな経営責任を有し、ソニー社長兼CEOの平井一夫氏に直接レポートする。
今回のSIEの経営体制の変更に伴い、同日付でハウス氏はソニー執行役EVPを退任する。平井氏と本人のコメントによればSIEを離れ、新たな事業に取り組む模様だ。また、小寺氏のソニー執行役員ビジネスエグゼクティブの役職に変更はない。
平井一夫氏のコメント
アンドリュー・ハウスは、2011年に私からソニー・コンピュータエンタテインメントのCEOのバトンを引き継ぎ、プレイステーションビジネスを、ソニーの収益ドライバーの1つとなる事業に成長させてくれました。ハウスと私は、1995年から20年以上にわたりプレイステーションビジネスを一緒に育ててきた同志です。ハウスが、ソニーを卒業することについては複雑な思いもありますが、ハウスのこれまでの貢献に感謝すると共に友人として彼の今後の成功を祈っています。
小寺剛は、2013年からソニーのネットワークサービス事業を牽引し、その拡大に大きく貢献しました。小寺は海外経験が豊富で戦略的な思考に長け、強い信念とリーダーシップを持つ人物です。昨年からは、SIEの副社長として、SIE全体の商品・事業戦略も担当しています。ネットワークサービス事業の重要性がソニーグループ全体として益々高まっていく中、小寺が、ハウスが残した資産を活かし、プレイステーションプラットフォームの価値を更に向上させ、ゲーム&ネットワークサービス事業をより成長させてくれることを期待しています。
アンドリュー・ハウス氏のコメント
プレイステーションで最高のゲーム体験を提供することにより、世界中の何千万もの人々を魅了することができたこと、また、SIEを本格的なデジタルエンタテインメント企業へと創り上げることができたことを私は大変誇りに思っています。プレイステーションは、20年以上の長きにわたり私の人生を占めてきた大切な存在ですが、ビジネスが過去最高の成功を収めるまでに成長した今こそ、私自身が新しい挑戦に向けて足を踏み出すのにふさわしい時であると思っています。SIEを、働き甲斐のある素晴らしい場にしてくれた仲間たちとの友情は私の宝物です。
また、プレイステーションに対する世界中のファンやゲーマーの皆さんの変わらぬ熱い思いと支持に、心より感謝しています。小寺、そして小寺率いるSIEは、世界でもトップクラスの素晴らしいチームであり、プレイステーションの未来がこれからも輝き続けることを私は信じています。
小寺 剛氏のコメント
SIEの社長兼CEOという大役を拝命し身の引き締まる思いです。また、ハウスと平井が私に示してくれた信任に心より感謝します。これまでハウスが推し進めてきたプレイステーションブランドの確立と、ゲーム&ネットワークサービス事業の基盤を一層強固にし、プレイステーションプラットフォーム上で提供するエンタテインメントの価値をさらに高めることができるよう力を尽くしてまいります。
SIEの社員と共に、ビジネスパートナーの皆様との連携を一層強化し、またソニーグループの関係部門とも協力し、ユーザーの皆様にこれまで以上に楽しんでいただけるプレイステーションならではのインタラクティブエンタテインメント体験を提供してまいる所存です。
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