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「蒼き革命のヴァルキュリア」、最新情報公開

「五人の大罪人」の中の4人の物語を紹介

1月19日 発売予定

価格:
PS4版 7,990円(税別)
PS Vita版 6,990円(税別)
CEROレーティング:C(15歳以上対象)

 セガゲームスは、1月19日発売予定のプレイステーション 4/PlayStation Vita用死に抗うRPG「蒼き革命のヴァルキュリア」の最新情報を公開した。

 今回は、のちに「五人の大罪人」と呼ばれる若者たちのうち、主人公アムレート・グレンケアを除く4人の人物の情報や、それぞれの解放戦争までの10年の物語などが公開された。

4人の若者の物語を紹介

 「植民地支配からの解放」という大義名分を掲げ、国を戦争に駆り立て、勝利へと導いた5人の若者たち。しかし、彼らの本当の目的は、私怨のために復讐を果たすことにあった……。

 今回は、のちに「五人の大罪人」と呼ばれる若者たちのうち、「政治」、「経済」、「扇動」、「諜報」を担当した4人の人物、スレイマン、バジル、フリート、バイオレットと、彼らが復讐を決意するに至った経緯を紹介したい。

スレイマン・カーレンベルグ

開戦論で国家を動かした気鋭の若手議員
CV:神谷浩史

 後に「大罪人」と呼ばれる5人の中で政治を担当。己の無力さを悟り、復讐を誓った日に、手にすべき「力」を「権力」とした男。衆議院議員として国政を動かす存在となる。真面目で堅物、冷静かつ冴えた頭脳を持ち、物事を「数字」でとらえる節がある。帝国含む列強の圧力が合った際、真っ先に「戦争を起こす」ことを提案した。

【スレイマン・カーレンベルグ】

【スレイマン・カーレンベルグ「解放戦争」までの10年】

 クローディアス一派による孤児院襲撃後、衆議院議員であるエストロート・カーレンベルグに引き取られる。

 当時、切れ者として知られたエストロートだったが、スレイマンの並々ならぬ才能と野心を見抜き、早々に引退を決意。後継者として育て上げる。スレイマンが被選挙権年齢ギリギリの18歳のときに、持てるノウハウ、人脈、地盤、全てを引き継がせて、政界から身を引く。

 エストロートの後押しもあり、異例の若さで当選したスレイマンは、その後2年間でメキメキと頭角を現していく。その立場で得たクローディアス外遊の情報を元に暗殺計画を実行するも失敗。今のままでは復讐は果たせないと痛感する。より大きな力を求めたスレイマンは、有力貴族であり現役の大臣でもある貴族院議員ジェームズ・マドケインの娘ソフィアに近づき、婚約までこぎつける。マドケイン卿の後ろ盾を得たスレイマンは、政界においてより発言力を高めていく。

 そして、列強四国による経済封鎖が始まる。

バジル・サバンジュ

強引な手腕で経済界を席捲する咒工業社長
CV:梶裕貴

 後に「大罪人」と呼ばれる5人の中で経済を担当。己の無力さを悟り、復讐を誓った日に、手にすべき「力」を「財力」とした男。養父の経営していた「咒工業」の会社と工場を譲り受け、清濁併せ持ってその業績を伸ばし、王国の財界に深く入り込んでいった。復讐と戦争を資金面でバックアップする。陽気でやんちゃな性格だが、とても人懐っこく、いつの間にか相手の懐に入り込んでいる。

【バジル・サバンジュ】

【バジル・サバンジュ「解放戦争」までの10年】

 クローディアス一派による孤児院襲撃後、小さな咒工場経営者に引き取られる。

 「蒼き革命」から約10年が過ぎ、咒工業も軌道に乗り始めていたころであり、その工場で咒工業と経営のノウハウを学ぶ。養父母が老いていたこともあり、18歳という若さで早くして工場を引き継ぐと、町でくすぶっている若者などを積極的に雇い入れ、ある種のマフィア的ファミリーを作り、やや強引な手口で仕事を増やしていく(非合法な裏の仕事なども)。これはとにかく経験を積み、結果を出すことが最重要だと判断したためだった。ゆえに、品質にはとことんこだわり、技術力向上に投資は惜しまなかった。

 急速に成長していったバジルを疎む財界人も多かったが、硬軟取り混ぜた対応で黙らせていった。皇帝暗殺失敗後は、アムレートやバイオレットの口利きもあり軍需産業に進出。咒工業界の重鎮たちの圧力にも屈せず、軍からの信頼を得ていく(後に「A・V武器」の受注につながる)。

 そして、列強四国による経済封鎖が始まる。

フリート・エリクセン

人心を揺さぶる人気コラムニスト
CV:櫻井孝宏

 後に「大罪人」と呼ばれる4人の中の宣伝を担当。己の無力さを悟り、復讐を誓った日に、手にすべき「力」を「扇動」とした男。新聞記者を経て、王国で発言力のある識者(コメンテーター・コラムニスト)となる。理知的で物腰の柔らかい人柄も受け、彼の発言に大衆が動かされることもしばしば。その立場を利用して、世論を戦争に都合が良いように動かしている。

【フリート・エリクセン】

【フリート・エリクセン「解放戦争」までの10年】

 クローディアス一派による孤児院襲撃後、大学教授に引き取られる。

 養父母が放任主義(やや無関心気味)だったため、家にあった多くの本を読み漁る毎日だった(フリート的には幸せな日々)。そこでたくさんの知識を得ただけでなく、文字や言葉の持つ力を学ぶ。

 中等教育を終えた18歳のときに、新聞社「ギュゼルシェヒル」に入社。豊富な知識と語彙に裏打ちされ、独特のセンスと物語性を持ったフリートの記事は、社内外で評判となっていく。

 皇帝暗殺失敗後、惜しまれながら新聞社を退社し、フリーライターとなる。精力的な執筆活動により、その人気と発言力をどんどん高めていく。会社に縛られない自由な立場からの発言は、しばしば社会現象ともなった。

 そして、列強四国による経済封鎖が始まる。

バイオレット・サンド

男心を弄ぶ艶情の諜報局員
CV:沢城みゆき

 後に「大罪人」と呼ばれる5人の中で諜報を担当。己の無力さを悟り、復讐を誓った日に、手にすべき「力」を「情報」とした女。「大罪人」の紅一点にしてマドンナ的存在。その美貌や豊満な体、朗らかな性格など、女の武器を最大限に活かし、所属する軍情報部で諜報活動にいそしむ。手にした情報を「大罪人」に流したり、時には都合よく「嘘」を流したりもして、戦争を都合が良いように動かしている。

【バイオレット・サンド】

【バイオレット・サンド「解放戦争」までの10年】

 (孤児を引き取る程度には裕福な)ごく一般の家庭に引き取られる。

 そこでバイオレットは「素直で明るく聡明な少女」を演じ続け、養父母はもちろん、関わる全ての人に愛され生活する。そのほうが生活し易く、また自分を偽り、人を操る訓練になると考えたからだった。義務教育(前期中等教育)を終えた15歳のとき、軍人を目指すべく士官学校へと入学する。周囲には反対されたが、彼女の説得にほだされて、最後には応援することとなった。士官学校2年次のときに諜報の才を買われ、本人の希望もあり、そちらの養成コースに進む。

 卒業後、陸軍情報部へ配属(少尉)。身体を張った精力的な諜報活動により、その評価を高めていく。スレイマンがもたらした情報を元に皇帝暗殺計画の概要をまとめたのは彼女。しかし、失敗に終わる。

 その後も多くの顔と名前を使い分け、国に、大罪人たちに有益な情報を集め続ける。

 そして、列強四国による経済封鎖が始まる。

“復讐”の物語の始まり

「孤児院襲撃事件」

 ユトランド王国が引き起こした解放戦争から約10年前――。当時はいち小国でしかなかったルーシ王国の第二王位継承者・クローディアス王子は、かつての英雄や為政者たちがヴァルキュリアの祝福を受けていたという伝説を信じ、その元となる「契約の指輪」を求めた。

 クローディアスはヴァルキュリアについて徹底的に調べ上げ、ついにユトランド王国郊外のモルダにあるヴァルキュリア神殿に可能性を見出す。当時ルーシ王国とユトランド王国は同盟関係にあったため、視察と称してユトランドへ向かい、半ば強引にモルダの地を「占拠」。ヴァルキュリア神殿で望みの指輪を見つけたクローディアスは、ヴァルキュリアを召喚し「契約」を結ぶ。以降、ルーシの快進撃が始まったのだった。

 クローディアスらに不法占拠されたモルダには、小さな孤児院があった。しかし、「調査」の邪魔であったのか、孤児院は焼き払われ、そこで暮らしていた子供たちは殺され、美貌で知られる養母は連れ去られてしまった。生き残ったのは、このときたまたま遊びに出ていた5人の子供のみ。彼らは、クローディアスとこの一件に加担した4人の私兵に対し、復讐を誓った。

「復讐」と「解放」の戦争へ

 それから数年が経ち、それぞれに力をつけた5人の子供たちは、とある計画を実行に移す。それは、外遊に出ていたクローディアス皇帝の暗殺計画だった。実行犯であるアムレートが剣を振り下ろそうとしたそのとき、「伝説」――ヴァルキュリアが姿を現し、クローディアスを護った。その圧倒的な力の前にはなすすべもなく、アムレートたちは自分たちの力だけでは復讐を果たせないと痛感する。

 皇帝暗殺失敗から数年後、ルーシ帝国を中心とした列強4国によるユトランドへの経済封鎖が始まった。ユトランドが抵抗か服従かと揺れ動いている時勢を利用して、アムレートたちは国を開戦へと導く。暗殺失敗以降、帝都に篭ったままのクローディアスにたどり着き、また立ち塞がるであろうヴァルキュリアを打倒するためには、国を巻き込むしかない。そう思い定めてのことであった。

 一方、アムレートたちの思惑など知りもせず、国を思う一心から立ち上がったのがユトランド王国の王女、オフィーリアだった。自らもアムレートを隊長としたアンチ・ヴァルキュリア部隊「ヴァナルガンド」に加わり、戦場に立つオフィーリア。王家の誇りと「咒術師」の才能を持つ彼女だが、 17歳という若さと、初めて直面する戦争という現実の前にあって、ときに苦悩を見せるのだった。

登場人物を紹介

マリア・シュマイケル

「大罪人」が育った孤児院の養母
CV:井上喜久子

 慈愛と優しさで孤児たちを包み込む本作の重要人物。アムレートたちに「マリア先生」と母のように慕われていたが、当時皇太子だったクローディアスにさらわれてしまう。あふれる慈愛と優しさから、20歳の若さながら誰もが母性を感じる存在。常に自分よりも他を優先し、思いやることを口にする。家族を知らない孤児たちにとって、姉であり、母であり、初恋の人。

【マリア・シュマイケル】

孤児院襲撃事件に参加した仇敵「帝国四将」

【ギルーシュ・ベンケンドルフ】

CV:玄田哲章

 武勇と統率力を持ち合わせた将軍。クローディアスの乳兄弟にして、皇太子時代から仕える忠臣。武勇に優れ、統率力のある将軍。軍人らしい厳格な口調で話す。

【ギルーシュ・ベンケンドルフ】

【ヴィクトール・チマシェフ】

CV:谷昌樹

 皇帝を崇拝する知略に長けた切れ者で、クローディアスの皇帝即位、帝国の版図拡大の戦略を立てた智将。クローディアスに心酔しており、皇帝のためならばどんな犠牲も厭わない。

【ヴィクトール・チマシェフ】

【グスタフ・メクレンブルク】

CV:関俊彦

 海軍大臣を兼務する海軍のトップ。咒機運用に長けており、その能力を見込まれ、新設された海軍を任される。どこか軽薄で飄々とした人物で、それゆえに底が見えない。

【グスタフ・メクレンブルク】

【バルデュス・グリッペンベルク】

CV:野島健児

 優れた外交能力から陸軍中将と外務大臣を兼任している。「帝国四将」の中では最年少。陸軍でギルーシュを補佐する。対人スキルの高さを見込まれて、今回の南下政策を任され、軍管区もユトランドに隣接する区画に移転された。

【バルデュス・グリッペンベルク】
【スクリーンショット】
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