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【JAEPO2017】伊藤桃さんも「電車でGO!!」――タイトーステージイベントに登場

初体験のあの走りを見せてくれました

2月10日~12日 開催

会場:幕張メッセ

 2月10日より12日の期間で開催されている「JAPAN AMUSEMET EXPO 2017」。タイトーブースでは現在開発中のアーケード版「電車でGO!!」のステージイベント、「電車でGO!!エクスプレス Vol.1」が開催された。会場には本作の開発担当である金田剛氏と、「電車でGO!!」鉄分80%を担当するという島田匠氏のほか、JR完乗経験のある鉄道マニアアイドルである伊藤桃さんが登場してのトークセッションを繰り広げた。

 今年は「電車でGO!!」シリーズにとっては重要な年。初めてアーケード版として登場してからちょうど20年になる。その最新作となる「電車でGO!!」だが、JR東日本の協力と監修を得ながら、よりリアルなものになるように路線、車両を作っていると金田氏。そしてスクウェア・エニックスのヴィジュアルワークス部にも協力してもらい、「本物か? やり過ぎなんじゃないか? と言われるくらいのものを作っている」と金田氏が語るなど、リアリティをとことんまで追求しているそうだ。「実写をそのまま再現するよりも、さらに絵作りとして美しいゲーム画面を目指している。夕日に輝くレールの光や、見て美しい絵作りを頑張って作っている」(島田氏)。「電車でGO!!」では、3枚のディスプレイに風景が映し出され、プレイすることになるのだが、これに加えて手元のタッチパネルに計器類を表示している。

左から金田氏、島田氏
「電車でGO!!」で見られる景色

 ここでゲストとして鉄道マニアアイドルの伊藤桃さんが登場。トークに加わった。伊藤さんは鉄道が大好きで、JR全線を完乗した経験を持つ。また、JRの中から85路線を選んで書籍にまとめたものもあるそうだ。金田さんはこの本を読んだそうで、表紙になっているのは高知の予讃線にある秘境駅「下灘駅」が載っているところが目を引いたとか。「鉄分120%というところがいいですね」と金田氏。

 JR完乗はゆるゆると乗っていたので8年くらいかかったという。特に好きな路線は「挙げるとしたら北海道の日髙本線」なんだとか。島田氏は「キハ40が走っているところですね。僕の地元の飯山線にも走っていて、僕の好きな車両の1つです」とコメント。

 鉄道のたびの魅力について聞かれて伊藤さんは、「たまたま最初から鉄道が好きだったのがある」としながら、「ゆらゆらと列車に乗って、車窓を見ながらゆっくりと時間を過ごすのがいい。在来線の旅が好きなので」と語る。「のんびりと車窓を見ながら、旅情があるところが好きですね」(伊藤さん)。

 「電車でGO!!」シリーズについては、ニンテンドーDS版の「山手線命名100周年記念 電車でGO! 特別編 ~復活!昭和の山手線~」のプレイ経験があるそうだ。

左から金田氏、伊藤さん、島田氏
伊藤さんが最近出した書籍を紹介

 最新作の「電車でGO!!」の筐体を見て「大きい!」と伊藤さん。その大きさについて「アーケード版なので、家庭用とは違う、ゲームセンターならではの遊びを提供しようとして考えた場合、結果大きくなった」と金田氏。島田氏は「本物をなるべく再現しよう、運転席を極力同じものを作ろうとした結果大きくなった」と語る。

 伊藤さんはさっそく筐体の中に。内部で1番こだわったのがマスコンだそうで、「こだわろうと思っているのでもっとリアルになる」(島田氏)。「囲まれている空間全体、右手でグリップを握ったり、前だけではなく左右からも囲まれている、“男の仕事場”という感じを大事にして作った」のだそうだ。

 なお、置かれている筐体だが、最初に作ったプロトタイプと、プロトタイプ2号機の2つが用意されている。右上の車両番号にどのバージョンなのかが書かれており、開発してから4番目の筐体なので「400」となっている。さらに改良を重ねているので、もう1つは「410」に変わっている。「量産されてからも番号が変わっていくので、気にしてみていただければと思っています」と島田氏。

 このほか、タイトーの「ネシカ」にも対応しているのだが、そのリーダーがプロトタイプでは筐体の入り口についているが、最新版では筐体内に設置されているという違いがある。

 警笛のペダルについても進化。コストを考えて本物とは形が違うものにしていたが、本物のペダルの形状を再現。「その代わりお値段がちょっとだけ(上がりました)」と金田氏。座ってプレイする椅子も、初期は樹脂製のものだったが、「私がこれを見たときに、あれは嫌だと言い切りまして」(金田氏)、本物と同じモケットでシートを再現することになった。「柔らかくて、座っていても疲れない」(島田氏)。

伊藤さんは筐体内部に乗り込むことに
車体番号でバージョンがわかる
プロトタイプの警笛ペダル
2号機では本物に近い形に
椅子も樹脂製のものだったが……
本物に近いモケット張りのシートに

 そして伊藤さんがテストプレイに入る。ミッションは「新人」と「熟練」の2つがあるが、まずは新人のミッションから。山手線の原宿-渋谷間をプレイする。制限速度に合わせるのに苦労する伊藤さん。「鉄道ですから安全運転は第一かなと。気にしてプレイする要素となっています」(金田氏)。

 そして渋谷駅構内に進入。「やばい過ぎそう過ぎそう」と伊藤さん。ブレーキを強めにかけるが、手前で停止。「意外と上手に止められましたね」と島田氏。評価はBとなった。「なかなかいいスコアなんじゃないですかね」(金田氏)。

新人のミッションをプレイ
出発進行!
制限速度の制御に苦しむ伊藤さん
そして駅構内に進入
マイナス188.8cmで停車
停車後に見られるリプレイはこれまでと同じ
ランクはBでクリア。初めてとしては結構いけている方か?

 Bよりも上に行くためにはどうしたらいいかという問いに対して島田氏は、「ほかのお客様や鉄道ファンに気配りをした運転をすると、さらに上のスコアが目指せるようになる」と語る。ここが本作のやりこみ要素だ。

 まずは陸橋の上で手を振っている鉄道ファン。これに警笛を鳴らすとポイント。そして下に車道が通っている鉄橋でも警笛を鳴らすと加点される。こうした経験を積むと熟練ミッションがプレイできるようになる。なお熟練では、正面の画面にスピードや残り距離の表示は出なくなる。手元のタッチパネルに表示される計器類だけを見てプレイするわけだ。こうしたデータはネシカを使って蓄積。そのデータを元に新しいミッションにチャレンジできるという仕組みだ。

赤丸で囲まれたのが、陸橋にいる鉄道ファン
鉄橋で警笛を鳴らしてもポイントに

 そしてこれらのポイントを踏まえて伊藤さんがリベンジ。扉が閉まるとタッチパネルに「戸閉め灯」が点灯するので、これをタッチすると加点になる。伊藤さんもすかさずタッチ。「『戸閉め灯ヨーシ』というかけ声とともにやると雰囲気が出ます」と金田氏。そして出発してすぐにある陸橋の鉄道ファンに警笛を送る。プラス150ポイントだ。そして鉄橋で警笛。プラス130ポイント。なおポイントの所には「☆」が表示されているのだが、これは適正なタイミングで操作をすると☆が3つになる。

 そしてまもなく渋谷駅ホームに。その手前に鉄橋があったのだが、それは気づかずスルーしてしまう伊藤さん。渋谷駅構内に進入。ちょっとブレーキをかけすぎて速度が落ちてしまった。「あーもうちょっと行け」と伊藤さん。最後は非常ブレーキをかけてしまった。結果としてBランクでのクリアとなったが、Sを取れている項目が1つ増えた。「次の区間もリベンジしたいです!」と伊藤さんの申し出により、渋谷-恵比寿間をプレイすることに。

戸閉め灯ヨーシ
陸橋の鉄道ファンに警笛
鉄橋で警笛
渋谷駅構内へ
ちょっと速度が落ちすぎてしまったようだが……
最後はブレーキをかけすぎて非常停車になり、マイナスポイント
リザルトは同じくBクリアだが、Sを取れている項目が増えた

 そして渋谷駅を11時28分に定発。戸閉め灯の確認を怠らない伊藤さん。最初は40km制限なので、ゆっくりと進む。ただし速度制限を下回ってしまうと定時に到着できないので、そのあたりのさじ加減が難しいところ。

 そして電車は恵比寿駅へ。途中で鉄橋を見つけて警笛を鳴らす。タイミングがちょっと早かったのか☆は1つ。恵比寿駅では停車のタイミングがちょっと早かった。376.6cmで停車。「あー難しいー」と伊藤さん。「思わずぼーっとしちゃいました」。Cランクでのクリアとなった。

次に渋谷-恵比寿間をプレイ。戸閉め灯もしっかりとチェック
速度制限を守って運行
鉄橋を見つけて警笛!
恵比寿駅構内へ進入
ちょっと早いタイミングでの停車に
駅間スコアはCランクに

 これまで若干きつめなコメントをしていた島田氏に、金田氏がプレイを要求。「やりますか」と熟練ミッションに挑むことになった。自前のネシカを使ってプレイだ。

 熟練ミッションのため難易度もかなり上がる。先ほど言われたように、正面にはなんの情報も示されない。その上、5分の遅延が発生していて、それを取り戻して運転することも要求されるという状況だ。「遅れて申し訳ありません」という車内のアナウンスも流れる。

 そして速度が変わるタイミングで速度計をタッチすると「速度計指差喚呼」としてポイントになる。さすが熟練している人は違う。そのあとも速度制限遵守や運転士の気配りもしっかりと取ってポイントを重ねていく島田氏。

 そして渋谷駅に進入。新人ミッションでは壁のようなイメージが出て停止位置がわかったのだが、熟練ミッションではそれらは一切出ず、標識を見て止まることになる。しかしそこは島田氏。遅延も取り戻しながら、なんとマイナス1cmで停車した。リザルトはSでのクリアだ。「ちょっと停止位置に集中しすぎました」と島田氏。

自前のネシカを持ち出してプレイする島田氏
14時50分発車。戸閉め灯の確認タイミングもぴったりで☆3
「速度計指差喚呼」でポイントを稼ぐ
「運転士の気配り」をするがちょっとタイミングがずれて☆1に
最後まで加点を続ける島田氏
停止位置はマイナス1cm
「運転士の気配り」はDだったが、堂々とSでクリア

 そして今度は渋谷-恵比寿間へ。「次は停止位置“ミリ”を」と金田氏が要求すると、「0cmで止めますよ」と島田氏。「運転士の気配り」の警笛、速度遵守で進行。なおゲームでは、乗客の数や天候によってブレーキのききが変わったりするそうだ。

 そして恵比寿駅に。ちょっと速度が速いか? 「あっ、あっあっ」と島田氏から声が漏れる。結果は79.2cmのオーバーに。金田氏は「だいぶつまらない結果になりましたね」と。

 しかし「すごいですね」と伊藤さん。これに加えて島田氏は「説明するタイミングがなかったのですが、鉄道カメラマンが途中にいて、ヘッドライトをロービームにする。そういう要素も含まれています」。

 まだまだ攻略要素がありそうな「電車でGO!!」。タイトーブースに訪れたら是非ともプレイしたいタイトルだ。

14時53分に渋谷駅を定発
危なげなく運転を続ける島田氏
しかしちょっとしたミスも……
電車は恵比寿駅に進入
ポイントもしっかり稼いで止まったようだが……
なんと79.2cmオーバーで停車
駅間スコアはAに
ただし総合はSのスコア