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変身を実現! 「実物大ユニコーンガンダム立像」、ついに正式稼動

多彩な演出で、見るもの全ての人を魅了する“ドラマ”を目撃せよ

9月24日稼動開始



 創通、バンダイナムコホールディングス、バンダイ、サンライズは9月24日より、ダイバーシティ東京 プラザのフェスティバル会場にて「実物大ユニコーンガンダム立像」の展示を開始する。前日となる9月23日、展示開始を記念し関係者やメディアを集めた「実物大ユニコーンガンダムスペシャルセレモニー」が開催された。

澤野弘之氏
Tielleさん
SUGIZOさん

 このイベントでは各社の代表者の挨拶と共に、アニメ「機動戦士ガンダムUC」の主人公バナージを演じた内山昇輝さん、「機動戦士ガンダムUC」の音楽を担当した澤野弘之氏、オープニングテーマ「Into the Sky」を歌ったTielleさん、ガンダムファンとして知られるギタリスト、ヴァイオリニストのSUGIZOさんが登壇した。

 モチーフとなったユニコーンガンダムは、第2次ネオ・ジオン抗争、いわゆる「シャアの反乱」の後に作られた試作モビルスーツ。特殊構造材“サイコフレーム”で駆動式内骨格骨格・ムーバルフレームの全てを構築しているのが最大の特徴。ニュータイプや強化人間を察知すると「NTD」というシステムが発動、能力をセーブした通常状態「ユニコーンモード」から、リミッターを解除し、ニュータイプを殲滅する「デストロイモード」に“変身”する。

 「実物大ユニコーンガンダム立像」は、今年の3月に展示終了となった「実物大ガンダム立像」に代わる新たなお台場の、そして日本のアニメ・ホビー産業のモニュメントとして、日本内外の人々へその存在、そしてそれを成し遂げた日本の文化・技術をアピールしていく。全長19.7m、重量49tのボディに脅威の“変身システム”を内蔵。アニメのユニコーンガンダム同様、ユニコーンモードからデストロイモードへ変わるのだ。

 今回のイベントでは内山さんの声と共に変身が行なわれた。立像は可能な限り劇中の変身システムを再現している。膝、肩、胸の装甲板が稼動し発光部位が露出、その他の発光部位もサイコフレームのように光り輝く。特に頭部の変形はダイナミックで、マスク部分が回転し、ブレードアンテナが展開、デストロイドモードへ変わる。

 澤野氏は新たに実物大ユニコーンガンダム立像のためのテーマ「Cage」を作曲、セレモニーではTielleさんがヴォーカルを務め、「Into the Sky」、「Cage」、さらにSUGIZOさんとのセッションによるスペシャルメドレーが演奏され、セレモニーを大きく盛り上げた。

【変身】
ユニコーンモードからデストロイドモードへの変身。サイコフレームの輝きが変身の印象を強烈にする
立像の足下でのスペシャルメドレー

 9月24日から「実物大ユニコーンガンダム立像」は一般公開される。通常はユンコーンモードだが、昼の11時、13時、15時、17時は約1分の“変身”を見ることができる。そして19時30分から21時30分までは30分ごとに3つの「夜間演出」が実施される事が発表された。

ユニコーンモードでも白くフレームを光らせることで、ユニコーンの活躍を演出
サイコフレームが緑に輝く覚醒状態

 演出1は「機動戦士ガンダムUC RE:MIX0096」。その名の通りアニメの名場面をつなぎ合わせた構成となっている。「機動戦士ガンダムUC Special MOVIE“Cage”Sawakno Hiroyuki[]nZk」:Title」はテーマソング「Cage」とビデオクリップにあわせた構成。そして「翔べ! ガンダム2017」は「機動戦士ガンダム」のテーマソングと名場面に合わせた演出だ。

 驚かされたのはその演出の多彩さだ。変身を劇中のようにゆっくり展開させるだけでなく、曲の途中で姿を変えておいてサイコフレームの発光でいつの間にか変身した姿をアピールする。変身から戻したり急な変化を印象づけたいときにはユニコーンに照明を当てないことで変身していることを気づかないように工夫している。また、クシャトリアと対決しているシーンでは緑の光を、シナンジュと戦うシーンは赤のライトで立像を照らし出すことで対決を印象づけている。

 そしてサイコフレームの発光である。立像は強度などの関係もあり一部のサイコフレームはユニコーンモードでも露出しているのだが、このサイコフレームを白く発光させることで装甲に覆われたユニコーンとして見せている。もちろんサイコフレームは赤だけでなく“覚醒状態”の緑の光も可能。さらに虹色のような輝きを色に混ぜることもできる。光のパターンも強弱だけでなく、足から頭までリレーのように点灯させたりもできる。ビルの壁面に映された映像と合わせて様々な見せ方がされ、誰もがその凝った演出に驚かされるだろう。

 残念ながら現時点ではwebメディアでの動画の公開は禁止ということで、動画でお見せできないが、ネットでの映像を見るよりも、ぜひ会場に足を運んで欲しい。筆者同様、その演出は必ず驚かされるだろう。日本が誇る新名所の誕生である。しばらくは混雑が予想されると思うが、ぜひ「夜の演出」を見て欲しい。

【多彩な演出】
ビル壁面の映像に合わせ立像は多彩な表情を見せる。像に当てた光も含め多彩な場面を可能にする上、サイコフレームは様々な光の色、エフェクト、光るパターンなど、光らせ方も非常に多彩だ
セレモニーの前にも撮影してみた。印象が大きく異なる