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元タカラジェンヌが歌うお手軽リズムアクション「レジェンヌ」、配信日が決定!
体験会でプロデューサーと声優さんにインタビュー
2017年8月24日 18:00
DMMは、8月31日にAndroid/iOS用リズムアクションゲーム「レジェンヌ」を配信する。
配信開始に先駆けて開催された体験会に参加し、「レジェンヌ」を一足先にプレイすることができたので、その内容をレポートしよう。
ゲームは、誰もがすぐに遊べるリズムアクションを採用
「レジェンヌ」は、画面左にあるリズムボタンと右にある3色の星形ボタンをリズムに合わせてタップまたはホールドし、キャラクターの公演終了まで上手に操作していくリズムアクションゲームで、彼女たちを囲む世界観が細かく作られているのも特徴だ。まずは、本作のストーリーを紹介しよう。
ある日突然耳と尾が生え、動物の特性に目覚める者、“ビースター”。その発生から10数年が経過し、日本でもビースター能力を持つ者は各分野に進出。エンターテインメント分野でも、その力を活かしたさまざまな動きが生まれていた。そんな中、ビースターの女性のみで構成されたパフォーマンス団体“シルク・ド・レスパス”は、設立から初の本公演を控えていた。物語はここから始まる。公演を通じ、ひとりひとりが自身の能力を高め、孤高のスターを目指してゆく。合い言葉は“Be a Star!”
プレーヤーは登場する8キャラクターを、時にはトレーニングで、ある時は素敵な衣装でドレスアップさせて各種パラメータを伸ばし、公演に臨む。公演には、公演チケットを消費する「定期公演」と、チケットの消費ナシでプレイ可能な「公開リハーサル」のほか、特別な衣装が入手できる「期間限定イベント」から選択が可能だ。
ゲーム開始前に楽曲の難易度とシンガー、パフォーマーを選ぶのだが、リハーサルではインストゥルメンタルのみでのプレイで歌が入らないため、シンガーの設定がない。ある意味、カラオケだと思ってプレーヤーが歌いながらプレイすれば、なんの問題も無い……?
準備ができたところで公演を開始すると、画面をパフォーマーがオートで走り出す。以降、プレーヤーが操作を成功させるとパフォーマンスが派手になり、失敗すると地味になってしまう。こうして、曲を最後まで演奏すると1プレイが終了となるのだ。
「レジェンヌ」のウリは“簡単なアクション"、"元タカラジェンヌが歌う”、"キャラクターが魅せる派手なパフォーマンス”!
体験会には、プロデューサーの平田裕介氏も同席していた。感想を求められ、「誰でもプレイできる簡単なリズムアクションゲームですね」と答えたところ「通常のリズムアクションと違い、シビアなタイミングは要求していないので、キャラクターを動かす面白さや楽曲を聴いてもらう部分に注力している」と説明してくれた。
ターゲットとしているユーザーも「男性よりは女性」ということで、なるほどキャラクターが可愛らしく作られているのも頷ける。また「キャラクターが中心になっているので、タイミングを他のリズムゲームほどシビアには見ていない」とも解説してくれた。リズムゲームということで、ちょっと難しいかも……と、気になりつつも敬遠していたユーザーには嬉しい知らせだろう。
リズムアクションといえば収録されている曲数も気になるところだが、これは「最初は4曲ですが、登場する8キャラを演じる声優さんがそれぞれ歌っているので、合計32パターン」になるとのこと。同じ楽曲でも、歌う人が違えば聞こえ方も変わってくるので、同一曲を何度でも楽しめそうだ。さらに、「もちろん、曲は随時追加されていきます」ということでもあるので、最終的にはかなりの楽曲数に上ることが予想される。収録されている曲はすべてオリジナルというのも、リズムアクションゲームとしては珍しいだろう。
体験会には、幻芭(まほろば)ゆら役の上間江望さんと、布袋はつ飛役の柏山奈々美さんも同席していたので、曲収録時のエピソードも伺ってみた。上間さんは「他のキャラソンと違い、本作での楽曲収録時に求められたのは素のままの自分の個性なので新鮮でした」との感想で、柏山さんも「セリフより先にレコーディングしたのですが、ナチュラルに自分のクセなどを消さずに、自分らしく歌いました」と答えてくれた。2人共に、このような形での収録はこれまで無かったということで、物珍しくも楽しかったそうだ。
また、本作のウリの一つとして元タカラジェンヌが歌っているというトピックもあるが、これは平田さん曰く「わたしがとにかく大好きで、通常ならば男性プロデューサーがこの発想にいくことはないと思います。もちろん、わかる人にはわかるネタも大量に仕込んであるので楽しんでください」と、ネタの仕込み具合に関して自信たっぷりに語った。
テストプレイではパフォーマンスをほとんど見れず……ということで上間さんに見せてもらいました
ゲーム中のパフォーマンスも本作の特徴の1つということで、実際にゲームをプレイさせてもらった。リズムに合わせて左右にあるボタンをタップまたはホールドしていくのだが、途中で失敗することが何度かあり、ほとんどパフォーマンスを見ないままに終わってしまうというオチに。平田さんが笑顔で「実は、公演中にパフォーマーが走るルートには、分岐があるんですよ」と教えてくれた。
このタイプのゲームでの道中ルートは賑やかしの場合が多く、操作を失敗してもキャラクターが転ぶ程度のアクションがあるのみ、というのが一般的。ところが本作では、プレーヤーが分岐点で操作を失敗すると、演出が地味な下のルートへと降りて進んでしまうというのだ。反対に、分岐点にて操作を成功させれば、パフォーマンスが派手になる上部のルートへと進んでいくので、高得点を狙うならぜひ成功させ、よりパフォーマンスが発動できるルートへと進みたいところだ。
どのぐらい賑やかなのかが気になったので、プレイし慣れているであろう上間さんに、スーパープレイを見せてください! と無茶振りをしてみた。緊張すると言いながら、的確な操作で分岐点に到達。ここでリズム通りに操作できれば派手なルートへ行くのだが……平田さんからのプレッシャーか、はたまた隣で覗き込む柏山さんの視線が気になったのか、お約束のように失敗(笑)。
それでも、数カ所ある分岐のうち、失敗したのは2カ所のみと素晴らしいプレイを披露してくれた。確かに、上手にプレイできるようになればパフォーマンスが派手になるので、見ているだけでも面白いのは間違いないと感じた。もちろん、自らプレイしつつ操作を成功させてパフォーマンスがドンドン派手になっていく様を体験すると、その気持ちよさにヤミツキになることだろう。
配信はもう少しだけ先だが、リズムアクションゲームが好きな人だけでなく宝塚ファンの人、これまでとは一味違うリズムアクションゲームをプレイしたいという人にオススメしたい。
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