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「World of Tanks」、TierXオーナー向けのエンドコンテンツ「ランク戦」実装へ
新通貨「ボンズ」を貯めて、拡張パーツの改良や搭乗員のスキルアップが可能に
2017年5月28日 23:50
Wargaming.netは、現在ロシアのモスクワにて開催している「World of Tanks」の世界大会「The Grand Finals」において、最新アップデート計画を発表し、来月に予定されている次期アップデート「アップデート9.19」において、ランク戦を実装することを明らかにした。
ランク戦は、「World of Tanks」において長年懸案とされてきたエンドコンテンツ。「World of Tanks」においてはエンドコンテンツのひとつとして、リーグ戦「Wargaming.net League(WGL)」への誘導が行なわれてきたが、競技的なプレイを望まないユーザーもいることから、新たなエンドコンテンツとして1人でも手軽に楽しめる「ランク戦」を導入する。
「ランク戦」は、使用戦車をTierXに限定し、対象ユーザーをTierX戦車を獲得したコアユーザーに限定し、更なる成長要素を提供する。ランク戦そのものは、TierX車輌専用という点を除けば、15対15のランダム戦(敵車両の殲滅もしくは敵陣地の占領)と同じで、大きく異なるのは、個々のバトル報酬以外に、1週間単位で集計される個人戦績の結果により、ランキングが上下したり、特別な報酬が得られるところ。
マッチメイクは専用のマッチメイカーとなり、ランク±1のユーザー同士でマッチメイクが組まれ、対戦相手が不足する場合は、ランク±2になるなど条件がやや緩和されるが、いずれにしても実力差の近い相手と対戦する、という「World of Tanks」では待望となるランクマッチが遂に実現される。
勝利チーム取得EXPトップ12、敗北チーム取得EXPトップ3に入ることで「シェブロン」が獲得でき、これを集めることでランクアップすることができる。なお、勝利チーム取得EXPトップ13~15にシェブロンは獲得できないが、敗北チーム取得EXPトップ4~15だったユーザーは逆にシェブロンを1つ失う。このシェブロンは高ランクになればなるほどランクアップに必要となる数は増えていく。
このランク戦はシーズン制になっており、1シーズンは4ステージ、1ステージ7日間で行なわれる。ランクは1から5まであり、シーズン毎にランクが設定され、最終的なランクにより報酬が決まる。
気になる報酬は、シルバーや消耗品、パーソナルリザーブといった従来の報酬に加えて「ボンズ(BONDS)」と呼ばれる新たな通貨が一定額付与される。このボンズは、現金やゴールドやシルバーでは購入できず、このランク戦を中心に、限られた手段でしか入手できないという
このボンズを集めることで、従来の拡張パーツより効果の大きい「改良型拡張パーツ」や、拡張パーツや搭乗員のパーク/スキルの効果を高めることができる「ディレクティブ」を購入することができる。つまり、TierX戦車の性能をさらに高めることができるというわけだ。
9.19の実装時期は、6月初週を予定、アジアは第2週目にずれ込む可能性もあるが、いずれにしても6月中旬までには全リージョンでランク戦をスタートさせるという。TierXを保有している「WoT」ファンは、参戦する車輌を決めた上で腕を磨いておきたいところだ。