ニュース
新モード「WAR」も搭載! 「CoD:WWII」先行βテスト体験レポート
細かいカスタマイズでプレイスタイルを追求、激戦を戦い抜け
2017年8月28日 13:03
ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア(海外パブリッシャーはACTIVISIONで、開発はSledgehammer Games)は、プレイステーション 4において、FPS「コール オブ デューティ ワールドウォーII(以下、「CoD:WWII」の先行βテストを開催している。テストは日本時間の8月29日深夜2時まで行なわれ、さらに9月2日の2時から9月5日の2時まで開催される。まだ参加可能なので、興味のある方はぜひ参加して欲しい。
先行βテストではマルチプレイを体験できる。本稿では先行βテストで体験できた感触、ゲームモードや成長要素など基本的な要素を紹介していきたい。「CoD」シリーズは日本でも人気が高く、プレーヤーの多いタイトルである。今作はその名の通り“第2次世界大戦”を扱っており、シリーズの原点と言える作品となっている。その世界観と、シリーズに共通するスピーディで、激しい戦いが今回の大きな魅力だ。
戦線を押し上げ、陣地を確保せよ! 新モード「WAR」など多彩なゲームモード
「CoD:WWII」の先行βテストでは世界中のプレーヤーが参加し激しい戦いを繰り広げている。体験できるゲームモードは5つ。基本的な対戦である「TEAM DEATHMATCH」、陣地を取り合う「DOMINATION」、ポイントを奪取する「HARDPOINT」、様々なルールで対戦できる「MOSH PIT」、そして今回の大きな目玉となる「WAR」である。
βテストはモードによってはすぐにプレーヤーの枠が埋まりスムーズに対戦できたが、そこには偏りがあったようで、「HARDPOINT」と「MOSH PIT」は数分待っても対戦プレーヤーが集まらなかった。そこで今回は3つのモードを体験した。
その中でも特に興味深いのが「WAR」だ。その名の通り“戦争”を体験できるモードで、プレーヤーは連合軍と枢軸軍にわかれて戦っていく。今回体験できた「Operation Breakout」では、枢軸軍が支配している陣地を連合軍が攻略して行くという内容になっている。連合軍側には攻撃目標が、枢軸軍側には防御目標が提示され、連合国側が何とか枢軸軍の防御を突破し、前線を押し上げていくことでゲームが進んでいく、という内容になっている。
連合軍は「司令部を制圧せよ」、「橋を架けろ」、「戦車に随伴して前進せよ」と、前線が進むごとに目標が変わっていく。特に橋を架ける場合は、狙撃兵がこちらを狙っている中で匍匐前進して橋までたどり着き作業を進めるというところがとても楽しい。仲間は援護射撃をしたり、スモークグレネードを使ったりと連携が求められる。
一方の枢軸軍は防御側なので有利だ。その分リスポーンに時間がかかるといったハンデがある。しゃにむに突っ込んでくる連合軍をいかに防ぐか、マップは様々なルートがありカバーしきれないし、何よりドンドン進んでくる連合軍に強いプレッシャーを感じる。その分敗色が濃くなると抜けてしまうプレーヤーが多く、枢軸と連合が入れ替わる2ターン目でほとんど逆転できないのはちょっと残念だった。他のシチュエーションも楽しみな、期待が大きいモードである。
「TEAM DEATHMATCH」、「DOMINATION」はメジャーなゲームモードであるが、そのスピーディさには驚かされた。本作は移動速度が速く、数発で倒されるので、のんびりスコープをのぞいているとあっという間に突っ込まれて倒されてしまう。うまいプレーヤーはエイムが早いだけでなく射撃ポイントの確保がうまい。どこで待ち伏せれば敵がくるのか、物陰に隠れた射撃が得意だ。筆者は正直うまくないのに熱くなりやすいので、突っ込みまくり、倒されまくってかなり凹んでしまった。
それでもプレイを続けていくことで徐々に敵を倒せるようになっていく。「ここは射程の長い武器を持っていた方が有利かな」、「このポイントはここからなら裏がとれるぞ」等々、マップに対しての理解も深まる。それでも熱心なプレーヤーには全然かなわないが……。長く続くシリーズなだけにうまいプレーヤーが多い気もするが、本作は豊富な成長要素、カスタマイズ要素で自分のプレイを追求できるところも大きな魅力だ。
特性や武器のアタッチメントなど、やり込むほど先鋭化できるプレイスタイル
「CoD:WWII」のマルチプレイキャラクターには豊富なカスタマイズ要素が用意されている。プレイを進めることでプレーヤーランクが上がり、「アンロックトークン」を使用することで様々な要素をアンロックできる。
プレーヤーキャラクターである兵士には「師団」というキャラクタークラスがある。基本となる「歩兵」は、メインウェポンのアタッチメントが追加されたり、マガジンの追加など総合的な戦闘力が上がっていく。「空挺」はダッシュ能力に優れる。「機甲」は防御力の増加、「山岳」はスナイパー能力、隠密能力に長けている。「派遣」は焼夷型ショットガンを装備、武器も多く持ち歩けるようになる。
「基礎トレーニング」は、ミニマップの範囲が広がる「ルックアウト」や、ダッシュ中に銃が撃てる「ガンスリンガー」など様々な特性が追加でき、師団と合わせることでより深くプレイスタイルを追求できるだろう。さらにライフル、サブマシンガンなどのメインウェポンは拡張マガジンやスコープなど使い込むごとにアンロックできる装備が増えてくる。これらの要素を組み合わせて、自分なりの戦い方を先鋭化していくのだ。
プレイの合間には優秀なプレーヤーの戦いがピックアップされるのだが、そこではサブマシンガンのプレーヤーが多い。短時間で連続して敵を倒すには装弾数が多く、弾をばらまけるサブマシンガンは強い。筆者自身もサブマシンガンが好きだ。しかしマップによっては遠距離で戦えるライフルが欲しくなるし、スナイパーライフルは代わらず人気が高い。ショットガンは特に「派遣」が使う焼夷型ショットガンがスゴイ。かするだけで火がつくので、逃げ切れない。接近戦に割り切ったショットガンに特化するという思いきったプレイスタイルは憧れてしまう。このように、プレイしていくことで自分の求めるスタイルが見えてくるだろう。
正直なところ、「みんなうまいなあ」というところが率直な感想だ。それだけコアプレーヤーの人気が高いのかもしれないが、待ち伏せポイントの確保や、パーティを組んでの連携で動くプレーヤーなど熱心なプレーヤーが目立つ。初心者にはちょっときつい戦場だが、戦い続ければコツが見えてくる。特に目的がはっきりしている「WAR」と、陣地を取ることで貢献できる「DOMINATION」はオススメである。
2回目となる9月2日の2時から9月5日の2時までのテストではどのような要素が追加されるかも楽しみだ。今回のテストも29日の午前2時まで開催されているので、まだ参加できる。ぜひ飛び込んで欲しい。
©2017 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, and CALL OF DUTY WWII are trademarks of Activision Publishing, Inc. All other trademarks and trade names are the properties of their respective owners.