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【PSカンファレンス】日本でのカンファレンスらしく国内タイトルが勢揃い、2018年1月は発売ラッシュ

開催日:9月19日

場所:品川インターシティホール

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(SIEJA)は、東京ゲームショウの直前に開催する恒例の発表会「2017 PlayStation Press Conference in Japan」を9月19日に開催した。

 今回のカンファレンスでは予想外なビッグサプライズというものこそはなかったかもしれないが、日本でのカンファレンスらしく国内向けなタイトルの充実がしっかりとアピールされていたのが印象的だ。日本のユーザーにソフトラインナップの層の厚さとバラエティ感をアピールしたカンファレンスとなっていたと思える。

 発表された各ゲームタイトルについては個別に別記事にて紹介しているのでそちらをご覧頂くとして、本稿ではそれらラインナップの中でも注目度の高いものを紹介していこう。

プレイステーション4 ――国内タイトルの発売日が続々決定!来年1月は発売ラッシュの様相

 カンファレンスで紹介されたプレイステーション4用のラインナップは、ビッグタイトルの「モンスターハンター:ワールド」をはじめ、「二ノ国II」、「真・三國無双8」、「アイドルマスター ステラステージ」、「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」といった、国内メーカーによるタイトルが紹介されていき、続々と発売日を発表していったのが印象的。特に年明けの1月に発売されるタイトルが多く、その密集具合に驚くほど。

 一方で、クアンティック・ドリームの最新作「Detroit Become Human」や、ロックスターゲームズの「レッド・デッド・リデンプション2」、さらに「コール オブ デューティ ワールドウォーII リミテッドエディション」など、海外スタジオの大型タイトルも紹介しており、PSプラットフォームならではの幅広さも、しっかりとアピールしていた印象だ。

「モンスターハンター:ワールド」

 今回のカンファレンスで最も大きく扱われたのはやはり、この「モンスターハンター:ワールド」だ。プロデューサーの辻本良三氏が登壇し、作品を象徴するパッケージモンスター「ネルギガンテ」を紹介。さらに発売日が2018年1月26日に決定したことも発表した。この発売日には場内からも「早い……!」という驚き混じりな声がチラホラと聞こえてきた。

 また、本作をモチーフにしたオリジナルデザインの施されている数量限定PS4 Pro「PS4 Pro MONSTER HUNTER WORLD LIOLAEUS EDITION」も発売される。そちらについて詳しくは、こちらの記事を参照頂きたい。

発売日が2018年1月26日に決定! 特典満載のデジタルデラックス版や、今作の代表モンスターである「ネルギガンテ」のフィギュアも同梱されるコレクターズパッケージ、さらに予約/早期購入の特典も公開された

「LEFT ALIVE」

 未発表の完全新規タイトルという意味では、この「LEFT ALIVE」がこの日1番だろう。キャラクターデザインは小島プロダクションの新川洋司氏、プロデューサーはスクウェア・エニックスの橋本真司氏、ディレクターはフロム・ソフトウェアで「アーマードコア」シリーズを手がけ、現在スクウェア・エニックスに所属する鍋島俊文氏が担当するということで、異色な組み合わせとなっている。

 この日はタイトルと制作陣が発表されたのみ。どんなゲームになるのかは全くわからない状態だが、東京ゲームショウ2017のスクウェア・エニックスブースにて本作の内容に迫る開発者によるスペシャルステージが行なわれるという。そこで明かされる情報に注目だ。

「二ノ国II レヴァナントキングダム」

 レベルファイブ×百瀬義行氏×久石譲氏による「二ノ国」シリーズ最新作、プレイステーション 4/PC用ファンタジーRPG「二ノ国II レヴァナントキングダム」。こちらの発売日が2018年1月19日に決定! この日に公開されたPVではハイクオリティなイベントシーンの数々に加え、バトルシーンなども紹介されている。

「アイドルマスター ステラステージ」

 「アイドルマスター」シリーズの最新作が発表された。タイトルは「アイドルマスター ステラステージ」、PS4用タイトルで、発売は12月21日を予定している。公開されたPVでは、幻と言われたライブ「ステラステージ」を目指して「765プロ」のメンバーをプロデュースしていくというプロローグ、そして天海春香との会話シーンが登場していた。

 なお、本作について詳しくは9月19日22時よりニコニコ生放送にて配信される「ステラチャンネル」にて公開される。

「Detroit Become Human」

 「BEYOND: Two Souls」や「HEAVY RAIN -心の軋むとき-」などのアドベンチャーを制作してきたことで知られるクアンティック・ドリームの最新作「Detroit Become Human」。カンファレンスではこの発売時期が2018年上期になることが公開された。

 また、公開されたPVでは、本編の制作と同時に日本語ローカライズが進んでいることが確認できるものになっているのも注目のポイントだ。

「ドラゴンズクラウン・プロ」

 かつて好評を博したヴァニラウェア制作の2DアクションRPG「ドラゴンズクラウン」がさらにパワーアップしてPS4に登場する。PS4 Proでプレイすると4K画質で楽しめるほか、楽曲は全て生オーケストラでの新録。英語版のボイスなども収録しており、PS3/PS Vitaとのクロスプレイも可能。決定版と言えるエディションとなっている。発売は2018年1月25日を予定。

「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」

「十三騎兵防衛圏」

「とある魔術の電脳戦記(バーチャロン)」

「ディシディアファイナルファンタジーNT」

「ワンダと巨像」

PlayStation VR-「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS」、「A列車で行こう Exp.」と意外性のあるタイトルが登場

 カメラ同梱本体の約5.000円値下げも発表されたPS VR。今回のカンファレンスでは今後に発売される予定のPS VR向け新規タイトルもいくつか発表されたが、そのなかでもコナミデジタルエンタテインメントの「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS」は会場から大きな驚きの声があがっていた。

 また、「A列車で行こう Exp.」がPS VR対応タイトルとして発表されるなど、今回のカンファレンスの中でもPS VR向けの展開には意外性があったのが印象的だ。

「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS」

 この日の会場で最も歓声のあがったタイトルがこの「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS」。PS2、そしてPS3用に登場してきた「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」だが、今作ではPS VRでのプレイが可能なほか、全てのテクスチャを4K解像度に対応。また、サウンドも次世代サラウンドフォーマットに準拠したリマスタリングを行ない立体音響で楽しめる。

「A列車で行こう Exp.」

 約16年ぶりにプレイステーションプラットフォームで「A列車で行こう」が登場する。PS4「A列車で行こう Exp.」はPS VRに対応しており、「VR 鉄道模型モード」ではNゲージやHOゲージといった鉄道模型の世界を体感できるという。

PS4×スマートフォンでプレイする「Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―」

 ちょっと変わり種のアプローチが、この「PlayLink(仮称)」シリーズ。スマートフォンやタブレットをコントローラーにしてプレイするというもので、その第1弾がこの「Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間―」となっている。

 本作は「Until Dawn ―惨劇の山荘―」の開発チームが手掛けるサスペンスドラマなのだが、プレ-ヤーはそれぞれスマートフォンやタブレットを持ち寄って、物語の展開を投票しながらプレイしていく。インタラクティブに楽しむドラマというところだ。なお、物語の事件の解決を目指すストーリーモードの他、物語の主導権を握って点数を競い合う対戦モードも楽しめるという