ニュース

モノビットエンジン、KDDIの“VRコミュニケーションサービス”に採用

特設ブースが「au SHINJUKU」など各地に期間限定で登場

6月3日より

 モノビットは、KDDIのモバイルネットワークを介した複数人参加型次世代コミュニケ―ション VRプロジェクト「VR appli(仮)」に、モノビットのリアルタイム通信エンジン「Monobit Unity Networking 2.0」及び、「VR Voice Chat 2.0」が採用されている事を発表した。

体験できるコンテンツイメージ

 コミュニケーション VR プロジェクト「VR appli(仮)」では、6月3日以降、モバイルネットワークを介して、複数人が同時に参加し、コミュニケーションが可能な新しいVRが体験できる特設ブースを、期間限定で設置していくというもの。「au SHINJUKU」、「au FUKUOKA」、「au NAGOYA」など様々な場所で展開予定となっている。

 来場者は自分の分身となるキャラクター設定をした上で、自分自身のVR空間となる「マイスペース」を入口に、目的にあわせてさまざまなVR空間を楽しめる。さらに複数人が参加できる「リンク(共有)スペース」として、そのVR空間に友人や知人などを誘うことで、会話や3Dアクションスタンプ (キャラクターのモーション)などによるコミュニケーションを楽しむことができる。スケジュールなどの詳細はau内の「複数人参加型次世代コミュニケ―ションVRの体験について」というページで確認して欲しい。

 「Monobit Unity Networking 2.0」や、「VR Voice Chat 2.0」は、モノビットがユーザーや企業の環境を考慮し、より使いやすさを考えて構築した「モノビットエンジン」のプログラム。これらを使うことでより容易に、VRにおいてのマルチプレイ、1つのVR空間を多人数で体験できる「VRMMO」といえる空間でのコミュニケーションが楽しめる。基本システムを構築しているのが“日本のメーカー”であるため、サポートが受けやすいところも利点だと言えるだろう。

 KDDIはモノビットのバックアップの元、2016年のゲームショーに「Linked-door loves Space Channel 5」を出展、ブース内で2人がVR空間を共有するというコンテンツを出展している。今回はこのシステムを発展させたものになりそうだ。今後の展開にも注目である。