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「World of Warships」、戦艦紀伊のコラボアーティストに小林誠氏を起用
戦艦武蔵の年内リリースも予告
2017年9月21日 20:08
ウォーゲーミングジャパンは東京ゲームショウ初日の9月21日、「World of Warships」のプレスカンファレンスを開催し、アーティストシグネチャシリーズ第1弾として、Tier VIIIプレミアム艦 戦艦紀伊の特殊迷彩をメカニックデザイナー小林誠氏が担当することを明らかにした。9月22日発売予定で、塗装は永久迷彩仕様となっている。
発表を行なったのは、「World of Warships」APACプロデューサーの柳沼恒史氏と、ミリタリーアドバイザーの宮永忠将氏。宮永氏は今回のコラボの仕掛け人のひとりで、宮永氏は、小林氏の大ファンということで、情熱的な喋りで、いかに小林氏が偉大なデザイナーかをアピールし続けていたのが印象的だった。
簡単にまとめると、小林氏は、3Dの分野と2Dの分野を行き来しながら活動している奇特な才能を備えたメカニックデザイナー。代表作は「機動戦士Zガンダム」、「機動戦しZZガンダム」のモビルスーツのデザインで、ジ・O、ガザC、マラサイ、バウンド・ドック、ZZガンダムなど、マッシブなデザインを得意とする。宮永氏によれば「ガンダムファンには神様のような人」だという。
こうしたロボットのみならず、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のDVDのパッケージイラストでの宇宙戦艦ヤマトのイラストや、模型雑誌スケールアビエーションで、SF設定の戦艦なども描いており、「WoWS」との親和性が高いことから今回依頼する運びになったということだ。
公開されたイラストは、なんと戦艦が空を飛んでいる驚きの内容で、船体に紀伊という漢字と共に、般若心経が描かれている。デザインコンセプトは唐代の詩人李白の詩で、その詩情をデザインに取り入れているという。
採用している艦船は、初登場となるTier VIIIプレミアム艦 紀伊で、Tier帯からもわかるように、大和の後継艦ではなく、ワシントン条約で建造中止となった紀伊型戦艦のそれが採用されており、金剛級のスピードと、長門の破壊力を併せ持つ艦ということで、レンジファインダーなどのデザインを多少調整し、対空性能の高い戦艦というデザインになっているという。
このアーティストシグネチャシリーズは今後も継続していく予定で、すでに第2弾も計画中だという。第2弾は日本以外のツリーでコラボする予定としている。
続いて公開されたスライドには写真が3点。戦艦好きなら誰でも知っている武蔵の写真だ。宮永氏は「日本の宝、日本の至宝、これはタケゾウさんですよね?」と茶化し、柳沼氏は「情報は何もないがTGSに何かニュースを持ってきたいと思った。年内になんとか出したいと思っている」とコメントし、性能については「大和と同じというのはおもしろくないと思っている。Tier Xは避けたい」とTierを落としての実装になる可能性をほのめかした。
東京ゲームショウでは柳沼氏へのインタビューも予定しているのでさらに掘り下げて話を聞いてくるつもりなので続報をどうぞお楽しみに。